* 本ウェビナーは開催済みです。再開催のご要望があれば、お知らせください。
CMCリサーチウェビナー【ライブ配信】
開催日時:2023年10月13日(金)13:30~16:30
受 講 料:44,000円(税込) * 資料付
*メルマガ登録者 39,600円(税込)
*アカデミック価格 26,400円(税込)
パンフレット
※ 本セミナーは、当日ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
お申し込み前に、下記リンクから視聴環境をご確認ください。
→ https://zoom.us/test
★ アカデミック価格:学校教育法にて規定された国、地方公共団体および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。
★【メルマガ会員特典】2名以上同時申込かつ申込者全員メルマガ会員登録をしていただいた場合、1名あたりの参加費がメルマガ会員価格の半額となります。
★ お申込み後のキャンセルは基本的にお受けしておりません。ご都合により出席できなくなった場合は代理の方がご出席ください。
講 師
中嶋 元 氏
㈱プラーツ 代表取締役 京都工芸繊維大学 バイオベースマテリアル学専攻 上級研究員
・ 京都工芸繊維大学大学院 博士後期課程 工学博士(2010)
・ オランダの企業、大学 (2011-2018):Corbin社、Avantium社)、Groningen大学(バイオプラスチックの研究開発、実用化)
・ アメリカ BioLogiQ(バイオプラスチック、開発、ビジネス)
・ 京都工芸繊維大学 Fellow/researcher(2019-)
・ ㈱プラーツ起業(2022-、研究開発プロジェクトマネージメント支援、射出成形自動化プログ
ラム開発、など)
【活 動】
「バイオプラスチック、ポリ乳酸のナノオーダーの構造制御」(2010)の研究で学位取得後、バイオプラスチック関連の実用化(海外企業での研究開発、大学発の産学官連携プロジェクト)に取り組む。
同時にバイオプラスチックのビジネスデベロップメント、及び、開発に伴う特有の問題解決(石油系プラスチック、リサイクルとの比較)プロジェクトの実施。
・ 所属学会:ACS (American Chemical Society)
・ Wiley:論文査読委員(高分子エンジニアリング、バイオプラスチックのコンパウンディングなど)
・ 著 書(抜粋):
1. Bio-based Polymers 1st edition, CMC, 2013, ISBN: 978-4-7813-0271-
2. 機能材料、2013, 33, 64 中嶋 元 Title: The movement in industrialization of bioplastics: through the feasibility study in EU.
3. 延伸による高分子の構造と物性制御, ISBN978-4-907002-6 第7節 Poly(ethylene 2,5-furandicarboxylate) (PEF)の特性と結晶化挙動
4. Polymers from Renewable Resources 1 st edition, MDPI, 2018, ISBN: 978-3-03897-451-2
5. Bio-based Polymers 1st edition, CMC, 2013, ISBN: 978-4-7813-0271-3, General Introduction, Overview of the development of biobased polymers など
セミナーの趣旨
バイオプラスチックの開発(コンパウンディング、射出成形など:特に中小企業において)を実施する場合、従来の石油由来プラスチックと同じ開発マネージメントの適用だけでは困難に直面する場合が多い。これまで石油由来プラスチックで培ったノウハウの適用が、かえって進行の妨げとなりうる。本セミナーでは、中小企業においてバイオプラスチックは石油由来樹脂とは何が違うかを、現場目線で解説しつつ、マネージメントサイドが情報収集と開発マネージメント実施の際のポイントについても紹介する。また、バイオプラスチックサプライヤーの化学会社、及び、商社が中小企業向けのテクニカルセールスの際、問題となりうるポイントについても紹介する。
セミナー対象者
・ 企業の研究開発担当(管理職、中間管理職、特に中小企業)
・ 大学の研究者(産学官連携実施者向け)
> バイオプラスチックに代表される新素材では、「なぜ、従来通りの開発手法が通用しないか」、「どのようにすれば正しい樹脂の技術情報を中小企業現場に侵透できるのか」、などを課題にしている管理職相当の方々。
セミナーで得られる知識
・ バイオプラスチックの基本的な理解(従来型、石油由来樹脂との違い)
・ バイオプラスチックの業界での位置付け(国、大手企業による位置付けの意味、理解)
・ バイオプラスチックを題材にした、新規樹脂材料との付き合い方
プログラム
※ 適宜休憩が入ります。
1. バイオプラスチックの基本情報
- バイオプラスチックに関する統計資料
➤ 市場規模、用途、種類、など
- これまでの開発の経緯
➤ 現在の技術課題、ビジネスの背景理解のための経緯理解
2. バイオプラスチック、開発のポイント
- ビジネスデベロップメント、実用化
➤ マーケット目線からの考察
➤ 技術目線からの考察
➤ vs 石油由来プラスチック、特有の問題などの考察
➤ 川上(樹脂メーカー)/川下(成形メーカー)、開発の際のコミュニケーション改善に向けた紹介
➤ 中小企業での開発マネージメント、考察
3. まとめ(特に中小企業目線)
➤ 実用化にむけた技術課題、バイオプラスチックの種類ごと
➤ 開発プロジェクトマネージメント
➤ 今後の情報収集の進め