化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

 
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CMCリサーチウェビナー【ライブ配信】

       開催日時:2022年2月14日(月)13:30~16:30 
       受 講 料:44,000円(税込)  * 資料付
          *メルマガ登録者 39,600円(税込)
          *アカデミック価格 26,400円(税込)
         パンフレット

※ 本セミナーは、当日ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
 お申し込み前に、下記リンクから視聴環境をご確認ください。
   → https://zoom.us/test
 ★ アカデミック価格:学校教育法にて規定された国、地方公共団体および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。
 ★【メルマガ会員特典】2名以上同時申込かつ申込者全員メルマガ会員登録をしていただいた場合、1名あたりの参加費がメルマガ会員価格の半額となります。
 ★ お申込み後のキャンセルは基本的にお受けしておりません。ご都合により出席できなくなった場合は代理の方がご出席ください。

講 師

 星野 毅 氏  国立研究開発法人 量子科学技術研究開発機構 上席研究員

【講師経歴】
 2003年 東京大学大学院 博士課程修了(工学博士)
 2003年 特殊法人 日本原子力研究所 博士研究員
 2006年 独立行政法人 日本原子力研究開発機構 研究員
 2011年 国立研究開発法人 日本原子力研究開発機構 研究副主幹
 2015年  同、研究主幹
 2016年 国立研究開発法人 量子科学技術研究開発機構 上席研究員
  
【活 動】
 次世代エネルギー源として注目される核融合炉の燃料である三重水素を核融合炉内で作り出すために不可欠なリチウムセラミックスの研究開発に従事し、その研究成果は世界的にも評価され、2013年に国際会議(ISFNT-11)にて、Miya-Abdou Fusion Nuclear Technology Award を受賞した。
 また、リチウムは核融合炉だけでなく、電気自動車、家庭用蓄電池等に必要な大型リチウムイオン電池に必須な元素であることから、内閣府の最先端・次世代研究開発支援プログラムの研究代表者として、2011年より海水からのリチウム資源回収に関する研究開発に着手した。本研究にて、海水中のリチウム資源を回収する革新的な元素分離技術を確立し、平成27年度 科学技術分野の文部科学大臣表彰、第5回 新化学技術研究奨励賞、第15回グリーン・サステイナブル ケミストリー賞等を受賞し、現在は、日本国内におけるリチウム循環型社会を目指し、革新的な科学技術イノベーションの創出を目指している。

セミナーの趣旨

 2050年におけるCO2の実質ゼロ排出を目指すパリ協定が発効し、各国でCO2削減に向けた方策が取られているが、その中でも大きな比重を占めると考えられるのが、電気自動車(EV)の普及である。EV用のリチウムイオン電池(LIB)の市場は急拡大しており、今後のリチウム資源の需給を試算したところ、我が国は2027~2030年頃にはEVの急速な普及に伴うリチウム需要の急増に対応できず、リチウム資源が枯渇する計算となる。今後、急拡大するEV市場において我が国が国際競争力を維持し続け、CO2削減目標へ必要なEV化率を達成するためには、リチウム資源を確保が最重要課題であり、LIBリサイクルの促進、海外リチウム資源の確保、更には海水リチウム回収手段を確立することが不可欠である。そこで、事業採算製を有する新たなリチウム回収技術として、イオン伝導体をリチウム分離膜とすることに着目し、リチウムのみを選択的に回収可能な世界初の手法として発案した「イオン伝導体リチウム分離法」(Lithium Separation Method by IonicConductor, LiSMIC)を紹介する。

セミナー対象者

 リチウムイオン電池リサイクルに関する担当者
 海外リチウム資源開拓に関する担当者
 海水資源開発に関する担当者
 セラミックスイオン伝導体開発に関する担当者
 リチウム全固体電池材料開発に関する担当者

セミナーで得られる知識

 ・ リチウムイオン電池リサイクルにおいて従来法ではコスト的に困難なリチウムの安価・高純度回収法を学習できる。
 ・ 海外の塩湖や鉱山等におけるリチウム資源回収の新たな低コスト回収法として期待できる技術を学習できる。
 ・ 海水からのリチウム回収の可能性を学習できる。
 ・ リチウム全固体電池材料であるイオン伝導体をリチウム分離膜として利用する可能性を学習できる。

プログラム

      ※ 適宜休憩が入ります。

1.イオン伝導体リチウム分離法LiSMIC
 1.1 急拡大するリチウムLi需要予測
 1.2 LiSMICによるリチウム回収
 1.3 LiSMICの進展
  
2.使用済リチウムイオン電池(LIB)リサイクルへのLiSMICの適用
 2.1 使用済LIBリサイクルの現状
 2.2 LiSMICによる使用済LIBからのリチウム回収
 2.3 研究開発の進展
  
3.海水からのリチウム回収へのLiSMICの適用
 3.1 海水リチウム回収の現状
 3.2 LiSMICによる海水からのリチウム回収
 3.3 研究開発の進展
  
4.塩湖かん水からのリチウム回収へのLiSMICの適用
 4.1 海外におけるリチウム資源開発の現状
 4.2 LiSMICによる塩湖かん水からのリチウム回収
 4.3 研究開発の進展
  
5.核融合炉で必要なリチウム6の分離濃縮へのLiSMICの適用
 5.1 核融合炉で必要なリチウム6とは
 5.2 LiSMICによるリチウム6の分離濃縮
 5.3 研究開発の進展
  
6.LiSMICの展望
  

  
  

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