化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

~ メーキャップ、サンスクリーン、スキンケア、デオドラント等の効果を高める方法とは? ~
~ ポリマー粒子/カップリング剤処理/シリコーン処理/機能性ナノコーティング ~

 
※ 本セミナーはZoomを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はございません。

R&D支援センターウェビナー

       開催日時:2022年2月14日(月)10:30~16:30
       開催場所:【WEB限定セミナー】※ 会社やご自宅でご受講ください。
       参 加 費:55,000円(税込)

定 員

 30名

備 考

・本セミナーは「Zoom」を使ったWEB配信セミナーです。

【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
1)Zoomを使用されたことがない方は、 こちら からミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
2)セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。Zoom WEBセミナーのはじめかたについては こちら をご覧ください。
3)開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。

・セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。
 無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。

講 師

福井技術士事務所 代表  福井 寛 氏
日本化学会フェロー、工学博士(名古屋大学)、技術士(化学部門)

≪ご経歴≫
1974年、広島大学工学部修士課程修了、㈱資生堂入社。工場、製品化研究、基礎研究(粉体の触媒活性および表面処理)などの研究に従事。香料開発研究室長、メーキャップ開発センター長、素材・薬剤開発センター長、特許部長、フロンティアサイエンス事業部長、資生堂医理化テクノロジー社長などを歴任。
2010年、福井技術士事務所設立。現在に至る。
東京都立産業技術研究センター:SUSCARE相談員
(以下歴任)
学術振興会先端ナノデバイス材料テクノロジー第151委員会:企画委員、顧問
日本技術士会:理事
技術知財経営支援センター:理事
東北大学・客員教授, 東京理科大・客員教授、信州大学・客員教授、大同大学・客員教授

受講対象・レベル

・化粧品の製造・研究に携わっている技術者・研究者
・化粧品用粉体原料を扱っている企業の技術者・研究者 

習得できる知識

・化粧品における粉体の役割が理解できる
・粉体のバルク特性、粒子特性、表面特性など粉体の全体像が把握できる
・粉体の表面処理の考え方が把握でき、具体例を知ることができる。 

趣 旨

 化粧品には多くの種類の粉体が配合されている。粉体にはバルクの性質、粒子の性質、表面の性質があり、それらを巧みに利用してメーキャップ、サンスクリーン、スキンケア、デオドラントなどの効果を高めている。さらに化粧品では粉体は油や水と混合したり乳化系に配合したりする場合が多く、液体への濡れや分散が重要となる。
化粧品の性能を高めるためには表面の性質をコントロールする必要があり、粉体の表面設計は非常に重要である。本講演では粉体の基本的性質を述べた後に粉体の表面処理の概念と具体的な例を紹介する。
 化粧品はちょっとしたアイデアによって新規な商品を開発できる魅力的な市場である。粉体を扱った方はもちろん、これまで粉体を扱っていなかった方もこの講演を聞いてイノベーションを起こして頂きたい。

プログラム

1.はじめに
  
2.粉体の基本的性質

 2-1.粉体の粒子的性質
  2-1-1粒子の大きさ
  2-1-2粒子の形
 2-2.粉体の表面の性質
  2-2-1表面積、細孔分布
  2-2-2電荷、等電点、
  2-2-3濡れ、分散
 2-3.粉体の触媒活性
  2-3-1表面水酸基
  2-3-2固体酸、固体塩基
  2-3-3指示薬法を用いた固体酸・塩基の評価法
  2-3-4モデル反応を利用した固体酸・塩基の評価法
  2-3-5酸化、還元
  2-3-6光触媒
  
3.化粧品に用いられる粉体
 3-1メーキャップに使われる粉体
  3-1-1体質顔料
  3-1-2白色顔料
  3-1-3有色顔料(無機・有機)
  3-1-4光輝性顔料
  3-1-5ポリマー粒子
 3-2サンスクリーンに使われる粉体
  3-2-1紫外線の防御方法
  3-2-2紫外線散乱剤
 3-3その他の機能性粉体
  3-3-1デオドラント粉体
  3-3-2スキンケア粉体
  
4.化粧品用粉体の表面処理
 4-1金属酸化物処理
 4-2脂肪酸・金属石鹸・アミノ酸等の処理
 4-3カップリング剤処理
 4-4シリコーン処理
 4-5フッ素系処理
 4-6生体関連物質による処理
  
5.機能性ナノコーティング
 5-1環状シロキサンによるナノコーティング
 5-2付加反応による機能化
 5-3化粧品への応用
  
6.未来への展望