* 本ウェビナーは開催済みです。再開催のご要望があれば、お知らせください。
CMCリサーチウェビナー【ライブ配信】
開催日時:2022年2月24日(木)13:30~15:00
受 講 料:33,000円(税込) * 資料付
*メルマガ登録者 29,700円(税込)
*アカデミック価格 26,400円(税込)
パンフレット
※ 本セミナーは、当日ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
お申し込み前に、下記リンクから視聴環境をご確認ください。
→ https://zoom.us/test
★ アカデミック価格:学校教育法にて規定された国、地方公共団体および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。
★【メルマガ会員特典】2名以上同時申込かつ申込者全員メルマガ会員登録をしていただいた場合、1名あたりの参加費がメルマガ会員価格の半額となります。
★ お申込み後のキャンセルは基本的にお受けしておりません。ご都合により出席できなくなった場合は代理の方がご出席ください。
講 師
稲垣 冬彦 氏 神戸学院大学 薬学部 教授
【講師経歴】
2002年3月 金沢大学 薬学部 製薬化学科 卒業
2004年3月 金沢大学大学院 自然科学研究科 博士前期課程修了
2007年3月 金沢大学大学院 自然科学研究科 博士後期課程修了
2007年4月 武田薬品工業㈱ 化学研究所 研究所員
2008年3月 金沢大学 医薬保健研究域 薬学系 助教
2011年6月 米国スタンフォード大学 ビジティングスカラー
2012年5月 金沢大学 医薬保健研究域 薬学系 准教授
2019年4月 神戸学院大学 薬学部 教授
【研究歴】
遷移金属触媒反応による新規反応開発(2008~)
CO2吸収/放出剤の開発(2016~)
【所属学会】
日本薬学会、有機合成化学協会
【著 書】
・大気中低濃度CO2活用を志向した回収・合成技術、環境浄化技術, 2020年1/2月号 日本工業出版
・効率的な大気中CO2吸収・放出剤の開発ーメディシナルケミストリーからの挑戦ー現代化学(解説) 2017, 560(11), 30-33.
セミナーの趣旨
現在、CO2削減技術として大気中のCO2を回収するDAC技術に注目が集まっています。CO2を回収する方法として、アミンを用いた化学吸収法があります。アミンは親水性基、炭酸水に代表されるようにCO2は水溶性のため、アミンとCO2における反応では含水することが常識となっていました。含水は、CO2の加熱放出時に水加熱分の余分な熱エネルギーを必要とします。一方、我々は、大気中の水分を含まずCO2を選択的に回収する技術を開発しました。これにより、水加熱分の余分なエネルギーの削減が期待されます。また、条件によってはCO2のみを回収することができるため、放出時には高純度のCO2を得られることになります。本発表ではその経緯を含め、我々の技術について紹介します。
セミナー対象者
大気中CO2回収(DAC)技術に興味のある企業
セミナーで得られる知識
我々の開発した水分をも分離する大気中CO2回収(DAC)技術について
プログラム
※ 適宜休憩が入ります。
1. CO2回収技術について
1.1 CCS(Carbon dioxide Capture and Storagege)およびDAC(Direct Air Capture)技術について
1.2 CCSとDACの違い、長所短所
2. 低分子アミンを活用したDAC手法の開発
2.1 開発の経緯
2.2 化学吸収法の課題点の抽出
3. 水分をも分離する耐水性DAC手法の開発
3.1 概念技術の獲得
3.2 応用技術の最新情報