* 本ウェビナーは開催済みです。再開催のご要望があれば、お知らせください。
CMCリサーチウェビナー【ライブ配信】
開催日時:2022年1月25日(火)10:30~16:30
受 講 料:55,000円(税込) * 資料付
*メルマガ登録者 49,500円(税込)
*アカデミック価格 26,400円(税込)
パンフレット
※ 本セミナーは、当日ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
お申し込み前に、下記リンクから視聴環境をご確認ください。
→ https://zoom.us/test
★ アカデミック価格:学校教育法にて規定された国、地方公共団体および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。
★【メルマガ会員特典】2名以上同時申込かつ申込者全員メルマガ会員登録をしていただいた場合、1名あたりの参加費がメルマガ会員価格の半額となります。
★ お申込み後のキャンセルは基本的にお受けしておりません。ご都合により出席できなくなった場合は代理の方がご出席ください。
講 師
渡邉 賢 氏
東北大学大学院 工学研究科 化学工学専攻 教授 工学(博士)
【講師経歴】
99年 東北大学大学院 工学研究科 化学工学専攻 博士後期課程 修了。文科省海外先進教育研究実践プログラム研究員(ドイツ・カールスルーエ研究所)、東北大学大学院 工学研究科 助手、助教授、准教授。2018年より教授。
化学工学を専門とし、化学工学の成り立ちや発展に関して研究する。その考えの途上を化学工学会の懸賞論文に応募し、最優秀賞を受賞。東日本大震災以降、地域振興の重要性に重点を置き、農工連携による新たな知と技術の形成を促すべく、研究会活動も精力的に展開。
【専 門】
化学工学、超臨界流体工学、資源変換工学
【学 会】
化学工学会 超臨界流体部会・部会長(R3〜4年度)
【著 書】
共著に「超臨界流体入門」(丸善出版)、「安全化学実験ガイド」(講談社サイエンティフィク)等。
セミナーの趣旨
重質油、プラスチックス、リチウムイオン電池正極材料、農業、食品など、エネルギー、社会インフラ、農業、生活に関わる廃棄物の多くは未利用資源であり、その有効利用が求められている。こうした未利用資源の開発や処理に有用であるとして、水熱・超臨界水技術が注目を集めている。本セミナーでは、水熱・超臨界水技術の基礎について、特に物性値の取り扱いについて水蒸気表を中心に密度、イオン積、エンタルピーなどの活用の仕方を説明する。その応用として、未利用資源を有効活用するための水熱・超臨界水技術の開発動向や課題などを紹介し、今後の展望を共有する。
セミナー対象者
資源変換、資源循環やバイオマス利用、リチウムイオン電池湿式製錬について興味のある方、既に携わっている方
セミナーで得られる知識
水蒸気表の見方、水の基礎物性の獲得方法、エンタルピー計算、エネルギー獲得比率、水熱エンジニアリングの基礎
プログラム
※ 適宜休憩が入ります。
1)重質油改質
2)プラスチック変換
3)リチウムイオン電池正極材料水熱酸浸出
4)バイオマス変換技術
2. 水と水物性の基本
1)水の三態
2)水蒸気表
3)密度
4)イオン積
5)エンタルピー
3. 水熱・超臨界水反応技術の基礎
1)水熱反応の基礎
a) ラジカル反応
b) イオン反応
c) 分子反応
2)重質油改質
a) なぜ超臨界水で重質油改質は促進されるか
b) 実証試験
3)プラスチック変換
a) 付加重合プラスチック;PE
b) 脱水縮合プラスチック1;PET
c) 脱水縮合プラスチック2;PC
d) 複合プラスチック1;FRP
e) 複合プラスチック2;油化
4)リチウムイオン電池正極材料水熱酸浸出
a) クエン酸浸出1;市販品
b) クエン酸浸出2;連続処理装置
c) グリーン湿式製錬
d) 水熱酸浸出に有用な浸出剤
5)バイオマス変換技術
a) 液化;バイオクルード
b) ガス化;SCWG
c) 炭化;HTC
d) 水熱前処理
6)反応器・装置・部材
4. まとめと今後の展望