化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

 
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CMCリサーチウェビナー【ライブ配信】

       開催日時:2022年1月17日(月)13:30~16:30 
       受 講 料:44,000円(税込)  * 資料付
          *メルマガ登録者 39,600円(税込)
          *アカデミック価格 26,400円(税込)
         パンフレット

※ 本セミナーは、当日ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
 お申し込み前に、下記リンクから視聴環境をご確認ください。
   → https://zoom.us/test
 ★ アカデミック価格:学校教育法にて規定された国、地方公共団体および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。
 ★【メルマガ会員特典】2名以上同時申込かつ申込者全員メルマガ会員登録をしていただいた場合、1名あたりの参加費がメルマガ会員価格の半額となります。
 ★ お申込み後のキャンセルは基本的にお受けしておりません。ご都合により出席できなくなった場合は代理の方がご出席ください。

講 師

 倉地 育夫 氏  ㈱ケンシュー 代表取締役 工学博士

【講師経歴】
 1977年3月 名古屋大学 工学部 合成化学科 卒業
 1979年3月  同大学院 工学研究科 応用化学専攻 博士課程 前期修了
 1983年4月 科学技術庁 無機材質研究所 留学(1984年10月まで)
 1992年9月 学位取得(工学博士; 私立中部大学)
 1979年4月 ブリヂストンタイヤ入社(現;ブリヂストン)
 1984年11月 ブリヂストン 研究開発本部 復職
 1991年9月 ブリヂストン 退社
 1991年10月 コニカ 第四開発センター 入社(主任研究員)
 1993年4月 福井大学 工学部 客員教授
 1993年11月 コニカ 感材技術研究所 主幹研究員
 1998年6月  同社 MG開発センター 主幹研究員
 2001年8月  同社 中央研究所 所長付主幹研究員
 2005年8月 コニカミノルタビジネステクノロジーズ 生産本部 生産技術センターデバイス技術部 第3デバイスグループリーダー
 2008年10月 同社 生産技術センターデバイス技術部 担当部長
 2009年4月 同社 開発本部化製品開発センター機能部材開発部 担当部長
 2011年3月 コニカミノルタビジネステクノロジーズ 定年退社(57歳)
 2011年3月 ケンシュー設立 代表取締役社長 就任(現在に至る)

【受賞歴】
 2000年5月 第32回日本化学工業協会 技術特別賞受賞 、
 2004年5月 写真学会 ゼラチン賞受賞
 その他 ブリヂストンの超高純度βSiC半導体技術が日本化学会 化学技術賞 受賞

【活 動】
 高分子学会 代議員、高分子同友会 開発部会 世話人、日本化学会 代議員、日本化学会 産学交流委員会シンポジウム分科会 主査、同委員長、日本化学会 春季年会講演賞審査委員長など
 共著多数

セミナーの趣旨

 1890年に起きた足尾鉱毒事件は有名な公害問題であるが、公害対策基本法が施行されたのは1967年のことである。この後1972年に自然環境保全法が施行されるが、環境問題は地球規模で起きており、これらの法律で対応できなくなった。
 1992年に開催された地球サミットで地球規模の環境問題が世界で共有化され、わが国でも1993年に公害対策基本法に代わり環境基本法が施行された。
 ところが2016年に開かれた通称「ダボス会議」では、「2050年には海の中のプラスチックの重量が魚の重量を越える」という衝撃の予測が提示され、プラスチックスとゴムの廃材で起きている環境問題が世界中でクローズアップされた。最近では、3RにRefuseを加えた4Rが合言葉となった脱プラスチック運動が世界で起きている。国連が示したSDGsでも廃棄物の発生防止と削減が重点となっており、特に高分子材料についてこれまでの環境対策の見直しが急務である。
 本セミナーでは、これまでの環境問題の変遷についてわかりやすく解説するとともに、今求められている環境対応技術について、高分子材料に焦点を当てて解説する。脱プラスチックスが世界の合言葉として叫ばれているが、この潮流の中でどのように環境問題解決に貢献し持続的な企業活動を実現したらよいのか事例とともに提案する。

セミナー対象者

 高分子材料の知識が無くても理解できます。
 (1)環境問題について企業で担当している管理者、担当者
 (2)環境問題の対策のため高分子材料開発を担当している管理者、担当者
 (3)製品開発を担当している管理者、担当者

プログラム

      ※ 適宜休憩が入ります。

1. 世界が直面する危機と高分子材料
 1.1. 高分子材料の大半はゴミ。
 1.2. 高分子材料の無い生活に戻れない。
 1.3. 海洋プラごみが決定づけたゴミ問題
 1.4. 先進国が輸出していたゴミ
  
2. 高分子材料の基礎知識
 2.1. 高分子材料とは
 2.2. 高分子材料の物性と評価技術
  (1)評価技術概論
  (2)事例:半導体ベルトのLCA
 2.3. 高分子材料のプロセシング
 2.4. バイオプラスチック
  (1)オイルリファイナリーからバイオリファイナリーへ
  (2)ミドリムシプラスチック
  (3)パルプ・樹脂複合材料
  
3. 高分子材料と環境問題
 3.1. 環境問題と世界の動向
  (1)環境問題の変遷
  (2)自動車業界の事例
 3.2. ごみ処理とサプライチェーン
 3.3. クローズアップされた海洋プラごみ
 3.4. 環境対策の事例
  
4. 脱高分子材料を考える
 4.1. 3Rから4Rへ
 4.2. バイオプラスチックの誤解
 4.3. 事例による脱高分子材料考察
  
5. 高分子材料技術のあるべき姿
 5.1.  高分子材料技術再考
 5.2.  もう一つのR
  
6. まとめ
 6.1. 解決策案1
 6.2. 解決策案2
  

  
  

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