* 本ウェビナーは開催済みです。再開催のご要望があれば、お知らせください。
CMCリサーチウェビナー【ライブ配信】
開催日時:2022年9月26日(月)10:30~16:30
受 講 料:55,000円(税込) * 資料付
*メルマガ登録者 49,500円(税込)
*アカデミック価格 26,400円(税込)
パンフレット
※ 本セミナーは、当日ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
お申し込み前に、下記リンクから視聴環境をご確認ください。
→ https://zoom.us/test
★ アカデミック価格:学校教育法にて規定された国、地方公共団体および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。
★【メルマガ会員特典】2名以上同時申込かつ申込者全員メルマガ会員登録をしていただいた場合、1名あたりの参加費がメルマガ会員価格の半額となります。
★ お申込み後のキャンセルは基本的にお受けしておりません。ご都合により出席できなくなった場合は代理の方がご出席ください。
講 師
倉地 育夫 氏 ㈱ケンシュー 代表取締役 工学博士
1977年3月 名古屋大学 工学部 合成化学科卒業
1979年3月 同 大学院 工学研究科 応用化学専攻 博士課程前期修了
1983年4月 科学技術庁 無機材質研究所 留学(1984年10月まで)
1992年9月 学位取得(工学博士; 私立 中部大学)
1979年4月 ブリヂストンタイヤ入社(現; ブリヂストン)
1984年11月 ブリヂストン 研究開発本部 復職
1991年9月 ブリヂストン 退社
1991年10月 コニカ 第四開発センター入社(主任研究員)
1993年4月 福井大学 工学部 客員教授
1993年11月 コニカ 感材技術研究所 主幹研究員
1998年6月 同社 MG開発センター 主幹研究員
2001年8月 同社 中央研究所 所長付主幹研究員
2005年8月 コニカミノルタビジネステクノロジーズ 生産本部 生産技術センターデバイス技術部 第3デバイスグループリーダー
2008年10月 同社 生産技術センターデバイス技術部 担当部長
2009年4月 同社 開発本部 化製品開発センター 機能部材開発部 担当部長
2011年3月 コニカミノルタビジネステクノロジーズ 定年退社(57歳)
2011年3月 ケンシュー設立 代表取締役社長 就任(現在に至る)
【受賞歴】
2000年5月 第32回 日本化学工業協会 技術特別賞 受賞
2004年5月 写真学会 ゼラチン賞 受賞
その他 ブリヂストンの超高純度βSiC 半導体技術が日本化学会 化学技術賞 受賞
【活 動】
高分子学会 代議員、高分子同友会 開発部会 世話人、日本化学会 代議員、日本化学会 産学交流委員会 シンポジウム分科会 主査、同委員長、日本化学会 春季年会講演賞審査委員長など
共著多数
セミナーの趣旨
基本機能やそのロバストから始まり、SN比や制御因子はじめ聞きなれない因子の数々などタグチメソッド(以下TM)特有の用語があり、それだけでも敷居が高いように見える。しかし、これらの用語の成り立ちを理解できれば、故田口玄一先生のネーミングセンスに感心し、TMの80%を習得したような気分になれる。本セミナーでは、さらに15%の理解を深めるための仕掛けを幾つか用意している。
アメリカからTMが日本へ輸入され、バブル崩壊とともに普及が始まった。この普及期に複写機業界は競ってTMを導入している。その理由は、情報がレーザー記録された感光体から最終記録メディアである紙にトナーを転写する過程が、静電気の力により進行するためである。すなわち、科学で未解明な部分が残っている帯電現象を扱い技術開発を行わなければいけなかったので、そのロバスト向上のためにTMを導入する必要があった。
田口先生から3年間直接ご指導頂いた経験を活かし、本セミナーを企画しましたので、まだTMを導入していない企業の技術者、あるいはTMは導入されているが、教科書を読んでもよく理解できなかった技術者、その他さまざまな理由でTMを0から学びたい技術者は是非受講していただきたいセミナーです。
セミナー対象者
1. 日々技術開発に必要な実験を担当している技術者
2. 研究開発を指導する立場の係長級以上の職位の方
3. 製造業の新入社員
4. 製造業を希望する大学生
セミナーで得られる知識
1. タグチメソッド
2. データを中心にした実験のやり方
プログラム
※ 適宜休憩が入ります。
1. 科学と技術
i. 科学と技術の違い
ii. 事例:iPS細胞技術の開発プロセス
iii. 事例:前駆体法による高純度SiC開発プロセス
2. 統計手法概説
i. 統計手法による実験
ii. 統計手法の問題
iii. 事例:軟質ポリウレタンの難燃化
3. タグチメソッドによるPC/ABSの難燃化
i. 外装材PC/ABSの機能と求められる品質
ii. PC/ABSの基本機能とは
iii. 高分子の難燃化技術概説
iv. 品質の安定性に関わる各種因子
v. 実験計画の立て方
vi. データの見方
vii. 最適条件の製造方法とは
4. 統計手法とタグチメソッド
i. 日々の実務でどのように使い分けるのか
ii. 各種パラメーターの意味
iii. 難燃化技術開発における相違点
5. まとめ