化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

 
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CMCリサーチウェビナー【ライブ配信】

       開催日時:2022年6月21日(火)13:30~16:30 
       受 講 料:44,000円(税込)  * 資料付
          *メルマガ登録者 39,600円(税込)
          *アカデミック価格 26,400円(税込)
         パンフレット

※ 本セミナーは、当日ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
 お申し込み前に、下記リンクから視聴環境をご確認ください。
   → https://zoom.us/test
 ★ アカデミック価格:学校教育法にて規定された国、地方公共団体および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。
 ★【メルマガ会員特典】2名以上同時申込かつ申込者全員メルマガ会員登録をしていただいた場合、1名あたりの参加費がメルマガ会員価格の半額となります。
 ★ お申込み後のキャンセルは基本的にお受けしておりません。ご都合により出席できなくなった場合は代理の方がご出席ください。

講 師

 橘 熊野 氏  群馬大学大学院 理工学府 准教授

【講師経歴】
 2004年3月 東京工業大学大学院 理工学研究科 博士後期課程 修了 博士(工学)
 2004年4月 和歌山県 工業技術センター 研究員
 2009年5月 独立行政法人 産業技術総合研究所 特別研究員
 2011年4月 群馬大学大学院 工学研究科 助教
 2019年3月 群馬大学大学院 理工学府 准教授 (現在に至る)
 その間 2010年11月 ミシガン州立大学(米国)客員研究員(兼務)、2013年10月 独立行政法人 科学技術振興機構 さきがけ研究者(兼務)、2015年8月 モンス大学(ベルギー)客員研究員(兼務)、2018年12月 群馬大学 食健康科学教育研究センター(兼務・現在に至る)

【専門分野】
 高分子化学、バイオマス材料、生分解性材料、超分子科学など

【研究内容】
 有機合成化学に立脚した新規環境調和型(バイオベース・生分解性・易リサイクル性)材料開発を実施

【所属学会】
 高分子学会・繊維学会・日本化学会・有機合成化学協会・アメリカ化学会

【著 書】
 1. 持続可能社会をつくるバイオプラスチック:バイオマス材料と生分解性機能の実用化と普及へ向けて (CSJカレントレビュー)、化学同人 ISBN:978-4759813944、(分担執筆)
 2. 食品包装産業を取り巻くマイクロプラスチック問題、シーエムシー・リサーチ、ISBN:978-4-904482-96-7(分担執筆)

セミナーの趣旨

 第二世代バイオマスとしてヘミセルロースとセルロースから製造されるフラン誘導体(フルフラール、ヒドロキシメチルフルフラール(HMF)など)が注目されている。フラン誘導体の中でもフルフラールは化学工業の資源として20世紀初頭から使用されてきたが、現在の用途は、潤滑剤の抽出溶剤、金属成形のバインダーのフラン樹脂に限定されている。一方、20世紀終盤からは、安価で豊富な非可食バイオマス資源であるフラン誘導体をバイオ燃料、汎用高分子のモノマー、および新規高分子に利用する研究が飛躍的に発展してきた。例えば、ポリ(エチレンフラノエート)(PEF)は、ポリ(エチレンテレフタレート)(PET)の代替品として注目され、社会実装が検討されている。本講演では、19世紀のフラン誘導体発見から20世紀初頭の汎用プラスチック原料としてのフラン誘導体利用、そして、現在のバイオマス由来の高分子原料としてのフラン誘導体の有用性を解説し、その将来展望を述べる。

セミナー対象者

 バイオマス由来材料(バイオベース材料)に興味を持つ技術者・大学での有機化学を学んだ技術者

セミナーで得られる知識

 バイオマスからの汎用プラスチック合成ルート・フラン誘導体に関する基礎的知見・フラン誘導体からの機能性材料開発

プログラム

      ※ 適宜休憩が入ります。

1 バイオマス資源
 1.1 バイオマス資源の問題点
 1.2 第2世代バイオマス資源としてのフラン誘導体
 1.3 フルフラールとヒドロキシメチルフルフラール(HMF)
  
2 汎用高分子モノマーへの変換
 2.1 ナイロン原料
 2.2 合成ゴム
 2.3 ジカルボン酸
 2.4 テレフタル酸合成
 2.5 ジオール
 2.6 その他
  
3 フラン環のDiels-Alder反応
 3.1 Diels-Alder反応と脱水反応
 3.2 テレフタル酸合成
  
4 機能性モノマーへの変換と重合
 4.1 レブリン酸
 4.2 オキサビシクロカルボン酸
  
5 含フラン環高分子
 5.1 フラン樹脂
 5.2 モノフラン含有高分子
 5.3 ビスフラン含有高分子
 5.4 ビフラン含有高分子
 5.5 フラン環の利用
  
6 まとめ
  

  
  

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