* 本ウェビナーは開催済みです。再開催のご要望があれば、お知らせください。
CMCリサーチウェビナー【ライブ配信】
開催日時:2021年11月15日(月)13:30~16:30
受 講 料:44,000円(税込) * 資料付
*メルマガ登録者 39,600円(税込)
*アカデミック価格 26,400円(税込)
パンフレット
※ 本セミナーは、当日ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
お申し込み前に、下記リンクから視聴環境をご確認ください。
→ https://zoom.us/test
★ アカデミック価格:学校教育法にて規定された国、地方公共団体および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。
★【メルマガ会員特典】2名以上同時申込かつ申込者全員メルマガ会員登録をしていただいた場合、1名あたりの参加費がメルマガ会員価格の半額となります。
★ お申込み後のキャンセルは基本的にお受けしておりません。ご都合により出席できなくなった場合は代理の方がご出席ください。
講 師
芳賀 知 先生 ティー・エム研究所 代表
東北大学 工学部 通信工学科卒業、情報通信機器メーカーにて、情報処理システム機器などの設計・開発に従事。その後、電子実装、EMC技術、高速信号伝送技術関連の要素技術の研究開発 に従事。超先端電子技術開発機構(ASET)に所属。産官学連携プロジェクト「超高密度電子SI技術の研究」において、不要電磁波干渉の抑制技術の研究に従事。
2008年以降、ティー・エム研究所 代表 工学博士、群馬大学大学院 非常勤講師、神奈川県産業技術総合研究所 講師
【研究歴】
・電子機器のEMC設計・対策技術、電子実装技術、高速信号伝送技術・実験計画法、統計学を応用した品質管理など
【学会関係】
・日本経営診断学会 元 理事・電子情報通信学会 元 特集号編集委員・エレクトロニクス実装学会 元 編集委員、電磁特性技術委員会 委員
【工業会関係】
・旧 日本電子工業振興協会(現 電子情報技術産業協会(JEITA)) 元 電波障害・イミュニティ専門委員会 委員、EMC動向専門委員会委員など
【著 書】
EMC設計技術 応用編(エレクトロニクス実装学会、共著)
電波吸収体の最新技術動向、(シーエムシー出版、共著)
高速信号ボードの設計基礎編(丸善、共著)など
【賞 罰】
エレクトロニクス実装学会 論文賞、優秀講演賞、JPCA賞 など
セミナーの趣旨
電子機器のノイズ問題に対して、電磁界解析や実験などで得られた対策手法、ノウハウ、ルールなどが蓄積されてきています。それでも、出荷段階でEMC規格をクリヤできず、苦しむこともあります。この中には、以前は効果があったのに、今回は思うようにいかなかったということもあります。
このような事態にならないためには、ノイズ問題のメカニズムをきちんと理解し、機器個別に対応した設計を行う必要があります。
本講座では、一般論を整理します。次に、応用が効くように回路実装設計における重要なポイント、及び、見落としやすいことなどを重点に、わかりやすく解説します。
セミナー対象者
・電子機器開発の経験が浅く、基礎的なことからマスターしたい方
・電子機器開発、EMC設計・対策について、ある程度の経験はあるが、全体を整理して理解したい方
・EMC設計・対策に携わっているが、なかなか思うようにいかないと感じている方など
セミナーで得られる知識
・電子機器のEMC関連の基礎知識、基本メカニズム
・EMC対策設計の基本的な考え方と要点
・機器個別に対応した回路実装設計の実際的手法
・EMC関連において、見落としやすいポイントの理解
プログラム
※ 適宜休憩が入ります。
1)電子機器から見たEMC問題
2)EMC規格の構成
3)EMC規格クリヤが難しい規格は?
2.EMC対策 3つの基本的な考え方
1)機器開発のステップ:開発工程の上流で配慮
-開発コスト、期間の最小化のために
2)エネルギーの流れ:ノイズ発生の上流で配慮
-効果的な対策のために 全方位、全周波数領域で配慮
3)想定できる個所は、全方位、全周波数領域で配慮
-もぐらたたきにならないために
・想定可能な個所とは
EMS対策で留意するポイント
EMI対策で留意するポイント
3.EMC対策の中心はプリント基板の回路実装設計
1)なぜ、プリント基板の回路実装設計が重要なのか
2)プリント基板で起きる3つのノイズ -SI、PI、EMI
3)最も厄介なEMIノイズ そのエネルギーの流れ
4.EMC設計のために必要な電磁気・伝送回路の基礎
1)回路実装設計のために必要な理論
2)回路図を見て思いこまないために
3)デジタル回路特有の電磁界
4)分布定数回路の振舞い
5)意図せずアンテナになってしまうもの -アンテナモデルと放射
5.EMC設計において必須となる8つの基本ルール
1)電子回路を構成する3要素とは
2)デバイスの選択と実装設計 ―主要なデバイスは大規模LSI
閑話休題:車載マイコンは、どこまで、EMCへ配慮がされているか
3)配線への配慮
4)グラウンド系の強化
閑話休題:グラウンド設計で混乱しないために
6.まとめ