~ 自作透明小型モデルにて、粉体挙動の可視化。動画で疑似体験! ~
* 本ウェビナーは開催済みです。再開催のご要望があれば、お知らせください。
CMCリサーチウェビナー【ライブ配信】
開催日時:2022年6月6日(月)10:30~16:30
受 講 料:55,000円(税込) * 資料付
*メルマガ登録者 49,500円(税込)
*アカデミック価格 26,400円(税込)
パンフレット
※ 本セミナーは、当日ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
お申し込み前に、下記リンクから視聴環境をご確認ください。
→ https://zoom.us/test
★ アカデミック価格:学校教育法にて規定された国、地方公共団体および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。
★【メルマガ会員特典】2名以上同時申込かつ申込者全員メルマガ会員登録をしていただいた場合、1名あたりの参加費がメルマガ会員価格の半額となります。
★ お申込み後のキャンセルは基本的にお受けしておりません。ご都合により出席できなくなった場合は代理の方がご出席ください。
講 師
吉原 伊知郎 氏 吉原伊知郎技術士事務所 所長
【講師経歴】
1976年 東京農工大学 工学部 化学工学科卒業
同年 ㈱奈良機械製作所 入社。 乾燥。粉砕。造粒、表面改質のプロセス開発に関わる。奈良機械製作所ヨーロッパ支社支店長。ドイツ駐在、2001年より、東京本社勤務。技術担当役員、ヨーロッパ支店担当。
2001年より、日本粉体工業技術協会、造粒分科会代表幹事。退社まで14年間継続。
2014年12月31日 奈良機械フェロ―を経て退社
2015年1月1日より、吉原伊知郎技術士事務所開設、粉/粒体プロセスに関する技術指導、執筆、透明モデルを使った「粉体技術セミナー」講師。
2019年 技術士(機械部門)。東京農工大学 技術士会 会長。
(趣味;山登り、動く模型作り)
【所属学会】
日本粉体工業技術協会、造粒分科会、アドバーザー。日本技術士会(機械部門)会員、技術士挙動組合会員。微粒子研究員会。
【著 書】
「造粒ハンドブック:オーム社、編著、1990」
「モノづくり高品位化のための微粒子技術。第6章、大河出版 2012」
「ミスのない難局打開の造粒技術、第1章、サイエンス&テクノロジー、2014」
「よくわかる粉体・粒体の出来るまで、日刊工業新聞社。2022」等
【商 標】
「粉体挙動スケルトンモデル:Powder Phenomena Skelton Model®」
セミナーの趣旨
粉体を取り扱う技術は、新材料創成や、従来材料に新しい機能を付与するために有効な技術であるが、生産過程/途中において利用されるために、あまり一般の目に触れることは無い。とくに「造粒」は、微粒子固体と、液体、気体の「混相流体」のため、なかなか数値化できずに、多くの「経験に基づくノウハウ」が存在する。当セミナーでは当該技術を俯瞰し、かつ小型透明モデルを動かして粉体挙動を体感し、トラブルの要因やその対策を、単なる知識ではなく、小型モデルで疑似体験をし、より印象に残る理解を得られるように工夫してある。筆者の実経験からトラブルの対応について紹介する。
セミナー対象者
・粉体/粒体技術の基本を学びたい技術者/研究者。
・新しく「粉体/粒体分野」に配属になった技術者。
・自社の装置の原理と限界を知りたい技術者。
・粉体分野に興味のある技術者/研究者。
・造粒分野の課題を理解したい技術者/研究者。
セミナーで得られる知識
・粉体技術、特に造粒技術における造粒原理、業界装置が、俯瞰できる。
・粉体/粒体取り扱いプロセスの「トラブルの要因」が、総括的に理解できる。
・製品粒子の「機能に合わせた、造粒原理の選択」が可能となる。
・「粉体であるがためのトラブル」に応じた、コストを考慮した対策が理解できる。
・現在の粉体業界の問題点/課題と、その対策の情報が得られる。
・小型透明スケルトンモデルを動かして(動画駆使)、粉体の挙動を体験できる。
プログラム
※ 適宜休憩が入ります。
① 粉体取り扱い技術全体からの位置づけ。
➁ 製品である造粒品の物性から、「適正な造粒原理」を選ぶこと。
③ その造粒原理を利用している「造粒装置」とはどれか。
④ 「混相流体」のとりあつかいで、発生するトラブルは何か。
2. 粉体プロセスは、前工程(混合)、後工程(乾燥)等の多くの行程がある。
① 造粒技術とその周辺技術を俯瞰する。
➁ 分離現象と混合現象とは。
③ 混合状態を「固定」するのが造粒操作。
④ 「成型前顆粒」に求められる物性。
3. 造粒中に起きている現象
① 偏析現象とは?分散現象とは? 「混合終点」とは?
➁ 対流混合と剪断混合、その使い分け。
③ 液架橋現象とは、その結合剤の利用方法。
④ 重力と遠心力の利用により、粒は重質になる。
4. 造粒品物性とそれを利用した各装置
① 目的に応じた造粒装置と分類、その運転パラメーター
➁ 硬い粒が欲しいのか、溶けやすい粒が欲しいのか、では、どの原理を使うか。
③ インテリジェンス粒子と呼ばれる造粒品。バインダーの選択。
④ 「デザインスペース」と呼ばれる造粒操作の自由度とは。
5. 造粒操作を含む「粉体プロセス」のトラブル対策
① トラブルの原因を、シンプルな要素に分ける。
➁ あらゆるトラブルはその要素の複合から発生している、その実例。
③ それぞれの要因への対策と実施例、コストパフォーマンスが高い方法とは?
④ 人的要素も含んだ業界の動向、VR,AR,PATの使い方。
粉体挙動確認スケルトンモデルは、講演の各要所で動かします(動画を多用)。