* 本ウェビナーは開催済みです。再開催のご要望があれば、お知らせください。
CMCリサーチウェビナー【ライブ配信】
開催日時:2021年12月27日(月)14:00~15:30
受 講 料:22,000円(税込) * 資料付
*メルマガ登録者 19,800円(税込)
パンフレット
※ 本セミナーは、当日ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
お申し込み前に、下記リンクから視聴環境をご確認ください。
→ https://zoom.us/test
★ アカデミック価格:学校教育法にて規定された国、地方公共団体および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。
★【メルマガ会員特典】2名以上同時申込かつ申込者全員メルマガ会員登録をしていただいた場合、1名あたりの参加費がメルマガ会員価格の半額となります。
★ お申込み後のキャンセルは基本的にお受けしておりません。ご都合により出席できなくなった場合は代理の方がご出席ください。
講 師
佐藤 登 氏
名古屋大学 未来社会創造機構 客員教授
エスペック㈱ 上席顧問
イリソ電子工業㈱ 社外取締役 工学博士
【講師経歴】
1978年 横浜国立大学大学院 工学研究科 電気化学専攻 修士課程修了後、本田技研工業に入社。89年までは自動車の腐食防食技術の開発に従事。社内研究成果により88年に東京大学 工学博士。
90年に本田技術研究所の基礎研究部門へ異動。電気自動車用の電池研究開発部門を築く。
99年から4 年連続、および2018年、19年、20年、21年にも「世界人名事典」に掲載される。
栃木研究所チーフエンジニアであった04年9月に、韓国サムスンSDI 常務に就任。09年 8月までの5年間は中央研究所にて技術経営にあたる。09年9月から本社経営戦略部門に異動と同時に、逆駐在の形で東京勤務。12年12月にサムスン SDI 退社。
13年から現職。近著に「電池の覇者」日本経済新聞出版、2020年9月刊行。
2021年6月よりイリソ電子工業㈱ 社外取締役。
セミナーの趣旨
モバイル用から車載用、定置用を含めてリチウムイオン電池のビジネスは活発であり、技術開発においても激しい競争が推進されている。特に車載用では、米国ZEV規制と欧州CO2規制を始め、中国ではエコカー政策とNEV規制が2019年に発効している。NEV規制では日本が得意としているハイブリッド車はクレジット対象から除外されてきたが、19年7月に見直しをかけ、21年からハイブリッド車も優遇する方針転換を図った。このような状況下で、自動車業界、電池業界、部材業界はしたたかな戦略が必要とされている。各業界のEVシフトに対応する積極投資もあり、21年以降を見据えてグローバル競争が激化する。本セミナーでは、国内外におけるリチウムイオン電池及び関連部材の市場・技術動向、電動化を加速させている自動車業界の動向、および各業界に今後求められる対応・戦略等について述べる。一方、安全性にまつわる事故はこれまでも多発し、最重要課題にもかかわらずまだ課題を残す。そして、車載電池の再利用とリサイクルは今後の循環型社会を構築する上で極めて重要なビジネスとなる。しかしそこには解決すべき課題も山積する。再利用の実態や元素リサイクルに向けた各国の状況と日本の進め方を議論する。トヨタを中心に全固体電池の研究開発も全世界的に活発になっている中で、期待度と課題についても触れる。
セミナー対象者
自動車業界での電動化、電池業界での電池開発と電池材料開発、部材業界での技術開発やマーケティングに従事されている方
次世代革新電池研究に従事されている方
試験評価機器事業に携わっている方
電池リサイクラーに従事されている方
他に経営層等。
セミナーで得られる知識
自動車業界・電池業界・部材業界のビジネス動向と技術開発、各業界間競争力、サプライチェーン、各業界の戦略や展望、電池の再利用とリサイクル技術およびビジネス、次世代革新電池の現状と期待度等について習得できます。
プログラム
※ 適宜休憩が入ります。
1.1 米国ZEV法規発効からの電動化の流れ
1.2 各国の環境規制と電動化の加速
2. 自動車各社の取り組みと電池戦略
2.1 トヨタ自動車
2.2 ホンダ
2.3 日産自動車
2.4 欧米韓自動車各社の動向
3. LIB業界と部材業界のビジネス動向と今後
3.1 各国の電池産業の現状と課題
3.2 電池業界における競争力比較
3.3 LIB部材の変遷・市場動向
3.4 各部材ごとの課題
4. LIBの安全性評価と受託試験・認証事業
4.1 車載用電池の事故・リコールの歴史
4.2 国連規則と認証事業
4.3 エスペックの受託ビジネス・認証ビジネス
4.4 ECE R100 PartIIの試験項目と事例
5. 車載電池の再利用とリサイクル
5.1 再利用の事例と課題
5.2 再利用にあたっての取り組むべき事項
5.3 再利用におけるリスク分析
5.4 リサイクルビジネスの現状
5.5 元素リサイクルの必要性と課題
5.6 国としてのリサイクル事業への支援
6. 次世代革新電池の研究開発状況と課題
6.1 期待される次世代電池
6.2 全固体電池の現状と課題
<質疑応答>