(一社)水素エネルギー協会(HESS),(公社)石油学会 協賛
CMCリサーチセミナー・ニューエネルギーシリーズ・第15回
* 本セミナーは開催済みです。再開催のご要望があれば、お知らせください。
CMCリサーチセミナー
開催日時:2015年2月19日(木)10:00~16:00 開場 9:30
2月20日(金)10:00~14:50
会 場:中央大学駿河台記念館 3階 320 会議室
〒101-8324 東京都千代田区神田駿河台3-11-5
当日の様子
2月19日 |
亀山秀雄先生:水素社会実現に向けた取り組みと展望 |
塩沢文朗様:「エネルギーキャリア」研究の重要性と水素エネルギーの導入シナリオ |
秋葉悦男先生:無機系水素貯蔵材料技術の現状と課題 |
岡田佳巳様:有機ハイドライドによる水素エネルギーの大規模貯蔵・輸送技術 |
吉村健二様:CO2フリー水素の導入構想と関連技術 |
2月20日 |
繁森 敦様:水素製造、輸送および水素ステーション整備の動向と課題 |
松島正秀様:燃料電池車要素技術の動向 |
三宅淳巳先生:水素ステーションのリスク評価と管理技術 |
西條美紀先生:水素社会のためのコミュニケーションデザイン |
注:当日は、西條先生、三宅先生の順で講演していただきました。 |
セミナーの趣旨
2014年12月、トヨタ自動車が燃料電池車を世界に先行して発売しました。これを契機に「水素社会」が大いに現実味を帯びてきました。本格的な水素社会の到来までに時間を要しますが、2020年開催の東京オリンピック・パラリンピックをひとつの目標として水素社会の実現に向けた第一歩を踏み出そうとしています。弊社では、正に水素社会元年の今、水素エネルギー関連技術とシステムの研究開発と普及啓蒙に長年にわたって取り組んでおられる水素エネルギー協会(HESS)のご協賛のもと、現状及び2020年までの水素社会構築の展望に関するセミナーを企画しました。本セミナーでは、燃料電池車ならびに周辺インフラ関連技術である水素の「製造」「貯蔵・輸送」「供給」における代表的な技術の現状と課題を「安全性」「社会受容性」までを視野に入れて紹介します。2日間でコンパクトに全体像を理解できるセミナーですので、この機会にぜひご参加ください!
プログラム概要
2月19日(木) | ||||
講 師 | 亀山 秀雄 先生:水素エネルギー協会会長、東京農工大学大学院工学研究院応用化学部門 教授 | 10:00~ 10:50 |
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講演 | 水素社会実現に向けた取り組みと展望 | |||
講 師 | 塩沢 文朗 様:住友化学、内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(エネルギーキャリア担当)サブプログラムディレクター(元経済産業省大臣官房審議官、元内閣府大臣官房審議官) | 11:00~ 11:50 |
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講演 | 「エネルギーキャリア」研究の重要性と水素エネルギーの導入シナリオ | |||
講 師 | 秋葉 悦男 先生:九州大学 カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所 水素貯蔵部門 教授 | 13:00~ 13:50 |
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講演 | 無機系水素貯蔵材料技術の現状と課題 | |||
講 師 | 岡田 佳巳 様 :千代田化工建設㈱技術開発ユニット兼水素チェーン事業推進ユニット 技師長 | 14:00~ 14:50 |
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講演 | 有機ハイドライドによる水素エネルギーの大規模貯蔵・輸送技術 | |||
講 師 | 吉村 健二 様:川崎重工㈱ 技術開発本部技術企画推進センター水素プロジェクト部エネルギー・環境プロジェクト室 室長 | 15:10~ 16:00 |
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講演 | CO2フリー水素の導入構想と関連技術 | |||
2月20日(金) | ||||
講 師 | 繁森 敦 様:岩谷産業㈱中央研究所 部長 兼 水素エネルギー部 部長 | 10:00~ 10:50 |
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講演 | 水素製造、輸送および水素ステーション整備の動向と課題 | |||
講 師 | 松島 正秀 様:(一社)自動車部品工業会 技術担当顧問(元本田技術研究所 副社長、元㈱ショーワ 代表取締役) | 11:00~ 11:50 |
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講演 | 燃料電池車要素技術の動向 | |||
講 師 | 三宅 淳巳 先生:横浜国立大学 安心・安全の科学教育センター センター長 教授 | 13:00~ 13:50 |
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講演 | 水素ステーションのリスク評価と管理技術 | |||
講 師 | 西條 美紀 先生:東京工業大学大学院 イノベーションマネジメント研究科 教授 | 14:00~ 14:50 |
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講演 | 水素社会のためのコミュニケーションデザイン | |||
プログラム
プログラムPDF水素社会実現にむけた水素エネルギー技術とビジネス展望:プログラム | ||||
2月19日(木) | ||||
時間帯 | ご所属 | お名前 | テーマ | 講演要旨 |
10:00~ 10:50 |
水素エネルギー協会会長 東京農工大学大学院工学研究院応用化学部門 教授 |
亀山秀雄先生 | 水素社会実現に向けた取り組みと展望 | 水素エネルギー協会会長、東京農工大学大学院教授の亀山秀雄先生に、水素社会実現に向けた取り組みと展望、特に地域社会でどのように水素社会を築いていくかに関連したご講演をお願いいたします。 |
11:00~ 11:50 |
住友化学/内閣府 戦略的イノベーション創造プログラム(エネルギーキャリア担当)サブプログラムディレクター | 塩沢文朗様 | 「エネルギーキャリア」研究の重要性と水素エネルギーの導入シナリオ | 住友化学ご所属で、戦略的イノベーション創造プログラム(エネルギーキャリア担当)サブプログラムディレクター(元経済産業省大臣官房審議官、元内閣府大臣官房審議官)に、エネルギーキャリア研究の意義と同研究を進める際に重要な道標となる水素エネルギーの導入シナリオについてお話いただきます。 |
11:50~ 13:00 |
昼 食 | |||
13:00~ 13:50 |
九州大学 カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所水素貯蔵研究部門 教授 | 秋葉悦男先生 | 無機系水素貯蔵材料技術の現状と課題 | NEDO 「燃料電池自動車用水素貯蔵材料の調査研究」「水素貯蔵材料先端基盤研究事業」などでプロジェクトリーダーを務められた九州大学の秋葉悦男先生に、金属系 および無機系水素貯蔵材料の現状と今後の課題についてお話いただきます。 |
14:00~ 14:50 |
千代田化工建設㈱技術開発ユニット兼水素チェーン事業推進ユニット 技師長 | 岡田佳巳様 | 有機ハイドライドによる水素エネルギーの大規模貯蔵・輸送技術 | 千代田化工建設㈱は、水素を常温・常圧の液体として貯蔵輸送可能で、水素を大規模に扱う際の危険性を従来のガソリンレベルに低減できる”SPERA水素”システムを世界に先駆けて開発しました。本講演ではその概要と展開をご紹介いただきます。 |
14:50~ 15:10 |
コーヒーブレーク | |||
15:10~ 16:00 |
川崎重工㈱ 技術開発本部 技術企画推進センター 水素プロジェクト部 エネルギー・環境プロジェクト室 室長 | 吉村健二様 | CO2フリー水素の導入構想と関連技術 | 豪州に豊富に賦存している未利用資源である褐炭から水素を製造し、液化した水素を日本に輸送してくる液化水素チェーンのコンセプトと関連技術について、川崎重工㈱の水素プロジェクト部エネルギー・環境プロジェクト室長の吉村健二様にご解説いただきます。 |
16:30~ 18:30 |
懇 親 会 | |||
2月20日(金) | ||||
10:00~ 10:50 |
岩谷産業㈱ 中央研究所 部長 兼 水素エネルギー部部長 | 繁森 敦様 | 水素製造、輸送および水素ステーション整備の動向と課題 | 水素製造・流通を従来から手掛け、早くから水素ステーション整備に取り組まれている、岩谷産業㈱の繁森敦様より、水素製造、輸送および水素ステーション整備の最新動向と課題についてお話いただきます。 |
11:00~ 11:50 |
(一社)日本自動車部品工業会 技術担当顧問 | 松島正秀様 | 燃料電池車要素技術の動向 | 市場が本格始動した燃料電池車に使用される要素技術の最新動向を、一般社団法人日本自動車部品工業会 技術担当顧問の松島正秀様(元本田技術研究所 副社長、元㈱ショーワ 代表取締役)にお話いただきます。 |
11:50~ 13:00 |
昼食 | |||
13:00~ 13:50 |
横浜国立大学 安心・安全の科学教育センター長 教授 | 三宅淳巳先生 | 水素ステーションのリスク評価と管理技術 | 水素社会実現のためには、水素の爆発特性などを理解した上でのリスク管理が非常に重要です。水素キャリアの安全性に関する複数の国家プロジェクトに携わっておられる横浜国立大学 安心・安全科学教育センター長の三宅淳巳先生に、最新の水素キャリア研究の成果も含めお話いただきます。 |
14:00~ 14:50 |
東京工業大学大学院 イノベーションマネジメント研究科 教授 | 西條美紀先生 | 水素社会のためのコミュニケーションデザイン | 水素社会実現のためには、技術革新のみならず、その技術および技術がもたらす結果の「社会受容性」などが重要になります。「水素社会実現に向けた東京戦略会議」のメンバーで、東工大大学院で新エネルギーの社会受容性や科学技術のコミュニケーションに関する講義をご担当の西條美紀先生にご講演いただきます。 |
会場へのアクセス
〒101-8324 東京都千代田区神田駿河台3-11-5
中央大学駿河台記念館 3階 320会議室