化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

 
* 本ウェビナーは開催済みです。再開催のご要望があれば、お知らせください。

        再開催を希望   

CMCリサーチウェビナー【ライブ配信】

       開催日時:2022年3月25日(金)13:30~16:30 
       受 講 料:44,000円(税込)  * 資料付
          *メルマガ登録者 39,600円(税込)
          *アカデミック価格 26,400円(税込)
         パンフレット

※ 本セミナーは、当日ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
 お申し込み前に、下記リンクから視聴環境をご確認ください。
   → https://zoom.us/test
 ★ アカデミック価格:学校教育法にて規定された国、地方公共団体および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。
 ★【メルマガ会員特典】2名以上同時申込かつ申込者全員メルマガ会員登録をしていただいた場合、1名あたりの参加費がメルマガ会員価格の半額となります。
 ★ お申込み後のキャンセルは基本的にお受けしておりません。ご都合により出席できなくなった場合は代理の方がご出席ください。

講 師

杉山 茂 氏
徳島大学大学院 社会産業理工学研究部
徳島大学 理工学部 理工学科 応用化学システムコース

【講師経歴】
 1983.3. 徳島大学大学院 工学研究科 化学工学専攻 修士課程修了
 1984.7. 九州大学大学院 総合理工学研究科 分子工学専攻 博士後期課程中途退学
 1984.8. 九州大学 教務員
 1988.4. 徳島大学 助手
 1994.4. 徳島大学 講師
 1998.3. 徳島大学 助教授
 1999.7. カナダ ウォータールー大学 客員教授
 2005.4. 徳島大学 教授
 2018.4. 国立台湾科技大学 客員教授 現在に至る

【研究歴】
 化学工学反応工学分野の教育、研究に従事。特に、触媒科学、資源回収に関する研究を行っている。
 非常勤講師歴:広島大学(2010-2012)、九州大学(2010)、宮崎大学(2013)、国立台湾科技大学(2018)、崇城大学(2020)にて触媒工学に関する非常勤講師を務めた。

【所属学会】
 化学工学会 理事(2009-2001)、化学工学会 中国四国支部 支部長(2009-2001)、石油学会 中国四国支部長(2012-2014)等を務め、現在は日本無機リン化学会 産学官連携担当理事(2010-現在)、化学工学会 反応工学部 会長(2020-2022)等を務めている。

【著者等】
 査読付学術論文 238篇、著者 14篇等

セミナーの趣旨

 固体触媒を用いた気相接触反応を検討する場合、大学などに比較すると、産業界では非常に多岐にわたる劣化因子が、特に実用化に際して大きな障害となることはよく知られています。しかし、高活性長寿命を目指す固体触媒の開発に際しては、障害と考えるよりは、「良い研究対象」を得られたと考えると、研究のモチベーションも上がるのではないでしょうか。本講演では、気相接触反応においてしばしば劣化因子として取り上げられる被毒、活性成分の昇華、活性成分の低分散化、および、炭素析出という劣化因子を逆手に取り、触媒開発を行った例を紹介したいと思います。産業界で実用化の際に触媒劣化を回避するために大変なご苦労をされた研究者は、「触媒劣化因子を逆手に取って、触媒開発などできるはずがない」と言われる向きもあることは重々承知しています。しかし、本講演を通じて、そのようなことを聞いてきた現場の技術者にも触媒劣化を逆手にとることに少しでも興味を持っていただければ幸いです。

セミナー対象者

 固体触媒を用いた製造業務に携わっている新人や若手中堅技術者や研究者

セミナーで得られる知識

 固体触媒開発では、様々な触媒の劣化因子に苦しむが、見方を変えれば、高活性化触媒の開発につながることを、以下のトピックスから習得する。
 ・触媒の被毒
 ・触媒からの活性成分の昇華
 ・高活性を示す低分散触媒

プログラム

                  ※ 適宜休憩が入ります。
1.  触媒の高活性化を妨げる劣化の概説と高活性化因子の概説
 1-1.金属触媒の劣化因子
 1-2.金属触媒の高活性化
  
2.  塩素被毒を利用したメタンの接触酸化における部分酸化反応生成物の高選択的合成
 2-1.メタンの酸化カップリング反応
 2-1.メタンの一酸化炭素への部分酸化反応
  
3.  触媒活性成分の昇華に注目したブテンからブタジエンの合成触媒の開発
 3-1.ビスマス-モリブデン触媒の触媒活性
 3-2.ビスマス-モリブデン触媒へのセリウムの添加効果
  
4.  低分散銀触媒によるプロピレンのエポキシ化触媒の開発
 4-1.低分散銀を避ける手段(1):高活性を与えると言われていたメソポーラスシリカ担持チタニア-アルミナ触媒
 4-2.低分散銀を避ける手段(2):高活性を与えると言われていた ZSM-5 関連触媒
 4-3.低分散銀触媒の信頼性
  
5.  コーキング゙により触媒活性が劇的に改善する接触脱水素反応
 5-1.γ-アルミナ担持酸化クロム触媒によるイソブタンの脱水素反応における研究者周知の触媒劣化挙動
 5-2.γ-アルミナ担持酸化クロム触媒によるイソブタンの脱水素反応における研究者に認識されていない活性改善挙動
  
  

関連図書

        材料・合成技術

関連セミナー/ウェビナー

        材 料