~ 2050年カーボンニュートラルや新しいモビリティへの適用が想定されるCFRPを理解しよう ~
* 本ウェビナーは開催済みです。再開催のご要望があれば、お知らせください。
CMCリサーチウェビナー【ライブ配信】
開催日時:2021年10月6日(水)13:30~16:30
受 講 料:44,000円(税込) * 資料付
*メルマガ登録者 39,600円(税込)
*アカデミック価格 26,400円(税込)
パンフレット
※ 本セミナーは、当日ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
お申し込み前に、下記リンクから視聴環境をご確認ください。
→ https://zoom.us/test
★ アカデミック価格:学校教育法にて規定された国、地方公共団体および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。
★【メルマガ会員特典】2名以上同時申込かつ申込者全員メルマガ会員登録をしていただいた場合、1名あたりの参加費がメルマガ会員価格の半額となります。
★ お申込み後のキャンセルは基本的にお受けしておりません。ご都合により出席できなくなった場合は代理の方がご出席ください。
講 師
高原 忠良 氏
技術オフィスTech-T 代表 / 埼玉工業大学客員教授, 元 トヨタ自動車 / 元 サムスン
博士(工学)
【講師経歴】
トヨタ自動車 樹脂部品生産&材料・加工技術・CAE 開発、
SamsungSDI(韓国本社) エンプラ研究所
大手自動車メーカ 研究所 次世代車要素技術開発
2017- 埼玉工業大学
2020- 技術オフィスTech-T
セミナーの趣旨
2050年のカーボンニュートラルへの動きが急加速しています。このためには化石由来エネルギからの自然エネルギへの転換が求められます。炭素繊維強化樹脂(CFRP)は風力発電や水素タンクといった次世代エネルギ対応、また、自動車軽量化による炭酸ガス排出抑制としても有力な材料です。地上のモビリティとともに、飛行体の軽量化にも活用拡大が期待されています。空飛ぶクルマは2023年から実用化され2025年の大阪万博では空飛ぶタクシとての活用も計画されています。
本セミナの前半では、これら最新トレンドの情報、今後の方向性を整理確認します。CFRP活用の見通し検討のために役立つ情報です。
後半では、基礎からCFRPを学習します。材料、力学特性とともに、加工法、計測法・分析法、CAEなどに関しても概要を説明します。基礎から学習することで、CFRPを本質的に理解できます。CFRPに着目している方、興味をお持ちの方、金属材料からの切換をご検討の方、そして今一度原理原則の目線で整理したい方に最適です。
特に、CFRPの初心者の方、マーケットを検討している方には、広い視点で全体を理解できる内容です。
セミナー対象者
・これからCFRPを勉強する方
・CFRPのトレンドを知りたい方
・金属代替として検討している方
・自身の知識を整理整頓したい方
セミナーで得られる知識
・CFRPに関する最新トレンド
・近未来の活用可能性
・CFRPの基礎 材料・物性・加工法・評価法など
プログラム
※ 適宜休憩が入ります。
2050年のカーボンニュートラルに向けての動きを紹介するとともに、近未来におけるCFRPの位置づけを大胆に予想します。
1-1 地球温暖化と環境問題
SDGs、主要企業の対応例
自動車の規制動向と対応
1-2 エネルギ対応
水素エネルギ
風力発電
1-3 新モビリティ
空飛ぶクルマ・ドローン
1-4 CFRPのLCA、リサイクル
2 炭素繊維の基礎
炭素繊維そのものを歴史から材料の特徴までを説明します。
2-1 歴史
2-2 定義と分類
2-3 製造方法
2-4 炭素繊維の物性
3 炭素繊維強化プラスチックとは
CFRPの本質、複合化や物性の特徴から力学特性や破壊現象まで広く解説します。物性の金属・無機物・樹脂との比較からそのメカニズムがわかります。
3-1 なぜCFRPか
GFRPとの本質的な違い
3-2 物性発現メカニズム
金属・無機物・樹脂との比較
3-3 CFRPとするための複合化
マトリックス樹脂/界面処理
3-4 力学特性と設計
複合則/積層板理論、 破壊現象
3-5 成形加工法
3-6 評価方法
3-7 CAEの活用 主要ソフトと活用状況
4 CFRP最新情報
成形法、評価法などの最新情報を紹介します。
4-1 マルチマテリアル化と接着接合
4-2 生産性向上に着目した新成形法
VaRTM/C-RTM/多給糸FW
4-3 新計測方法
X線タルボロー/光ファイバ計測法/空中超音波など
4-4 トヨタ新型MIRAIの水素タンク