化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版


~ 触媒からみるCO2利用、水素製造、バイオマス・廃プラの利用技術 ~
 
 
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CMCリサーチウェビナー【ライブ配信】

       開催日時:2022年6月29日(水)10:30~16:30 
       受 講 料:49,500円(税込)  * 資料付
          *メルマガ登録者 44,000円(税込)
          *アカデミック価格 26,400円(税込)
         パンフレット

※ 本セミナーは、当日ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
 お申し込み前に、下記リンクから視聴環境をご確認ください。
   → https://zoom.us/test
 ★ アカデミック価格:学校教育法にて規定された国、地方公共団体および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。
 ★【メルマガ会員特典】2名以上同時申込かつ申込者全員メルマガ会員登録をしていただいた場合、1名あたりの参加費がメルマガ会員価格の半額となります。
 ★ お申込み後のキャンセルは基本的にお受けしておりません。ご都合により出席できなくなった場合は代理の方がご出席ください。

講 師

 室井 髙城 氏  アイシーラボ代表

【講師経歴】
 1968年 福島高専工業 化学科 卒業後、住友金属鉱山㈱ 入社、1969年 日本エンゲルハルド㈱(旧エヌ・イーケムキャット㈱) 2003年 執行役員、2006年 触媒学会 副会長 2008 年 アイシーラボ設立、BASFジャパン 主席顧問 2009年 日本ガス合成 執行役員 2014年 NEDO技術戦略研究センター環境・化学ユニット、客員フェロー

【表 彰】
 2005年 触媒学会 功績賞

【著 書】
 2003年「工業貴金属触媒」JITE社 、2008年「工業触媒の劣化対策と再生、活用ノウハウ」S&T社、2013年「工業触媒の最新動向」CMC出版、2013年「シェールガス・オイル革命の石油化学への影響」S&T出版、2014年「シェールガス革命 “第二の衝撃”日刊工業新聞社、2017年「触媒からみるメタン戦略・二酸化炭素戦略」シーエムシー・リサーチ、2019年 「触媒からみる二酸化炭素削減対策2019」シーエムシー・リサーチ、2020年「触媒からみる二酸化炭素削減対策 2020」シーエムシー・リサーチ、2021年「触媒からみる炭素循環(カーボンリサイクル)技術 2021」シーエムシーリサーチ

セミナーの趣旨

 欧州の最新のカーボンリサイクル技術の動向を紹介する。欧州ではグリーンメタンやグリーンメタノールの製造が始まっている。CO2を用いたコンクリートも一部ビジネスになり始めた。大気中のCO2と風力発電を用いたPEMによる水素から合成燃料(e-fuel)のプロジェクトも動き始めた。FT合成を用いた航空燃料の製造が急がれる。水素製造では再エネ電解だけでなく、メタンの熱分解によって得られるターコイズ水素も注目されている。海外に頼っている燃料は国内の再エネで少しでも置き換えられなければならないが、不足分は水素キャリアを用いて輸入しなければならない。化学品ではナフサ由来の石油化学は、再エネ由来のメタノールを原料としたケミカルセンターに替わることが予想される。そのためには新たな合成法が必要となる。2050年のカーボンニュートラルのプラスチックの原料は化石資源では無くなり、再生プラスチックと、CO2とバイオマス由来のプラスチックに替わる。
 日本が取り組まなければならないカーボンリサイクル技術を解説する。

講師から

 欧州では、総力を挙げたグリーンディール政策が施行され始め、2050年に向かって新たな水素社会の構築を目指し始め、多くのCO2フリーのグリーン水素を用いたプロジェクトが動き始めた。2050年までにカーボンニュートラル社会にするためはCO2と再生可能水素を用いたエネルギー,化学品の製造は必須である。バイオマスが豊富でない日本でも都市ゴミを再生可能資源として使える。国内の余剰電力や再生可能電力による国産の燃料や化学品の製造は夢ではない。炭素循環に基づいた日本における実現可能なビジネスの可能性を探したい。

セミナー対象者

 ・ CO2を用いた燃料や化学品をビジネスとして展開しようとしている企画者や研究員
 ・ 自社のCO2削減を取り組もうとしている技術者

セミナーで得られる知識

 ・ CO2削減技術、CO2を用いた燃料や化学品の製造技術 、欧州のCO2利用技術の動向

プログラム

      ※ 適宜休憩が入ります。

Ⅰ. CO2削減対策
 1. CO2排出の現状
 2. 欧州のCO2対策動向(グリーンディール政策)
 3. 日本の2050年カーボンニュートラル対策と課題
  
Ⅱ. CO2の回収・捕集と貯留
 1. DAC
 2. CCS,コンクリート,風化
  
Ⅲ. 電熱利用(SMR,ナフサ分解)
  
Ⅳ. 水素の製造と利用

 1. グリーン水素,ターコイズ水素
 2. 水素輸送・貯蔵(MCH,NH3,etc)
 3. 燃料電池
 4. 人工光合成
 5. 水素プロジェクト(国内外)
  
Ⅴ. CO2の利用
 1. 合成ガスの製造(ドライリフォーミング, CO2の還元)
 2. CO2から燃料の合成(メタン,メタノール, LPG, e-fuel)
 3. CO2から化学品の合成(DME,エタノール,ブタジエン,etc. )
 4. CO2からポリマーの合成
 5. 電解及び光触媒によるCO2利用
  
Ⅵ. バイオマス利用
 1. バイオ燃料
 2. バイオマスから化学品の合成
  
Ⅶ. 船舶・航空燃料
  
Ⅷ. 廃プラ・都市ゴミによるCO2削減

 1. ケミカルリサイクル
 2. 都市ゴミから燃料・化学品の合成
  

  
  

関連図書

        材料・合成技術

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