化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

~ 未来を救う微生物たち ~

 
* 本ウェビナーは開催済みです。再開催のご要望があれば、お知らせください。

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CMCリサーチウェビナー【ライブ配信】

       開催日時:2023年1月30日(月)13:30~16:30 
       受 講 料:44,000円(税込)  * 資料付
          *メルマガ登録者 39,600円(税込)
          *アカデミック価格 26,400円(税込)
         パンフレット

※ 本セミナーは、当日ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
 お申し込み前に、下記リンクから視聴環境をご確認ください。
   → https://zoom.us/test
 ★ アカデミック価格:学校教育法にて規定された国、地方公共団体および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。
 ★【メルマガ会員特典】2名以上同時申込かつ申込者全員メルマガ会員登録をしていただいた場合、1名あたりの参加費がメルマガ会員価格の半額となります。
 ★ お申込み後のキャンセルは基本的にお受けしておりません。ご都合により出席できなくなった場合は代理の方がご出席ください。

講 師

 山下 光雄 氏  芝浦工業大学 工学部 応用化学科 教授

【講師経歴】
 1983年3月 大阪大学大学院 工学系研究科 醗酵工学専攻 前期課程修了
 1983年4月 藤沢薬品工業㈱ 生物工学研究室
 1989年4月 広島大学 工学部 第三類醗酵工学科 助手
 1995年4月 大阪大学 工学部 応用生物工学科 助手
 1997年5月 大阪大学 工学部 応用生物工学科 助教授
 1997年1月〜1999年5月 米国 国立衛生研究所 客員研究員
 1998年4月 大阪大学大学院 工学研究科 応用生物工学専攻 助教授
 2005年4月 大阪大学大学院 工学研究科 生命先端工学専攻 助教授
 2007年4月 大阪大学大学院 工学研究科 生命先端工学専攻 准教授
 2008年4月〜現在まで 芝浦工業大学 工学部 応用化学科 教授
 1995年2月 博士(工学)の学位授与(広島大学)

【活 動】
研究歴:
 微生物(発酵食品微生物から環境微生物)を応用した研究を行っており、廃水や廃棄物から有用物質、特に金属の浄化、回収、資源化に取り組んでいる。最近では生分解可能な天然素材からのプラスチック合成を研究している。
 (1)タンパクドラッグの創製
 (2)遺伝子組換えタンパク質大量合成
 (3)タンパク質工学的研究
 (4)宿主ベクター系の開発
 (5)ニューロサイエンス
 (6)発酵食品微生物のスクリーニングと有用物質の代謝解析
 (7)メタルバイオテクノロジーの開発

所属学会:
 日本生物工学会、日本農芸化学会、日本生化学会、日本食品免疫学会、(財)バイオインダストリー協会、廃棄物資源循環学会、 資源・素材学会

著 書:
 (1)山下光雄、大塚治.「セレン等の揮発化回収」バイオベース資源確保戦略 ―都市鉱山・海底鉱山に眠る貴金属・レアメタル等の分離・回収技術― 小西康裕編集, ㈱シーエムシー出版.2015年
 (2)「地球を救うメタルバイオテクノロジー ‐微生物と金属資源のはなし‐」 山下光雄、清和成編集. 成山堂書店. 2014年

セミナーの趣旨

 東京オリンピックで授与されたメダルはリサイクルされた金属だといわれる。SDGsの重要性が流布している世の中で、環境にやさしい生物学的反応を用いた金属資源の浄化、回収、再利用の技術開発が叫ばれ、環境浄化だけでなく、資源回収は一石二鳥の取り組みである。本セミナーでは微生物の代謝機能を用いて、浄化しにくいとされているセレンを例に、プロセス開発について詳しく紹介します。さらに、別の微生物とレアアースとの関係も紹介し、循環型社会の形成を目指した取り組みも紹介します。

セミナー対象者

 ・ メタルバイオテクノロジーとは何かを知りたい
 ・ 微生物の基礎知識を知りたい
 ・ セレンを含む廃水、汚染土壌の微生物による浄化、再資源化を知りたい
 ・ 微生物と金属との関わりの例をもっと知りたい
 ・ 今後の展望ともたらされる未来像を知りたい

セミナーで得られる知識

 微生物、応用生物化学、レアメタル、レアアースエレメント、セレン、浄化・回収・再資源化

プログラム

      ※ 適宜休憩が入ります。

1. 序論
 1.1 生命とは
 1.2 生物と細胞
 1.3 体内環境浄化微生物
 1.4 体外環境浄化微生物
  
2. レアメタル
 2.1 メタルと環境
 2.2 メタルリサイクル
 2.3 メタルバイオテクノロジー
  
3. メタルバイオテクノロジーの応用
 3.1 セレンの浄化回収背景
  3.1.1 セレン含有廃水処理
  3.1.2 セレン酸還元細菌 Pseudomonas stutzeri NT-I 株のセレン酸還元反応
  3.1.3 セレン酸還元細菌 Pseudomonas stutzeri NT-I 株の固化セレン回収
  3.1.4 セレン酸還元細菌 Pseudomonas stutzeri NT-I 株の気化セレン合成反応
  3.1.5 セレン含有廃液への応用
  3.1.6 セレン含有廃棄物への応用
  3.1.7 セレン含有汚染土壌への応用
 3.2 レアアース元素の浄化回収背景
  3.2.1 レアアース元素溶解微生物
  3.2.2 レアアース元素固着微生物
 3.3 放射性核種の浄化回収背景
  3.3.1 バイオカルサイト生成細菌
  3.3.2 バイオカルサイトの解析
  
4. 将来への展望
  

  
  

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