* 本ウェビナーは開催済みです。再開催のご要望があれば、お知らせください。
CMCリサーチウェビナー【ライブ配信】
開催日時:2022年4月14日(木)13:00~16:30
受 講 料:44,000円(税込) * 資料付
*メルマガ登録者 39,600円(税込)
*アカデミック価格 26,400円(税込)
パンフレット
※ 本セミナーは、当日ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
お申し込み前に、下記リンクから視聴環境をご確認ください。
→ https://zoom.us/test
★ アカデミック価格:学校教育法にて規定された国、地方公共団体および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。
★【メルマガ会員特典】2名以上同時申込かつ申込者全員メルマガ会員登録をしていただいた場合、1名あたりの参加費がメルマガ会員価格の半額となります。
★ お申込み後のキャンセルは基本的にお受けしておりません。ご都合により出席できなくなった場合は代理の方がご出席ください。
講 師
松崎 典弥 氏 大阪大学大学院 工学研究科 教授
西出 香 氏 TNO Healthy Living部門 代表
【講師経歴】
松崎 典弥 氏:
平成15年9月:鹿児島大学大学院 理工学研究科 物質生産工学専攻 博士後期課程 短期修了 博士(工学)(鹿児島大学)
平成15年4月:日本学術振興会 特別研究員
平成16年1月:スウェーデン ルンド大学大学院 免疫工学専攻 客員研究員
平成17年4月:大阪大学大学院 工学研究科 応用化学専攻 特任助手(常勤)
平成18年8月:大阪大学大学院 工学研究科 応用化学専攻 助手
平成19年4月:大阪大学大学院 工学研究科 応用化学専攻 助教
平成20年10月:科学技術振興機構さきがけ「界面の構造と制御」領域研究者(兼任)
平成27年10月:大阪大学大学院 工学研究科 応用化学専攻 准教授
平成27年10月:科学技術振興機構さきがけ「統合1 細胞解析のための革新的技術基盤」領域研究者(兼任)
令和元年8月~現在:大阪大学大学院 工学研究科 応用化学専攻 教授
西出 香 氏:
2013年より日本でTNOのHealthy Living部門の代表を務める。食と健康の研究課題と応用開発事例を産学官に紹介、プロジェクト参加組織を誘致。
今回の本題 Personalised Nutrition & Health の他、ライフスタイルと食で健康を維持するプログラムを主軸に、肥満・二型糖尿病を改善する食生活、食物アレルギーと免疫機構、口腔微生物叢の臨床研究、脳腸相関と嗜好・食欲、心的外傷後ストレス障害の食事介入による緩和、デジタル・ヘルス、子供の発育・社会環境と心のケア、労働環境のイノベーションによる包括的社会の実現などをテーマに講演。
同時にWageningen University & Researchのリエゾンとして同研究機関の植物科学・施設園芸・アグロロボティクスなどの課題の紹介に携わる。
農林水産省「知の集積と活用の場」検討委員、文部科学省「デルファイ調査分科会」検討委員、内閣府「ムーンショット型農林水産研究開発事業」審査・評議委員を歴任、法政大学 Global MBA兼任講師。
ジャズに深く傾倒しピアノ演奏を続ける。
セミナーの趣旨
培養肉・3D バイオプリンターの研究を進める大阪大学大学院教授の松崎氏、オランダ TNOにおけるライフサイエンス関連の研究開発課題を紹介する西出氏の両名を講師とし、食品・健康業界の国際的な現状と未来予測、最先端技術を学びます。
セミナー対象者
次世代の食産業に関わる職種の方全般。
セミナーで得られる知識
培養肉に関する最先端動向、3Dバイオプリンター技術についての知識。
2050年に向けて食品業界が持つべき課題意識と日本企業の国際競争力強化。
オランダ内外で行われている食品業界の関心が高いイノベーション課題(概論)のコンソーシアムを事例紹介する。主なテーマは新規食品素材開発、食生活を含む健康的なライフスタイルの提案、資源効率などSDGsに向けた取り組み。
プログラム
※ 適宜休憩が入ります。
1. 培養肉を取り巻く世界の情勢
1.1 世界の食肉消費量の増大と効率の低い畜産業
1.2 畜産の環境への影響
1.3 培養肉のメリット、デメリット・課題
1.4 培養肉参入企業とその概況(海外・国内)
2. 細胞の培養と分化誘導
2.1 食肉をつくる各細胞
2.2 培養肉技術の現状と課題
2.3 血管・リンパ管網の構築を可能とする細胞集積法の考案
2.4 沈殿培養法:生体と同じコラーゲン密度を有する3次元組織の構築
2.5 各種ウシ細胞の培養
2.6 市場肉からの細胞回収と筋芽細胞への分化誘導は可能か
2.7 乳房再建技術の培養肉技術への応用可能性
3. 3Dバイオプリンターによる培養肉の構築
3.1 なぜ培養肉(あるいは人工臓器)作成に3Dプリンターが期待されているか?
3.2 バイオプリントによる3D組織体構築のステップ
3.3 既存の3Dバイオプリンターでできること、できないこと
3.4 現在の3Dバイオプリンター製造企業
3.5 3Dバイオプリンターの現状と課題
3.6 3Dプリントによる新しい筋組織構築法
3.7 3Dバイオプリント技術のまとめ
3.8 培養肉の今後の展開:
食感・味、価格、一般食品化(商品化)への道のり
【第2部】 西出 香 氏
・TNOの3Dプリンティング技術が食の開発に向けていち早く応用された背景
・オランダにおける食のイノベーションに対する考え方と取り組み方
・食の創造はライフスタイルの提案
・基礎研究を応用開発につなげる連携体制
・国際競争力の原点は一人ひとりのマインドセット
・参加者との対談セッションを30分