化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版


~ 触媒からみるCO2利用、水素製造、バイオマス・廃プラの利用技術 ~
 
 
 
 
* 本ウェビナーは開催済みです。再開催のご要望があれば、お知らせください。

        再開催を希望   

CMCリサーチウェビナー【ライブ配信】

       開催日時:2022年3月23日(水)10:30~16:30 
       受 講 料:49,500円(税込)  * 資料付
          *メルマガ登録者 44,000円(税込)
          *アカデミック価格 26,400円(税込)
         パンフレット

※ 本セミナーは、当日ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
 お申し込み前に、下記リンクから視聴環境をご確認ください。
   → https://zoom.us/test
 ★ アカデミック価格:学校教育法にて規定された国、地方公共団体および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。
 ★【メルマガ会員特典】2名以上同時申込かつ申込者全員メルマガ会員登録をしていただいた場合、1名あたりの参加費がメルマガ会員価格の半額となります。
 ★ お申込み後のキャンセルは基本的にお受けしておりません。ご都合により出席できなくなった場合は代理の方がご出席ください。

講 師

 室井 髙城 氏  アイシーラボ代表

【講師経歴】
 1968年 福島高専工業 化学科 卒業後、住友金属鉱山㈱ 入社、1969年 日本エンゲルハルド㈱(旧エヌ・イーケムキャット㈱) 2003年 執行役員、2006年 触媒学会 副会長 2008 年 アイシーラボ設立、BASFジャパン 主席顧問 2009年 日本ガス合成 執行役員 2014年 NEDO技術戦略研究センター環境・化学ユニット、客員フェロー

【表 彰】
 2005年 触媒学会 功績賞

【著 書】
 2003年「工業貴金属触媒」JITE社 、2008年「工業触媒の劣化対策と再生、活用ノウハウ」S&T社、2013年「工業触媒の最新動向」CMC出版、2013年「シェールガス・オイル革命の石油化学への影響」S&T出版、2014年「シェールガス革命 “第二の衝撃”日刊工業新聞社、2017年「触媒からみるメタン戦略・二酸化炭素戦略」シーエムシー・リサーチ、2019年 「触媒からみる二酸化炭素削減対策2019」シーエムシー・リサーチ、2020年「触媒からみる二酸化炭素削減対策 2020」シーエムシー・リサーチ、2021年「触媒からみる炭素循環(カーボンリサイクル)技術 2021」シーエムシーリサーチ

セミナーの趣旨

 2050年のカーボンニュートラルに向かって世界は大きく動き始めた。欧州はグリーンディールを推進し始め、水素戦略を前面に掲げている。日本は遅ればせながら2050年までのカーボンニュートラルを宣言した。日本はCCSを前提としたCO2削減や原子力発電によるCO2削減は地政学上困難であるので、炭素循環がカーボンニュートラルの唯一の方法と考えられる。そのためには太陽光や風力などを用いた再生可能電力からのCO2フリーの水素の製造とCO2フリー水素を用いた燃料と化学品の製造技術を確立しなければならない。日本のエネルギー計画による太陽光や洋上発電の拡大は大量の余剰電力を生じる。発生資源的に制限の有るバイオマスは有効に利用されなければならない。また、国内で焼却処分されている廃プラや都市ゴミは国内で得られる貴重な炭素資源であるので、これらを用いてプラスチックのリサイクルと化学品原料とする必要がある。更に、余剰電力からの水素製造利用技術が当面の技術開発の課題である。先行する欧米のカーボンニュートラル技術を知り、日本が2050年までに開発しなければならない技術を模索したい。開発のカギは触媒にあると言っても言い過ぎではない。

講師から

 欧州では、総力を挙げたグリーンディール政策が施行され始め、2050年に向かって新たな水素社会の構築を目指し始め、多くのCO2フリーのグリーン水素を用いたプロジェクトが動き始めた。2050年までにカーボンニュートラル社会にするためはCO2と再生可能水素を用いたエネルギー,化学品の製造は必須である。バイオマスが豊富でない日本でも都市ゴミを再生可能資源として使える。国内の余剰電力や再生可能電力による国産の燃料や化学品の製造は夢ではない。炭素循環に基づいた日本における実現可能なビジネスの可能性を探したい。

セミナー対象者

 ・ 地球温暖化対策に関心のある研究者・技術者、技術企画、経営企画部門の方
 ・ 二酸化炭素、メタン、水素のいずれかまたはすべてに興味のある研究者・技術者、技術企画、経営企画部門の方

セミナーで得られる知識

 ・ 二酸化炭素排出削減、利用の取り組みの最新動向
 ・ Power to Gas, Power to Liquid の実際
 ・ 天然ガス/メタン利用の最新動向
 ・ 再生可能エネルギーを用いたエネルギー, 化学品製造技術
 ・ 水素社会関連技術の最新動向

プログラム

      ※ 適宜休憩が入ります。

Ⅰ. CO2削減対策
 1. CO2排出の現状
 2. 欧州のCO2対策動向(グリーンディール政策)
 3. 日本の2050年カーボンニュートラル対策と課題
  
Ⅱ. CO2の回収・捕集と貯留
 1. DAC
 2. CCS,コンクリート,風化
  
Ⅲ. 電熱利用(SMR,ナフサ分解)
  
Ⅳ. 水素の製造と利用

 1. グリーン水素,ターコイズ水素
 2. 水素輸送・貯蔵(MCH,NH3,etc)
 3. 燃料電池
 4. 人工光合成
 5. 水素プロジェクト(国内外)
  
Ⅴ. CO2の利用
 1. 合成ガスの製造(ドライリフォーミング, CO2の還元)
 2. CO2から燃料の合成(メタン,メタノール, LPG, e-fuel)
 3. CO2から化学品の合成(DME,エタノール,ブタジエン,etc. )
 4. CO2からポリマーの合成
 5. 電解及び光触媒によるCO2利用
  
Ⅵ. バイオマス利用
 1. バイオ燃料
 2. バイオマスから化学品の合成
  
Ⅶ. 船舶・航空燃料
  
Ⅷ. 廃プラ・都市ゴミによるCO2削減

 1. ケミカルリサイクル
 2. 都市ゴミから燃料・化学品の合成
  

  
  

関連図書

        材料・合成技術

関連セミナー/ウェビナー

        材 料