化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

- 世界的多様化傾向と材料技術の共通的優先課題分析 -
表紙
 
               ■ 発 刊:2014年3月28日
               ■ 定 価:441,000円(税込)
               ■ 体 裁:A4判 350頁
               ■ 発 行:カワサキテクノリサーチ
                     コンサルテーション・サービス部

購入方法

 カートへの投入、あるいはFAX申込用紙にてお申込ください。

   FAX申込用紙PDF 

内容見本

見本1見本2見本3見本4見本5
 

 

趣 旨

                      KTRマルチクライアント調査プロジェクトチーム
 
 「次世代各種自動車の主要部品と材料技術に関する実用化動向調査― HEV、EVの進化と新旧部品及びFCVへの期待と課題 ―」のマルチクライアント調査レポートを刊行してから2年が経つ(2012年3月28日)。序章から第8章迄の構成で300頁(A4判)を超えた報告書(ボリューム)になっていた。
 次世代自動車の材料的課題に迫るべく、主要な構成部品にスポットを当てようとした為、報告書の目次は細かく6頁に跨っている(要約したものを裏面に再現したので参照)。自動車の部位や部品の多さに驚かされるが、考察対象(テーマ)がこれだけ多岐に亘るマルチクライアント調査は初めてであった。
 さて、次世代自動車の動向はその後も注意深く見守っているが、ここに来てどうしても触れておきたいとの強い思いが膨らんでいる。2年前にも察知できていたところもあるが、インパクトは強くなかった。その言いたいところを要約すると、次世代自動車の多様化のトレンドと自動車電動の共通化のトレンドは同時に進行しており、改めてその最新情報を検討しておく必要があるということになる。
 
    第9章特別追加考察編
     9-1 次世代自動車多様化の背景と棲み分け予想
     9-2 電動化の共通課題と開発動向
     9-3 モータ封止技術(モールドモータ)の今後
     9-4 バッテリの現状と進化の方向性
     9-5 注目するべき放熱とシールド対策の登場
                     (以上 約50頁)
 

目 次

目次一覧PDF
序章 自動車を取り巻く環境と次世代自動車の展望
第1章 次世代自動車(HEV、EV等)市場の将来予測
 1-1 エコカーの参入状況
 1-2 HEV、EVの市場予測と調査的こだわり
第2章 次世代自動車(HEV、EV等)の新旧主要部品考察
 2-1 EV化による不要な自動車部品の概要
 2-2 HEV、EV化による新規部品
  (1) HEV関係の主要な部品
   ① HEV用のバッテリとバッテリシステム
   ② モータとインバータ
   ③ トランスミッション
   ④ 高出力パワーコントロールユニツト(デンソー)
   ⑤ DC-DCコンバータ
   ⑥ 車載用太陽電池
   ⑦ 電池監視ユニット
  (2) EV関係の特定部品
   ① iMiEV用のモータとインバータ
   ② LEAFのモータインバータ、リチウムイオンバッテリ
   ③ EV用DC-DCコンバータの例
 2-3 新規部品の実績
  (1) HEV用バッテリ
  (2) HEV用モータ
  (3) HEV用トランスミッション
  (4) HEV用インバータ
  (5) HEV用DC-DCコンバータ
  (6) EV用モータ
  (7) EV用バッテリ
  (8) EV用インバータ
第3章 次世代自動車(HEV、EV等)の重要部品に関する多角的考察
 3-1 自動車用センサの考察
  (1) 自動車用センサの種類と要求性能概要
  (2) 車載用センサの進化と注目するべきセンサ類
  (3) 車載用センサの重要技術
  (4) 代表的車載センサの市場動向と燃料電池車用センサ
   ① 圧力センサ
   ② 角速度センサ
   ③ 加速度センサ
   ④ 磁気センサ
  (5) 予測に関する留意事項
  (6) 燃料電池車用センサの例
 3-2 ECUの考察
  (1) ECUの傾向
  (2) ECUの今後(統合化の考え方)とメーカーの印象
  (3) ECUの材料技術による高性能化例
   ① 富士通テンの筐体
   ② 富士通テンの基板
  (4) ECU特許の分析
 3-3 モータの考察
  (1) HEV用モータ封止に採用のグレード
  (2) モータ封止の競合樹脂と累積需要
  (3) エツジワイズ巻きコイル用耐熱フィルム
  (4) モータ用コイルボビンとその特許
  (5) HEV、EV、PHEVのモータ類(駆動用・発電用)に関する市場動向
  (6) 自動車用小型モータの市場動向
  (7) 特許分析
 3-4 バッテリ関係の考察
  (1) 自動車用蓄電池の開発動向
  (2) 蓄電池用主要部材の市場概要と価格推移
  (3) LiBのサプライチェーン
  (4) 特許分析
   ① バッテリ
   ② リチウムイオン二次電池
   ③ 電池セパレータ
   ④ キャパシタ
第4章 自動車部品プラスチック化の現状と将来展望に関する考察
 4-1 考察対象になる自動車用プラスチック部品抽出の手掛かり
 4-2 主要自動車用プラスチック部品の具体例
  4-2-1 部位例の材料ニーズ(樹脂特性)
   (1) バンパー周辺部品
   (2) 外装部品
    <ボディ周辺部品>
    <タイヤ周辺部品>
    <エアロパーツ>
    <サンルーフ、腐食防止部品>
   (3) ボディ外板部品
   (4) 内装・モジュール品①
    <インバネ周辺部品>
   (5) 内装・モジュール品②
    <ドア周辺部品><シート周辺部品>
    <天井周辺部品><フロア周辺部品>
   (6) エンジン周辺部品
    <吸気系部品>
    <冷却系部品>
   (7) エンジン本体部品
    <潤滑系部品>
    <本体系部品>
    <動弁系部品>
   (8) 燃料系部品
   (9) 駆動系部品
    <トランスミッション系部品><ドライブシャフト系部品><アクセルペダル周辺部品>
    <クラッチ、パワステ、ハンドル周辺部品>
    <ブレーキ周辺部品>
   (10) 電気・電子系部品
    <ワイヤーハーネス>
    <センサとスイッチ>
    <始動・充電系、点火系>
   (11) その他の部品①
    <ドア周辺部品>
    <回転部品、空調部品>
   (12) その他の部品②
    <エクステリア部品>
    <インテリア部品>
  4-2-2 部品の具体例と材料情報
   (1) バンパー周辺部品の確認
   (2) 外装部品の確認
    <ボディ周辺部品>
    <タイヤ周辺部品>
    <エアロパーツ>
    <サンルーフ、腐食防止部品>
   (3) ボディ外板部品の確認
    <垂直外板部品例>
    <水平外板部品例>
   (4) 内装・モジュール品①の確認
    <インバネ周辺部品>
   (5) 内装・モジュール品②の確認
    <ドア周辺部品>
    <シート周辺部品>
    <天井周辺部品>
    <フロア部品>
   (6) エンジン周辺部品の確認
    <吸気系部品>
    <冷却系部品>
   (7) エンジン本体系部品の確認
    <潤滑系部品>
    <本体系部品>
    <動弁系部品>
   (8) 燃料系部品の確認
    <燃料注入ライン系部品>
    <燃料貯蔵系部品>
    <燃料供給ライン系部品>
    <安全対策系部品>
   (9) 駆動系部品の確認
    <トランスミッション系部晶>
    <ドライブシャフト系部品>
    <アクセルペダル周辺部品>
    <クラッチ、パワステ、ハンドル周辺部品>
    <ブレーキ周辺部晶>
   (10) 電気・電子系部品の確認
    <ワイヤーハーネス>
    <センサ>
    <始動・充電系、点火系>
   (11) その他の部品
    <ドア周辺部品>
    <回転部品、空調部品>
    <エクステリア部品>
    <インテリア部品>
 4-3 CF系複合材料(CFRP、CFRTP)採用部品の現状と将来予測
  (1) CFRPの採用例
  (2) CFRTPの採用例
  (3) CF使用の理想的テーマ(プロペラシャフト)
  (4) CFRP化のハードル集約
  (5) CFRP、CFRTP化のターゲット部品
  (6) CFのコストとCFRPのボリューム
  (7) CFRPに関する特許分析
 4-4 植物由来(バイオ)系プラスチック適用部品の現状と将来予測
  (1) バイオプラ(植物由来樹脂)の現状
  (2) 天然繊維(フイラー)とバイオプラメーカ一及び注目されるバイオPPの合成
  (3) 用途例の確認①
  (4) 用途例の確認②-トヨタの場合-
  (5) 用途の可能性-CNFを用いた場合-
  (6) 最も新しい用途例のまとめ
  (7) バイオプラ(植物由来樹脂)に関する特許分析
第5章 次世代自動車(HEV、EV等)の主要課題に関する多角的考察
 5-1 電磁波対策のアイデアとポテンシャル(潜在需要)の手掛かり
  (1) CFRPに関する特許(WO 2004/060658)
  (2) CFRPに関する三菱レイヨンの特許(特開 2005/277195)
  (3) ポテンシャルの見方
 5-2 放熱対策のアイデアと注目される製品例
  (1) 特許の抽出と研究開発のポイント
  (2) 抽出特許の追加と要点
  (3) 製品の具体例
 5-3 軽量化対策としてのハイテン(高張力鋼板)とCFRPのポジション及びリサイクル問題
第6章 近未来自動車の実用化に関する考察
 6-1 バイオディーゼル燃料車(BDF)の開発動向
  (1) 日本におけるディーゼル車の位置付け
  (2) バイオディーゼル燃料の位置付け
  (3) 次世代バイオディーゼル燃料の開発動向
  (4) バイオディーゼル燃料車(BDF車)の運行状況との開発動向
 6-2 天然ガス自動車の開発動向
  (1) 天然ガス自動車の種類
  (2) 天然ガス自動車の動向
 6-3 FCVの普及とそのハードル
  (1) FCVと水素ステーション普及のシナリオ
  (2) FCVの技術的・コスト的課題要約
第7章 特許考察編の補足
第8章 私的提言編
 8-1 Appie社への部品供給メーカーから学ぶもの
 8-2 機能性を発現する材料開発
  (1) 住友大阪セメントの磁性誘電体材料
  (2) 大塚化学の誘電率制御材料
 8-3 機能統合の方向性と事例
 8-4 自動車の電動化におけるキーワード
 8-5 半導体センサの要素技術と電流センサの例
 8-6 市場考察
  (1) 樹脂関係
   ① 自動車用CFRP(CFRTP) 
   ② 自動車用植物由来系樹脂
   ③ 自動車用PPS樹脂
   ④ HEV、EV用PPS樹脂(PPSは耐熱性、絶縁耐力等で特に注目されるエンプラになる) 
  (2) センサ関係
   ① バッテリ電流センサ
   ② インバータ電流センサ