* 本ウェビナーは開催済みです。再開催のご要望があれば、お知らせください。
CMCリサーチウェビナー【ライブ配信】
開催日時:2022年8月25日(木)13:30~16:30
受 講 料:44,000円(税込) * 資料付
*メルマガ登録者 39,600円(税込)
*アカデミック価格 26,400円(税込)
パンフレット
※ 本セミナーは、当日ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
お申し込み前に、下記リンクから視聴環境をご確認ください。
→ https://zoom.us/test
★ アカデミック価格:学校教育法にて規定された国、地方公共団体および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。
★【メルマガ会員特典】2名以上同時申込かつ申込者全員メルマガ会員登録をしていただいた場合、1名あたりの参加費がメルマガ会員価格の半額となります。
★ お申込み後のキャンセルは基本的にお受けしておりません。ご都合により出席できなくなった場合は代理の方がご出席ください。
講 師
中島 清隆 氏
北海道大学 触媒科学研究所 触媒反応研究部門 教授
【講師経歴】
2001年3月 明治大学 理工学部 工業化学科卒業
2003年3月 東京工業大学大学院 総合理工学研究科 物質電子化学専攻 修士課程修了
2006年3月 東京工業大学大学院 総合理工学研究科 物質電子化学専攻 博士後期課程修了(博士(理学))
2006年4月-2007年3月 ㈱豊田中央研究所 客員研究員
2007年4月-2009年1月 東京工業大学 応用セラミック研究所 セラミックス機能部門 特任助教
2009年2月-2015年3月 同部門 助教
2012年10月-2016年3月 科学技術振興機構 さきがけ研究者(兼任)
2015年4月-2015年9月 北海道大学 触媒化学研究センター 准教授
2015年4月-2022年3月 北海道大学 触媒科学研究所 准教授
2022年4月-現在 北海道大学 触媒科学研究所 教授
【研究歴】
遷移金属酸化物や有機シリカを骨格成分としたメソポーラス他交代の合成と触媒材料としての応用スルホン化カーボンの合成と固体酸触媒としての応用、金属酸化物の酸塩基触媒作用、固体触媒を利用したバイオマス変換反応の構築
【所属学会】
日本化学会、触媒学会、石油学会、ゼオライト学会
【キーワード】
メソ多孔体、有機シリカ、固体酸、水中機能ルイス酸、バイオマス変換、フラン系バイオマスプラスチック原料の大量合成法、保護基の活用技術
セミナーの趣旨
再生可能な炭素資源の利活用は,次世代の持続可能な資源循環型社会を構築するための基盤となる.食料と競合しない非可食バイオマス資源を化学資源として利用する研究開発が盛んに進められているが,生産規模の小さな化学品への誘導化が成功しているだけで,二酸化炭素削減に寄与するようなバルクケミカル生産は確立していない.本セミナーでは講師が取り組んできた研究活動を基本とし,バイオマス変換反応により木質系バイオマスからバイオマスプラスチック原料を誘導する固体触媒反応を概説する。セミナーの後半では,生産規模の大きなフタル酸系ポリエステルの代替候補として注目されているフラン系モノマー合成の課題と今後の展望について紹介する.
セミナー対象者
再生可能資源としてのバイオマス利活用に興味がある研究者・技術者.有機化学,無機化学,触媒化学の基礎知識を有する方が望ましい.
セミナーで得られる知識
触媒法バイオマス変換により,木質系バイオマスから基幹化学品となるバイオマスプラスチック原料を生産するための要素技術を学ぶことができる.
プログラム
※ 適宜休憩が入ります。
1. 再生可能資源を利用した次世代化学品製造の概要
2. 化学資源として利用可能な草本系バイオマスとは?
3. 固体触媒を利用したリグノセルロースバイオマスの解重合
4. バイオマス由来糖類からのフラン類製造
5. 5-ヒドロキシメチルフルフラールの取り扱いの難しさ
6. 保護課技術を利用したフラン系ジオール,ジカルボン酸合成
7. 将来のフラン系モノマーの大規模生産へ向けた課題と展望