* 本ウェビナーは開催済みです。再開催のご要望があれば、お知らせください。
CMCリサーチウェビナー【ライブ配信】
開催日時:2021年11月10日(水)13:30~16:30
受 講 料:44,000円(税込) * 資料付
*メルマガ登録者 39,600円(税込)
*アカデミック価格 26,400円(税込)
パンフレット
※ 本セミナーは、当日ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
お申し込み前に、下記リンクから視聴環境をご確認ください。
→ https://zoom.us/test
★ アカデミック価格:学校教育法にて規定された国、地方公共団体および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。
★【メルマガ会員特典】2名以上同時申込かつ申込者全員メルマガ会員登録をしていただいた場合、1名あたりの参加費がメルマガ会員価格の半額となります。
★ お申込み後のキャンセルは基本的にお受けしておりません。ご都合により出席できなくなった場合は代理の方がご出席ください。
講 師
清水 太郎 氏
徳島大学大学院 医歯薬学研究部 薬物動態制御学 特任助教
【講師経歴】
2007年3月 徳島大学 薬学部 製薬化学科卒業
2009年3月 徳島大学大学院 薬科学教育部 博士前期課程修了
2009年4月~2011年7月 ㈱廣貫堂 開発本部
2013年4月~2014年9月 日本学術振興会 特別研究員(DC2)
2014年9月 徳島大学大学院 薬科学教育部 博士後期課程修了 博士(薬学)
2015年4月~2015年9月 University of British Columbia, Visiting Assistant Professor
2014年10月~現在 徳島大学大学院 医歯薬学研究部 特任助教
【受賞歴】
2016年8月 Postdoctoral Presentation Award(日本薬学会 第41回 製剤・創剤セミナー)
2016年9月 Postdoctoral Presentation Award 2016(第25回 DDSカンファランス)
2019年7月 Presentation Award(APSTJ Global Education Seminar 2019-1st)
2021年5月 日本薬剤学会 奨励賞(日本薬剤学会 第36年会)
セミナーの趣旨
薬物送達システムは、薬物の体内動態を制御することにより薬効および安全性を向上させることができる有用なツールであり、抗がん剤のような低分子薬物に限らず、ペプチド・タンパク・核酸のような中高分子薬物の送達にも利用されています。本セミナーでは、医薬品開発に用いられている薬物送達システムの基礎について紹介した後、特に免疫系と薬物送達システムの関わりに焦点を当てて事例を交えながら解説していきます。具体的には、新型コロナワクチンやがん免疫療法において薬物送達システムが果たす役割について解説します。また薬物送達システムを用いると、遊離型の薬物と異なる体内動態を示すために特有の免疫反応を引き起こしてしまいます。このような免疫系の活性化に伴う副反応について、抗PEG抗体の誘導やアナフィラキシー反応誘導などを例に説明します。
セミナー対象者
薬物送達システムの基礎から応用まで学びたい方
免疫療法や免疫活性化に伴う副反応について学びたい方
セミナーで得られる知識
現在臨床応用されている薬物送達システムについて基礎から応用まで学べます。また薬物送達システムと免疫系の関わりについて、正の側面(免疫療法への応用)と負の側面(副反応惹起)を総合的に学べ、薬物送達システムを新規に構築する際に注意すべきポイントが理解できるようになります。
プログラム
※ 適宜休憩が入ります。
1. 薬物送達システムの基礎
1-1. 各種薬物送達システムの概要
1-2. 薬物送達システムを利用した医薬品の事例
1-3. 最新の薬物送達システム開発動向
2. 免疫系の基礎
2-1. 異物の除去と炎症惹起に関わる自然免疫応答
2-2. 獲得免疫応答に関わるB細胞とT細胞の活性化
3. 薬物送達システムに対する免疫応答
3-1. 貪食細胞による排除
3-2. 抗薬物抗体や抗PEG抗体の誘導
3-3. アナフィラキシー反応
4. 薬物送達システムを利用した免疫療法
4-1. 新型コロナワクチン
4-2. がん免疫療法
4-3. 自己免疫疾患治療