化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

  ■ 発  刊:2023年1月31日
■ 定  価:55,000円(税込)
■ 体  裁:B5版 並製本 144頁
■ 発  行:R&D支援センター
   ISBN 978-4-905507-64-2

購入方法

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著 者

山口 哲生  東京大学
中村 吉伸  大阪工業大学 工学部 応用化学科 特任教授 学術博士
平井 智康  大阪工業大学 工学部 応用化学科
藤井 秀司  大阪工業大学 工学部 応用化学科
野崎 聡   (株)オフィス・エース
生井 勝康  (株)三井化学分析センター 

本書の特徴

★ 粘着・剥離過程の可視化、モデリングから、粘着テープ・粘着シール・粘着ラベルの設計と評価方法までポイントを絞ってまとめてます!

目 次

第1章 粘着・剥離現象の基礎
  1 はじめに
   1.1 粘着-剥離のメカニズム
   1.2 粘着剤とは?
  2 粘着剤の力学的特徴
  3 粘着・剥離過程の可視化実験
  4 粘着・剥離過程のモデリング
  5 粘着・剥離現象の定量的制御を目指して
  
第2章 粘着剤・粘着テープの設計と評価
  1 はじめに
  2 ブロックコポリマーによる粘着剤の設計とパルスNMRによる評価
  3 タッキファイヤによる相構造の設計とパルスNMRによる評価
  4 粘着剤の速度依存性とローリングシリンダータック試験による評価
  5 架橋アクリル系粘着剤のプローブタック試験による評価
  6 糸曳きやAFMのフォースカーブによる評価
  7 おわりに
  
第3章 粘着シール・ラベルの設計と評価
  1 概要
  2 はじめに
  3 シール・ラベル用の粘着素材について
  4 シール・ラベルの基本設計
   4.1 シール・ラベルの基本設計
   4.2 シール・ラベルの製造方法
  5 シール・ラベルの用途別設計方法と評価
   5.1 注意すべき点
   5.2 劣化の想定
   5.3 用途別設計方法
   5.4 評価方法
  6 今後
  
第4章 粘着、接着製品の表面・界面分析事例 ~局所物性・構造評価技術を中心に~
  1 はじめに
  2 局所領域評価技術(AFM-IR、SPM)を用いた粘着剤、接着剤関係での評価事例
   2.1 表面形状・物性・組成によるアプローチ
    2.1.1 DFMによる粘着剤表面および接着剤硬化物の評価
    2.1.2 AFMフォースカーブ法による表面物性評価(表面弾性率)
    2.1.3 AFM-IR(ナノIR)による接着剤硬化表面の評価(硬化剤分散状態)
   2.2 熱特性、摩擦特性によるアプローチ
    2.2.1 摩擦力の温度依存性測定による表面の分子運動性評価
    2.2.2 ナノTAによる表層および内部での結晶性の評価
   2.3 濡れ性評価(親疎水性)によるアプローチ
    2.3.1 CFMによる表面の親疎水性評価
    2.3.2 表面処理をした被着体表面でのCFMマッピング測定
  3 局所領域評価技術(AFM-IR、SPM)を用いた厚み方向での劣化解析
   3.1 耐候性試験(光+熱+酸素)により劣化させたCF(炭素繊維)/熱硬化性樹脂での評価事例21)
  4 局所領域評価技術(AFM-IR、SPM、TEM)を用いた接着界面での評価事例
   4.1 熱老化試験(熱+酸素)により劣化させたGF(ガラス繊維)/熱可塑性樹脂での評価事例
  5 まとめ