* 本ウェビナーは開催済みです。再開催のご要望があれば、お知らせください。
CMCリサーチウェビナー【ライブ配信】
開催日時:2022年12月22日(木)13:30~16:30
受 講 料:44,000円(税込) * 資料付
*メルマガ登録者 39,600円(税込)
*アカデミック価格 26,400円(税込)
パンフレット
※ 本セミナーは、当日ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
お申し込み前に、下記リンクから視聴環境をご確認ください。
→ https://zoom.us/test
★ アカデミック価格:学校教育法にて規定された国、地方公共団体および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。
★【メルマガ会員特典】2名以上同時申込かつ申込者全員メルマガ会員登録をしていただいた場合、1名あたりの参加費がメルマガ会員価格の半額となります。
★ お申込み後のキャンセルは基本的にお受けしておりません。ご都合により出席できなくなった場合は代理の方がご出席ください。
講 師
大塚 正人 氏
東海大学 医学部基礎医学系分子生命科学 遺伝子工学・ゲノム編集研究室 教授
【講師経歴】
【学 歴】
2000年3月 名古屋大学大学院 理学研究科 博士後期課程 生命理学専攻修了 博士(理学)
【職 歴】
2000年4月~ 東海大学 医学部 博士研究員
2003年4月~ 東海大学 医学部 特任助教(助手)
2008年7月~ 東海大学 総合医学研究所 特任助教
2009年4月~ 東海大学 総合医学研究所 特任講師
2010年4月~ 東海大学 医学部 講師
2014年4月~ 東海大学 医学部 准教授
2019年4月~ 東海大学 医学部 教授
【研究歴】
〜2003年:メダカ突然変異体の遺伝学的解析。
2003年〜:マウスを用いた遺伝子工学・発生工学的手法論の開発を主とした研究。
現在は、ゲノム編集法を応用した個体レベルでの遺伝子改変技術開発とその応用等。
【所属学会】
日本分子生物学会、日本実験動物学会、日本繁殖生物学会、日本ゲノム編集学会、International Society for Transgenic Technologies、American Society of Gene & Cell Therapy
セミナーの趣旨
遺伝子改変マウスは、基礎的な遺伝子機能解析やヒト疾患の動物モデルとして幅広い研究に活用されています。我々の研究グループでは、これまでに部位特異的組換え系やCRISPRゲノム編集系を用いて、簡便に且つ効率良く良質の遺伝子改変マウスを作製する独自の手法を開発してきました。本セミナーでは、部位特異的組換え系を利用して予め指定された遺伝子座位へDNA断片を挿入可能なTgマウス作製法(PITT法)、長鎖一本鎖DNAをドナーとして用いた高効率ノックイン法(Easi-CRISPR法)、体外での胚操作を経ずにゲノム編集動物を作製できる手法(i-GONAD法)、の3つの独自の手法を中心に、遺伝子改変マウス(動物)作製法の基礎的な知識やコンストラクト設計法、その応用や関連技術なども含めて紹介します。個体レベルでの遺伝子機能解析や疾患モデル動物作製等に興味のある方(自分自身で作製されたい方も含めて)などに参考となる情報を提供できればと思います。
セミナーで得られる知識
・遺伝子改変動物作製技術の基礎的な知識
・CRISPRゲノム編集技術でできることと課題
・ゲノム編集動物(疾患モデル動物等)の作製法に関する知識
・ゲノム編集技術の各分野への応用例
プログラム
※ 適宜休憩が入ります。
1.1 トランスジェニック技術
1.2 遺伝子ターゲティング法(遺伝子ノックアウトと遺伝子ノックイン)
1.3 部位特異的組換え技術(Cre-loxPなど)と応用
1.4 誘導的遺伝子発現
1.5 その他
2. PITT法(顕微注入法を介したターゲットトランスジェネシス)
2.1 従来法の欠点とPITT法/i-PITT法
2.2 試薬調製
2.3 顕微注入
2.4 各種条件検討の重要性
2.5 遺伝子型解析
2.6 PITT法の利点と欠点
2.7 その他
3. CRISPRゲノム編集技術
3.1 CRISPR-Cas9
3.2 DNA修復機構(NHEJとHDR)
3.3 各種CRISPRツールと手法(Cas9以外のツールや応用例)
3.4 その他
4. Easi-CRISPR法
4.1 CRISPRによるノックイン動物作製とEasi-CRISPR法
4.2 gRNAの設計
4.3 ドナーDNAの設計
4.4 ゲノム編集試薬の調製
4.5 遺伝子型解析
4.6 Easi-CRISPR法の応用
4.7 その他
5. i-GONAD法
5.1 マウス受精卵へのゲノム試薬試薬送達法
5.2 GONAD法/i-GONAD法の概要
5.3 ゲノム編集試薬の調製
5.4 i-GONAD法の手順の詳細
5.5 作製可能なマウスの種類と例
5.6 i-GONAD法の利点と課題
5.7 その他
6. まとめ