~ ナノ粒子技術と投与経路の役割 ~
* 本ウェビナーは開催済みです。再開催のご要望があれば、お知らせください。
CMCリサーチウェビナー【ライブ配信】
開催日時:2024年6月19日(水)13:30~16:30
受 講 料:44,000円(税込) * 資料付
*メルマガ登録者 39,600円(税込)
*アカデミック価格 26,400円(税込)
パンフレット
※ 本セミナーは、当日ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
お申し込み前に、下記リンクから視聴環境をご確認ください。
→ https://zoom.us/test
★ アカデミック価格:学校教育法にて規定された国、地方公共団体および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。
★【メルマガ会員特典】2名以上同時申込かつ申込者全員メルマガ会員登録をしていただいた場合、1名あたりの参加費がメルマガ会員価格の半額となります。
★ お申込み後のキャンセルは基本的にお受けしておりません。ご都合により出席できなくなった場合は代理の方がご出席ください。
講 師
金沢 貴憲 氏
徳島大学大学院 医歯薬学研究部 薬物治療学分野・教授
同 DDS研究センター研究員(兼務)
【講師経歴】
徳島大学大学院 医歯薬学研究部 薬物治療学分野・教授。
2006年 東京薬科大学大学院 博士前期課程 修了
2010年 博士 (薬学) 取得
2006年-2016年 同 助手、助教、講師
2017年 日本大学 薬学部 専任講師
2020年 静岡県立大学 准教授
2023年7月より現職。その間、2014年~2015年 米国ノースイースタン大学 客員助教。日本薬学会(学術編集委員会)、日本薬剤学会(代議員、核酸・遺伝子薬 FG委員)、日本 DDS学会(評議員)、日本薬物動態学会(DDS-DIS専門委員)。
専門領域:
薬物送達学、薬剤学、ナノ材料科学。これまで一貫して、核酸医薬のDDS・製剤化技術の開発研究に従事。
受賞歴:
日本DDS学会 奨励賞(2020年)、日本薬剤学会 奨励賞(2019年)等
セミナーの趣旨
核酸医薬は、低分子薬物と抗体医薬の利点を併せ持つ中分子で、細胞内外の疾患関連分子を標的にできることから次世代モダリティとして大きな期待が寄せられている。現在、核酸化学技術やドラッグデリバリーシステム(DDS)の発展によってアンチセンスオリゴヌクレオチドとsiRNAを中心に数十品目が上市され、臨床試験も活発に行われている。また最近では、新型コロナウイルスに対するメッセンジャーRNAワクチンが短期間で実用化されるなど、核酸医薬の開発効率の高さも実証された。しかし一方で、注射投与による全身血流から送達されやすい肝・筋以外の組織・細胞への標的化や体内動態の制御など未だ課題も多く、これら課題を解決するためには、核酸化学技術に加えて、ナノ粒子などのキャリア設計ならびに標的疾患に適する投与ルートを組み合わせたDDSが鍵となる。本セミナーでは、核酸医薬におけるDDSについて、ナノ粒子技術と投与ルートの役割を中心に、基礎から近年注目されている非肝臓デリバリーの最前線まで実施例を交えて概説する。
セミナー対象者
・ 核酸医薬に興味のある研究者
・ 核酸医薬のDDSに興味のある研究者
・ ナノ粒子製剤に興味のある研究者
・ 中枢神経系疾患を標的とする核酸医薬品開発に興味のある研究者
セミナーで得られる知識
・ 核酸医薬品に関する基礎知識
・ 核酸医薬品開発におけるDDS
・ 核酸医薬品におけるナノ粒子製剤の製造法、分析法、品質評価法
・ 中枢神経系疾患を標的とする最新のDDS・ナノ粒子技術
プログラム
※ 適宜休憩が入ります。
1. 核酸医薬品の背景
a) 核酸医薬品の種類と特徴
b) 核酸医薬品の開発動向
c) 核酸化学技術の概要と開発動向
2. 核酸医薬品開発におけるDDSの概要
a) リガンド修飾技術の概要と開発動向
b) ナノ粒子製剤技術(ナノDDS)の概要と開発動向
c) ナノ粒子製剤の製造
d) ナノ粒子製剤の品質評価
3. 非肝臓を標的とする様々な投与経路とナノDDS
a) 核酸医薬品開発における投与経路の重要性
b) 皮膚を標的とする経皮投与型ナノDDS
c) 後眼部を標的とする点眼型ナノDDS
d) 肺を標的とする経肺、胸腔内投与型ナノDDS
e) 膵臓を標的とする腹腔内、静脈内投与型ナノDDS
e) 大腸を標的とする経口投与型ナノDDS
g) 脳神経系を標的とする経鼻投与型ナノDDS