化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

 
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CMCリサーチウェビナー【ライブ配信】

       開催日時:2021年10月21日(木)10:30~16:30 
       受 講 料:55,000円(税込)  * 資料付
          *メルマガ登録者 49,500円(税込)
          *アカデミック価格 26,400円(税込)
         パンフレット

※ 本セミナーは、当日ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
 お申し込み前に、下記リンクから視聴環境をご確認ください。
   → https://zoom.us/test
 ★ アカデミック価格:学校教育法にて規定された国、地方公共団体および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。
 ★【メルマガ会員特典】2名以上同時申込かつ申込者全員メルマガ会員登録をしていただいた場合、1名あたりの参加費がメルマガ会員価格の半額となります。
 ★ お申込み後のキャンセルは基本的にお受けしておりません。ご都合により出席できなくなった場合は代理の方がご出席ください。

講 師

 前野 聖二 氏  機能性カーボンフィラー研究会 副会長

【講師経歴】
 1995年-2000年 ライオン㈱ 化学品研究所 樹脂・導電材チームリーダー
 2000年-2011年 ケッチェン・ブラック・インターナショナル㈱ 出向 研究開発部長 兼 管理部長
 2010年-2015年 ライオン・アクゾ㈱ 出向 経営管理部長
 2015年-2017年 ライオン・スペシャルティ・ケミカルズ㈱ 業務管理部長
 2018年-現在  同上 技術統括部 技術コーディネーター
 2009年-現在 機能性カーボンフィラー研究会 副会長
 2021年-現在 湘南工科大学 工学部 非常勤講師

【学 会】
 機能性カーボンフィラー研究会、炭素材料学会

【共 著】
 カーボンブラックを上手に使用する処方箋(共著 R&D 支援センター)

セミナーの趣旨

 導電性カーボンブラックは、樹脂中で本当に移動するのでしょうか?導電性カーボンという同じ範疇にありながら構造がまったく違う種類が存在するのでしょうか?そもそも導電性カーボンとはどのようなカーボンなのでしょうか?
 導電性カーボンブラックの構造や特徴を十分理解し、目的とする用途に応じて開発していくことが、特徴ある技術や製品を生み出すポイントとなります。本セミナーでは、まず、導電性カーボンブラックの種類や特徴、分散機種、導電性評価技術といった基礎を学びます。更に、分散性・導電性を決定する因子などの応用に加え、ニューパワーソース分野や樹脂複合材分野など用途に応じた高機能化技術など導電性カーボンブラックに関する技術的内容を分かりやすく、かつ詳細に解説します。

セミナー対象者

 ・カーボンブラックや導電性フィラーの開発・製造に携わっている技術者、企画・営業職
 ・カーボンブラック/ゴム・プラスチックの特性を活かした配合処方を提供・提案されている配合技術者、企画・営業職

セミナーで得られる知識

 ・導電性フィラーの種類と特徴・導電性カーボンブラック、導電性カーボンフィラーの種類、特徴、構造・高分散、高導電化技術・カーボンブラック改質技術・昨今の導電性カーボンブラックの市場・技術トレンド

プログラム

      ※ 適宜休憩が入ります。

1 導電性フィラーとは? ~ 種類、特徴、用途 ~
 ・金属系フィラー:酸化劣化防止、銅粉・白色導電フィラー:酸化スズ系、酸化亜鉛系、酸化チタン系、ITO、チタン酸カリウム繊維系・金属被覆導電フィラー:銀被覆系、ニッケル/カーボン系、ニッケル/セルロース系
  
2 導電性カーボンフィラーとは?
 2.1 カーボンブラック
 2.2 カーボンナノチューブ;各種カーボンナノチューブの特徴、MWCNT
 2.3 カーボンナノファイバー:VGCF、グラフェンプレートレット
 2.4 炭素繊維、グラファイト
 2.5 導電性フィラーの用途(導電性マップ)
  
3 導電性カーボンブラックとは? ~ 構造、種類と特性 ~
 3.1 構造、物理・化学的性質
  ・一次粒子、アグリゲート、アグロメレート、表面官能基、結晶性、DBP 吸収量、凝集体径
 3.2 導電性発現機構・パーコレーション、各種導電性カーボンブラックの特徴と特性値(粒子数、アグロメレート径)
  ・ DBP 吸収量と導電性付与効果
 3.3 各種導電性カーボンブラックの種類と特性
  ・ケッチェンブラック、アセチレンブラック、オイルファーネスブラック、カラー用カーボンブラック
  
4 最適混練、塗料化手法 ~ 高導電性、最適分散化技術 ~
 4.1 分散、導電化機構
  (1) 分散機構(分散4ステージ)
  (2) 粉砕(プレミックス)
  (3) 浸透(分散剤、接触角、界面活性剤)
  (4) 微粒化(混練ディスク、各種押出機条件)、分散安定化 
  (5) 分散機(樹脂コンパウンド分散機、塗料分散機)
  (6) 分散状態評価方法、導電性評価方法
 4.2 高導電化、最適分散技術
  (1) 分散状態(凝集塊量)と導電性 
  (2) 樹脂の影響(単一樹脂系、二成分樹脂系)
  (3) 充填材の影響
  (4) 成形条件の影響
  
5 導電性複合製品の用途事例
 5.1 用途分類
 5.2 ニューパワーソース分野
  ・二次電池、キャパシタ、燃料電池
 5.3 エレクトロニクス、樹脂複合製品分野
  ・半導体包装材料、自動車分野
  
6 導電性カーボンフィラーの高性能化(改質)技術
 ・表面官能基、結晶性、多孔性、異元素ドープ、カーボン被覆技術
  
□ 質疑応答 □
  

  
  

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        材料・合成技術

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