化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

 
* 本ウェビナーは開催済みです。再開催のご要望があれば、お知らせください。

        再開催を希望   

CMCリサーチウェビナー【ライブ配信】

       開催日時:2022年5月26日(木)10:30~16:30 
       受 講 料:55,000円(税込)  * 資料付
          *メルマガ登録者 49,500円(税込)
          *アカデミック価格 26,400円(税込)
         パンフレット

※ 本セミナーは、当日ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
 お申し込み前に、下記リンクから視聴環境をご確認ください。
   → https://zoom.us/test
 ★ アカデミック価格:学校教育法にて規定された国、地方公共団体および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。
 ★【メルマガ会員特典】2名以上同時申込かつ申込者全員メルマガ会員登録をしていただいた場合、1名あたりの参加費がメルマガ会員価格の半額となります。
 ★ お申込み後のキャンセルは基本的にお受けしておりません。ご都合により出席できなくなった場合は代理の方がご出席ください。

講 師

 野村 和宏 氏  NBリサーチ 代表

【講師経歴】
 1990年 京都工芸繊維大学 高分子学科 修士課程修了
  同年 長瀬チバ(現ナガセケムテックス)に入社 在職中は半導体封止材、絶縁封止材、CFRP マトリックス、各種接着剤などの変性エポキシ樹脂製品の開発業務に従事
 2018年 ナガセケムテックスを退職
 2019年 NBリサーチ 設立 封止材や接着剤に関する技術コンサルタント

セミナーの趣旨

 エポキシ樹脂は私たちの生活の中で様々な分野で利用されており、それぞれにアプリケーションに応じた要求特性があります。エポキシ樹脂の配合は要求を満たすためにエポキシ樹脂と硬化剤を選択する事から始まります。そのためには構造から発現する特性を予測する必要があります。またエポキシ樹脂と硬化剤だけで構成されている製品は殆どなく、そこに必要に応じて様々な添加剤を選択して配合していきます。それが変性品の配合技術となります。そして出来上がった製品も保管条件、硬化条件などを間違うと種々のトラブルが発生し本来の特性が発揮できません。
 本セミナーではエポキシ樹脂や硬化剤の選択法を構造から解説し、特性に応じて必要な添加剤についても全般的に網羅します。また実使用でよく発生するボイドやクラック、接着不良、酸化劣化などのトラブルについても考えられる要因考察から解決法まで解説します。これらのトラブルは使用段階での管理不足が原因の場合もあれば材料設計そのものに原因がある場合もあります。エポキシ樹脂を開発する人にも使用する側の人にも仕事の一助となるような内容になっていると思います。

セミナー対象者

 エポキシ樹脂の変性品開発を行う技術者
 変性エポキシ樹脂を使用する技術者

セミナーで得られる知識

 エポキシ樹脂の基礎、エポキシ樹脂の配合技術、エポキシ樹脂使用時のトラブル対策

プログラム

      ※ 適宜休憩が入ります。

1. エポキシ樹脂の基礎
 1-1 エポキシ樹脂の合成法
 1-2 エポキシ樹脂の種類と特長
 1-3 構造による物性の変化
  
2. 硬化剤の基礎
 2-1 硬化剤の種類と特徴、反応機構
  2-1-1 アミン系硬化剤
  2-1-2 酸無水物系硬化剤
  2-1-3 フェノール系硬化剤
  2-1-4 その他の硬化剤
   a) 熱硬化タイプ
   b) 湿気硬化タイプ
   c) UV硬化タイプ
   d) 速硬化タイプ
   e) 耐熱タイプ
  
3. 添加剤の基礎
 3-1 硬化剤に適した促進剤
 3-2 反応性希釈剤、非反応性希釈剤の使い分け
 3-3 無機フィラーの用途別の使い方
 3-4 低応力化剤の種類と選択法
  
4. エポキシ樹脂の製造法と適した設備
  
5. エポキシ樹脂の応用分野と要求特性

 5-1 接着剤分野
 5-2 自動車分野
 5-3 航空機分野
 5-4 電気・電子分野
 5-5 住宅・土建分野
  
6. エポキシ樹脂の評価法
  
7. エポキシ樹脂の設計・使用時のトラブル

 7-1 異物によるトラブル
  7-1-1 異物の特定方法
  7-1-2 異物の種類による不具合と対処法
 7-2 分子量のばらつき
  7-2-1 分子量の変化により起こるトラブル
 7-3 硬化性のトラブル
  7-3-1 硬化性のばらつきによって起こるトラブル
  7-3-2 硬化性のばらつきの発生要因
  7-3-3 硬化性のばらつき検出法
 7-4 透明エポキシの着色トラブル
  7-4-1 エポキシ樹脂の着色メカニズム
  7-4-2 酸化防止剤、UV吸収剤の選択
 7-5 ボイドに関するトラブル
  7-5-1 ボイドの発生要因
  7-5-2 消泡理論と対策
 7-6 クラックなどの応力によるトラブル
  7-6-1 硬化中の応力発生メカニズム
  7-6-2 残留応力の把握
   a) 実測法
   b) シミュレーション
 7-7 無機フィラーによるトラブル
  7-7-1 粒径のばらつき
  7-7-2 金属不純物
 7-8 化学規制や禁止物質について
  
8. アプリケーションごとのトラブル事例
 8-1 接着に関するトラブル
  8-1-1 接着剤の管理
  8-1-2 被着体の表面
  8-1-3 被着体の形状
  8-1-4 界面の応力低減
 8-2 封止材に関するトラブル
  8-2-1 熱応力によるクラック
  8-2-2 リフロープロセスでのクラック、剥離
  8-2-3 熱エージングによる分解
  8-2-4 高周波対応における低誘電率化
 8-3 CFRPマトリックスにおけるトラブル
  8-3-1 サイジング剤との相性
  8-3-2 含浸不良
 8-4 塗料のトラブル
  8-4-1 塗り斑 ゆず肌 塗りむらなど
  

  
  

関連図書

        材料・合成技術

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