化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

– 各電極・電池の詳細な電気化学的解析を含む –

 
* 本ウェビナーは開催済みです。再開催のご要望があれば、お知らせください。

        再開催を希望   

CMCリサーチウェビナー【ライブ配信】

       開催日時:2022年3月25日(金)10:30~16:30 
       受 講 料:55,000円(税込)  * 資料付
          *メルマガ登録者 49,500円(税込)
          *アカデミック価格 26,400円(税込)
         パンフレット

※ 本セミナーは、当日ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
 お申し込み前に、下記リンクから視聴環境をご確認ください。
   → https://zoom.us/test
 ★ アカデミック価格:学校教育法にて規定された国、地方公共団体および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。
 ★【メルマガ会員特典】2名以上同時申込かつ申込者全員メルマガ会員登録をしていただいた場合、1名あたりの参加費がメルマガ会員価格の半額となります。
 ★ お申込み後のキャンセルは基本的にお受けしておりません。ご都合により出席できなくなった場合は代理の方がご出席ください。

講 師

 小山 昇 氏  エンネット㈱ 研究開発部 代表取締役社長

セミナーの趣旨

 新規参入企業や新たに研究を始められた関係者、およびご経験をお持ちの研究者や企画関係者のために役立つように、リチウムイオン二次電池(LIB)の基礎、基礎特性評価、動作状態把握、電池の性能劣化とそのメカニズム、劣化度・寿命予測の評価方法、電池の性能確保に向けて、特に充放電曲線から得られる情報、印加パルスの応答計測やインピーダンス計測を用いた評価・解析法について、基礎からじっくりと電気化学法をベースに解説します。市場で汎用されているLIBの基礎特性の紹介や、最新の測定・評価法や材料開発も紹介し、周辺の研究動向を明らかにします。出荷時、動作時、リユース時の検査や開発中多数個セルの高速および高精度検査の新規診断や解析評価法の提案も行います。LIBの課題であるLi析出の評価法も紹介します。講義終了後には、講演内容に関するご質問に可能な範囲で回答いたします。

講演内容のキーワード

 ① 電池反応の基礎特性
 ② 充放電特性評価
 ③ 直流各種評価法
 ④ 交流インピーダンス測定法
 ⑤ 現在の汎用電池の特徴
 ⑥ 電池の性能劣化とそのメカニズム
 ⑦ 劣化度・寿命予測の評価法
 ⑧ 電池の性能確保

必要な予備知識

 一般化学、電気・電子工学概論、熱力学・速度論の基礎知識

プログラム

      ※ 適宜休憩が入ります。

1 電池反応の基礎
 1.1 反応の基礎概念
  a. 酸化還元電位、ネルンストの式、電気二重層、出力電位
  b. ガスー格子モデル
  c. 活物質粒子の電極反応モデル
 1.2 活物質粒子の反応スキーム
  a. LTO系
  b. オリビン鉄系
 1.3 リチウムイオンの拡散過程と拡散係数
  
2 充放電特性
 2.1 充放電曲線(エネルギー密度、レート特性)
 2.2 差分曲線
  
3 直流各種評価法
 3.1 サイクリックボルタンメトリー
 3.2 パルス法
  
4 交流インピーダンス評価法
 4.1 測定法
  a. 原理・特徴
  b. 評価モデル等価回路
  c. 活物質球状粒子表面上膜(SEI)界面と等価回路
  d. 固体粒子/電解液界面での各種パラメータ
  e. 最近の報告例のいくつか
 4.2 求められたインピーダンススペクトル(EIS)
  a. EISの温度、およびSOC依存性
  b. 3D表示化
  
5 現在の汎用電池の特徴
 5.1 構成材料(負極材と電解質との選択)
 5.2 充放電特性
  
6 電池の性能劣化とそのメカニズム
 6.1 特性の経時変化(1/2乗則)と容量減少
 6.2 劣化の諸因子
 6.3 組成分析と構造解析
  
7 劣化度・寿命予測の評価法(金属Li析出含む)
 7.1 OCV曲線とdV/dQ曲線
 7.2 インピーダンス特性と評価用等価回路
 7.3 カーブフィッティング
 7.4 Newmanモデル
 7.5 カルマンフィルタ-
 7.6 機械学習法
 7.7 パルス特性と評価用等価回路
  
8 電池の性能確保に向けて
 8.1 界面制御
 8.2 化学修飾
 8.3 安全性対策
 8.4 全固体電池
  
9 おわりに(遂行PJの概要紹介など)
  

  
  

関連図書

        電池技術・市場

関連セミナー/ウェビナー

        電 池