* 本ウェビナーは開催済みです。再開催のご要望があれば、お知らせください。
CMCリサーチウェビナー【ライブ配信】
開催日時:2022年8月10日(水)13:30~16:30
受 講 料:44,000円(税込) * 資料付
*メルマガ登録者 39,600円(税込)
*アカデミック価格 26,400円(税込)
パンフレット
※ 本セミナーは、当日ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
お申し込み前に、下記リンクから視聴環境をご確認ください。
→ https://zoom.us/test
★ アカデミック価格:学校教育法にて規定された国、地方公共団体および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。
★【メルマガ会員特典】2名以上同時申込かつ申込者全員メルマガ会員登録をしていただいた場合、1名あたりの参加費がメルマガ会員価格の半額となります。
★ お申込み後のキャンセルは基本的にお受けしておりません。ご都合により出席できなくなった場合は代理の方がご出席ください。
講 師
多田 昌平氏
茨城大学大学院 理工学研究科(工学野)物質科学工学領域 助教
【講師経歴】
2014年3月 東京大学大学院 工学系研究科 化学システム工学専攻 博士課程修了
2014年5月-2015年12月 ETH Zürich 客員研究員
2016年1月-2018年3月 成蹊大学 理工学部 物質生命理工学科 研究員
2018年4月-2020年3月 東京大学大学院 工学系研究科 化学システム工学専攻 特任助教
2020年4月- 茨城大学大学院 理工学研究科(工学野)物質科学工学領域 助教
2013年4月-2014年4月 日本学術振興会 特別研究員 DC2
2014年4月-2018年3月 日本学術振興会 特別研究員 PD
【研究分野】
2014年3月まで 燃料電池用改質燃料からのCO除去を目的とした触媒開発・メタネーション触媒の開発
2014年4月―2015年12月 表面化学的手法を用いたメタノール合成反応機構の解明
2016年1月―現在 反応機構に立脚した新規メタノール合成触媒の開発
【受 賞】
化学工学会奨励賞・玉置明善記念賞、東京大学大学院工学系研究科長賞
【所属学会】
触媒学会、石油学会、化学工学会、水素エネルギー協会、日本化学会
セミナーの趣旨
日本政府が掲げた「2050年に温室効果ガス排出実質ゼロ(ゼロエミッション)」の目標を達成するため、革新的な技術の開拓が求められている。講演者は、再生可能エネルギーを活用することでCO2をメタノールにアップグレードする固体触媒の開発を行っている。本触媒開発の目的は、現在化石資源で賄ってきた燃料・化成品をCO2起源物質に置き換え、持続可能な社会を実現することにある。メタノールが様々な化学物質合成の起点(たとえば低級オレフィンや芳香族)として有望であることを踏まえると、本触媒開発はCO2からC2以上の有用化合物(燃料を含む)を合成する試みの足掛かりとして重要である。本セミナーでは、CO2を効率よく変換する固体触媒に必須な要素・技術について、実例を示しながら解説する。
セミナー対象者
・CO2水素化によるメタノール合成に特化した固体触媒に興味のある方
・固体触媒の開発手法を学びたい方
セミナーで得られる知識
・種々のメタノール合成触媒・反応機構の解析手法・固体触媒設計・評価指針
プログラム
※ 適宜休憩が入ります。
1. メタノールを介したCO2変換の意義と課題
2. 固体触媒
3. 報告されているメタノール合成触媒の概説
4. 講演者が行ってきたメタノール合成触媒開発の実際
4.1 表面化学的手法を用いた反応機構の解明
4.2 反応機構に立脚した触媒の開発
5. CO2水素化による低級オレフィン合成触媒の開発
5.1 CO2変換を志向した二機能性触媒の現状・技術課題
5.2 低級オレフィン合成に特化したメタノール合成触媒
5.3 二機能性触媒に使用するメタノール変成触媒