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CMCリサーチウェビナー【ライブ配信】

       開催日時:2022年3月18日(金)13:30~16:30 
       受 講 料:44,000円(税込)  * 資料付
          *メルマガ登録者 39,600円(税込)
          *アカデミック価格 26,400円(税込)
         パンフレット

※ 本セミナーは、当日ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
 お申し込み前に、下記リンクから視聴環境をご確認ください。
   → https://zoom.us/test
 ★ アカデミック価格:学校教育法にて規定された国、地方公共団体および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。
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講 師

 寺島 崇矢 氏  京都大学大学院 工学研究科 高分子化学専攻 准教授

【講師経歴】
 平成14年3月 京都大学 工学部 工業化学科卒業
 平成16年3月 京都大学大学院 工学研究科 修士課程 高分子化学専攻修了
 平成16年4月 日本学術振興会 特別研究員DC1(-平成19年3月)
 平成19年3月 京都大学大学院 工学研究科博士後期課程 高分子化学専攻修了
 平成19年4月 京都大学大学院 工学研究科 高分子化学専攻 助教(-平成30年3月)
 平成19年9月 京都大学博士(工学)取得
 平成21年10月 オランダ・アイントホーヘン工科大学 客員研究員(-平成22年9月)
 平成30年4月 京都大学大学院 工学研究科 高分子化学専攻 准教授(-現在に至る)
  
【受賞歴】
 平成18年7月 第13回小角散乱国際会議(SAS2006)学生ポスター賞
 平成21年12月 財団法人 井上科学振興財団 第26回井上研究奨励賞
 平成24年3月 公益社団法人 日本化学会 第92春季年会,第26回若い世代の特別講演会講演賞
 平成24年5月 公益社団法人 高分子学会 平成23年度高分子研究奨励賞
 平成25年7月 公益社団法人 高分子学会 第59回高分子研究発表会(神戸)ヤングサイエンティスト講演賞
 平成28年4月 平成28年度 科学技術分野の文部科学大臣表彰若手科学者賞
 平成28年5月 平成27年度 Polymer Journal論文賞-日本ゼオン賞
  
【所属学会】
 高分子学会、日本化学会、アメリカ化学会
  
【研究歴】
 リビング重合、精密高分子合成、機能性高分子、自己組織化材料に関する研究
  
【著 書】
 Controlled Self-Assembly of Amphiphilic Random Copolymers into Folded Micelles and Nanostructure Materials, T. Terashima, J. Oreo. Sci. 2020, 69(6), 529-538.
 両親媒性ランダムコポリマーの自己組織化, 寺島崇矢, 自己修復材料、自己組織化、形状記憶材料の開発と応用事例, 技術情報協会, 2020, 303-313.
 両親媒性ランダム共重合体の自己組織化, 寺島 崇矢, 高分子, 2019, 68(9), 493-494.
 Self-Sorting of Amphiphilic Copolymers for Self-Assembled Materials in Water: Polymers Can Recognize Themselves, S. Imai, M. Takenaka, M. Sawamoto, T. Terashima, J. Am. Chem. Soc. 2019, 141(1), 511−519.
 ランダム共重合体を基盤とするミセル構築とナノ構造体の創出, 寺島崇矢, ブロック共重合体の構造制御と応用展開, 監修:竹中幹人, シーエムシー出版, 2018, 101–116.
 リビングラジカル重合による両親媒性ポリマーの合成と精密ナノ会合体の創出,寺島崇矢,リビングラジカル重合 −機能性高分子の合成と応用展開−, 監修:松本章一, シーエムシー出版, 2018, 146–157.
 Nanostructured Materials via the Pendant Self-Assembly of Amphiphilic Crystalline Random Copolymers, G. Hattori, M. Takenaka, M. Sawamoto, T. Terashima, J. Am. Chem. Soc. 2018, 140(27), 8376-8379.
 両親媒性ランダムコポリマーの自己組織化—一次構造制御による精密ナノ会合体の創出, 寺島 崇矢, 澤本 光男, 高分子論文集 2017, 74(4), 265-277.
  

セミナーの趣旨

 リビング重合は、分子量や末端基、分岐構造などが制御された高分子を精密に合成できる手法である。今では様々なリビング重合系が開発され、構造を制御した高分子材料を目的に応じて自在にデザインできる時代になりつつある。本セミナーでは、リビング重合の種類や特徴に関する基礎知識から、リビング重合系の選び方、さらにリビングラジカル重合を用いた精密高分子合成、両親媒性高分子の自己組織化とナノ構造材料創成など、最先端の応用例に至るまで、リビング重合により拓かれた高分子合成と機能材料について紹介したい。

セミナー対象者

 ・リビング重合や精密高分子合成に関する基礎知識を習得したい方。
 ・リビングラジカル重合を用いた高分子合成や材料設計を検討したい方。
 ・高分子の構造解析、自己組織化、物性や機能について知りたい方。
 ・リビングラジカル重合を使ってみたいが、どの重合系が良いかわからない、重合の方法がわからない方など。

セミナーで得られる知識

 ・各種重合反応とリビング重合の基礎知識
 ・リビングラジカル重合を用いた精密高分子合成と材料設計指針
 ・一次構造が制御された高分子の構造解析法
 ・高分子材料の物性や機能発現における一次構造制御の重要性
 ・一次構造と集合構造を共に制御した自己組織化高分子・ナノ構造材料

プログラム

            ※ 適宜休憩が入ります。
1.  リビング重合の種類と特徴
 1-1.  通常の連鎖重合や逐次重合とリビング重合の違い
 1-2.  リビング重合で合成できる高分子と一次構造の制御
 1-3.  リビングアニオン重合
 1-4.  リビングカチオン重合
 1-5.  リビングラジカル重合
  (1) ニトロキシドを用いた重合
  (2) 原子移動ラジカル重合(ATRP)
  (3) 可逆的付加開裂連鎖移動(RAFT)重合
  (4) その他の制御ラジカル重合

2.  リビングラジカル重合を用いた高分子合成:一次構造制御と物性機能
 2-1.  ポリマーの分子量制御と構造解析
 2-2.  ランダム、交互、グラジエント、ブロック共重合体:連鎖配列と物性
 2-3.  末端・局所機能化ポリマー:選択的な機能化
 2-4.  星型ポリマー:ナノ空間による機能
 2-5.  環化ポリマー:ナノ空孔による機能

3.  両親媒性ランダム共重合体の自己組織化:集合構造制御とナノ構造材料
 3-1.  ミセル会合体:サイズと会合数の制御、機能
 3-2.  自己組織化材料:ハイドロゲル、Sub 10 nm ミクロ相分離材料
 
 

関連図書

        材料・合成技術

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