* 本ウェビナーは開催済みです。再開催のご要望があれば、お知らせください。
CMCリサーチウェビナー【ライブ配信】
開催日時:2022年4月26日(火)13:30~16:30
受 講 料:44,000円(税込) * 資料付
*メルマガ登録者 39,600円(税込)
*アカデミック価格 26,400円(税込)
パンフレット
※ 本セミナーは、当日ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
お申し込み前に、下記リンクから視聴環境をご確認ください。
→ https://zoom.us/test
★ アカデミック価格:学校教育法にて規定された国、地方公共団体および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。
★【メルマガ会員特典】2名以上同時申込かつ申込者全員メルマガ会員登録をしていただいた場合、1名あたりの参加費がメルマガ会員価格の半額となります。
★ お申込み後のキャンセルは基本的にお受けしておりません。ご都合により出席できなくなった場合は代理の方がご出席ください。
講 師
位地 正年 氏
環境・バイオ・プラスチックリサーチ 代表
( 元 日本電気㈱ 主席研究員、 筑波大学 連携大学院 教授 )
・ 1981年 東京工業大学大学院 修士課程 化学環境学専攻修了(2002年 同大学で博士(工学)取得)
・ 1981年~1990年:デンカ㈱ 中央研究所(電子部品実装用プラスチックの研究開発・実用化に従事)
・ 1990年~2017年:日本電気㈱ 中央研究所、研究マネージャー、研究部長、主席研究員を歴任(電子機器用プラスチックのリサイクル技術、脱ハロゲン難燃性プラスチック、バイオプラスチックの研究開発・実用化に従事)
・ 2014年~2017年:筑波大学 数理物質系 連携大学院 教授(兼務)
・ 2018年~2020年:筑波大学 藻類バイオマス・エネルギーシステム開発研究センター、主幹研究員(藻類バイオマスを利用したバイオプラスチックの研究に従事)
・ 2020年:環境・バイオ・プラスチックリサーチを設立し、代表に就任(プラスチックの環境対策・高機能化に関するコンサルテイングを実施中)東洋大学・神奈川大学 非常勤講師を兼務
【研 究】
プラスチックスの環境対策、特に、脱ハロゲンの難燃性プラスチックや耐久製品用の高機能バイオプラスチックの研究開発と実用化に従事
【所 属】
難燃材料研究会 理事、エコマテリアルフォーラム 運営委員
【受 賞】
文部科学大臣賞研究功績者表彰、環境賞、日経BP技術賞など10件
【書 籍】
著書(共著):41冊、技術論文:110報、学会発表・招待講演:164回
セミナーの趣旨
プラスチックスは、海洋汚染に加え、資源枯渇、温暖化などの環境問題が顕在化しており、この対策として、再生可能でCO2を固定化できる植物を原料にしたバイオプラスチックが重要となっています。
本講演では、まず、プラスチックスの環境問題の現状について述べ、そして、バイオプラスチックの基礎から応用まで解説します。すなわち、バイオプラスチックの開発・利用の歴史、世界や日本での利用と技術開発の動向、今後の生産予想、さらに、代表的な種類の構造と物性や利用上の課題について説明します。その後、本講師が日本電気㈱や筑波大学で取り組んだ、耐久製品用の高機能なバイオプラスチックの開発と製品適用の実例を紹介します。ここでは、差異化できる新材料の企画や、開発・製品適用のポイントを説明します。最後に、バイオプラスチックの今後の予想と目指すべき方向について述べます。
セミナー対象者
プラスチックや添加剤の製造、プラスチックの成形加工、製品へのプラスチックの適用に関わる、研究開発、生産、販売、製品企画の担当者
セミナーで得られる知識
・ バイオプラスチックの基礎から応用までの知識
・ バイオプラスチックの新企画、開発、実用化、製品適用のポイント
プログラム
※ 適宜休憩が入ります。
世界や日本での廃プラスチックの排出や海洋汚染等の現状と対策状況
2.バイオプラスチックの基礎から応用
2-1 開発・利用の歴史、特徴・メリットと現在の課題
2-2 日本や世界の生産状況と将来予想
2-3 各国での認証や規制の動向
2-4 主要な種類の説明(構造、物性、用途、実用上の課題など)
3.高機能バイオプラスチックの開発・製品適用の実例
3-1 新しいバイオプラスチックの企画、開発の狙い
3-2 ポリ乳酸複合材
・高植物成分率と難燃性等の高機能性の同時実現と電子機器への適用
・新機能として高伝熱性や形状記憶性の実現
3-3 セルロース系バイオプラスチック
・長鎖・短鎖付加の新構造による高植物成分率と強度・耐熱性の実現
・省エネルギー製造プロセスの開発
・新たな付加価値として、漆ブラック調の高装飾性の実現
・海洋分解性の実現
3-4 藻類利用バイオプラスチック
・藻類を利用したバイオプラスチックの開発・利用動向
・CO2排出量ゼロを実現する樹脂構造と製造プロセスの開発
4.今後の展望
バイオプラスチックの今後の予想と目指すべき方向
(バイオマス利用と海中分解性の両立、紙との共存、など)