■ 発 刊:2019年10月31日 ■ 定 価:66,000円(税込) ■ 体 裁:B5版 並製本 174頁 ■ 発 行:R&D支援センター ISBN 978-4-905507-37-6 |
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著 者
角岡 正弘 大阪府立大学
山田 駿介 DIC㈱
倉 久稔 BASFジャパン㈱
檜森 俊一 川崎化成工業㈱
井内 啓太 川崎化成工業㈱
緒方 裕子 川崎化成工業㈱
酒井 信彦 和光純薬工業㈱
木下 忍 ㈱アイ・エレクトロンビーム
河村 紀代子 ヘレウス㈱
肥田 敬治 日本ペイント・インダストリアルコーティングス㈱
室伏 克己 昭和電工㈱
瀧 健太郎 金沢大学
並木 陽一 積水ポリマテック㈱
中宗 憲一 ㈱アクロエッジ
本書の特徴
★ UV硬化プロセスの要素技術(合成、原料・添加剤、装置・照射、分析・測定)を分かりやすく解説しております!
★ これからUV硬化技術について学ぶ方、実際に硬化不良などで困っている方には必読の1冊です!
目 次
目次一覧PDF1.はじめに~“UV硬化技術とはどんな技術か、なぜ興味がもたれるか”
2.UVラジカル硬化
2.1 光源と開始剤
2.2 深部光硬化
2.3 UV硬化における光の有効利用法
2.4 UV硬化物の硬さと軟らかさの制御
2.5 UVラジカル硬化における課題と対策
2.6 チオール-エンUV硬化
3.UVカチオン硬化
4.UVアニオン硬化
5.最近の話題
5.1 UV-LEDの話題と課題
5.2 Dual(二方式)硬化の現状と展望
6.おわりに
第2章 UV硬化樹脂
第1節 モノマー、オリゴマーの種類・特性と設計
1.はじめに
2.アクリレートモノマー
3.アクリレートオリゴマー
3.1 ウレタンアクリレート
3.2 エポキシアクリレート
3.3 ポリマーアクリレート
3.4 ポリエステルアクリレート
4.デンドリマー・ハイパーブランチアクリレート
5.有機・無機ハイブリッド材料
6.非アクリレート系材料
6.1 マレイミド
6.2 チオール化合物
7.光カチオン重合系材料
7.1 脂環式エポキシ
7.2 オキセタン
7.3 ビニルエーテル
8.おわりに
第2節 光重合開始剤・増感剤等
第1項 光重合開始剤の種類と特徴
1.はじめに
2.光重合開始剤と光硬化組成物
3.光重合開始剤への要求特性と選定の仕方
4.光重合開始剤の種類と特徴1-ラジカル型光重合開始剤
4.1 アセトフェノン型光重合開始剤の種類と特徴
4.2 α-アミノアセトフェノンの分光増感反応の利用
4.3 アシルフォスフィンオキサイド型光重合開始剤
4.4 O-アシルオキシム型光重合開始剤
4.5 2分子反応型光重合開始剤-分子間水素引き抜き型光重合開始剤
5.光重合開始剤の種類と特徴2-カチオン型光重合開始剤
5.1 カチオン型光重合開始剤の構造および光酸発生機構
5.2 カチオン型光重合開始剤の感光特性および増感反応
6.おわりに
第2項 増感剤の特徴と評価方法・応用例
1.緒言
2.アントラキュアーの特徴
3.増感剤の評価方法
4.ラジカル重合
4.1 深部層へのUVS-581の添加効果(Photo DSC)
4.2 最表面層へのUVS-581の添加効果(Real-time FTIR)
5.カチオン重合
6.ハイブリッド重合
7.新たな取り組み
8.結言
第3項 光塩基発生剤を用いたUVアニオン硬化
1.概要
1.1 はじめに
1.2 PBGが得意とする重合系
2.PBGで促進できる反応
2.1 連鎖重合反応
2.2 逐次重合反応
2.3 結合切断反応
2.4 異性化反応
2.5 酸の中和
3.PBGの種類
4.UVアニオン硬化
4.1 エポキシ・チオール系
4.2 イソシアネート・チオール系
4.3 エポキシ・カルボン酸系、およびエポキシ・フェノール系
4.4 シラノール樹脂
5.ラジカルと塩基を併用する応用事例
5.1 チオール・エン反応とシラノールの重縮合を組み合わせたUV硬化
5.2 アクリレートの光潜在化Redoxフロンタル重合
6.おわりに
第3章 UV照射装置の種類と選択
第1節 UV硬化装置の種類と特徴
1.はじめに
2.UVの基礎技術
2.1 光エネルギー
2.2 UV光源からのUV量(エネルギー)
3.UV硬化装置
3.1 UV光源
3.2 照射器
3.3 電源装置
4.大面積化・均一硬化について
5.おわりに
第2節 UV-LED照射装置と照射プロセスの最適化
1.はじめに
2.UV-LED装置の概要
2.1 UV-LEDの発光原理
2.2 UV-LEDの発光波長
2.3 UV-LEDの装置
3.UV-LED照射プロセス
3.1 UV-LEDの発光波長と光開始剤のマッチング
3.2 赤外線を併用したUV-LEDの照射プロセスによる硬化反応の高効率化
4.おわりに
第4章 UV硬化における硬化不良と対策
第1節 UV硬化における不良原因と対策
1.はじめに
1.1 UV硬化の概要
1.2 UV硬化の形式
2.UV硬化の構成成分
2.1 UV硬化の構成成分
2.2 光重合開始剤
2.3 モノマー、オリゴマー、プレポリマー
2.4 ラジカル発生とポリマー化
3.UV硬化の課題と対策
3.1 はじめに
3.2 酸素による硬化阻害
3.3 硬化収縮
3.4 UV硬化過程で生じる臭い
4.おわりに
第2節 光が届かない部分の硬化
1.はじめに
2.エン・チオール反応とは
3.チオール化合物の複雑な反応
4.エン・チオール反応のUV硬化挙動
5.モノマー構造によるUV硬化挙動への影響
6.モノマー構造による熱硬化挙動への影響
7.顔料含有UV硬化組成物の硬化
8.チオール化合物とエポキシ樹脂の混合組成物の硬化
9.密着強度
10.機械的特性
11.熱的特性
12.おわりに
第5章 UV硬化における硬化率測定と分析・評価
第1節 UV硬化樹脂の硬化過程のFT-IR測定
1.UV硬化樹脂の硬化過程の測定法
2.FT-IR法の概要
3.FT-IRにおける3つの試料光学系
4.FT-IR用の透過型水平試料光学系
5.吸光スペクトルの変化
6.官能基の反応率
6.1 反応率の計算法
6.2 紫外線の照射時間と反応率
6.3 紫外線の照度と反応率
7.まとめ
第2節 光DSC法によるUV硬化樹脂の硬化率測定
1.はじめに
2.光DSC装置
2.1 概要
2.2 2つの硬化率測定法
3.外部硬化法による硬化率測定
3.1 測定手順
3.2 補正・確認の必須事項
3.3 測定事例
4.吸熱の影響
4.1 概要
4.2 吸熱分の補正
5.DSC装置の光DSC装置化
5.1 方法
5.2 実施例
6.おわりに
第3節 蛍光測定による硬化挙動の解析
1.はじめに
2.装置
3.原理
4.分析手法との比較
5.運用例
5.1 スマートフォン
5.2 多層フィルム
5.3 医療器具
6.まとめ