化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

 
* 本ウェビナーは開催済みです。再開催のご要望があれば、お知らせください。

        再開催を希望   

CMCリサーチウェビナー【ライブ配信】

       開催日時:2021年5月10日(月)13:30~16:30 
       受 講 料:44,000円(税込)  * 資料付
          *メルマガ登録者 39,600円(税込)
          *アカデミック価格 26,400円(税込)
         パンフレット

※ 本セミナーは、当日ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
 お申し込み前に、下記リンクから視聴環境をご確認ください。
   → https://zoom.us/test
 ★ アカデミック価格:学校教育法にて規定された国、地方公共団体および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。
 ★【メルマガ会員特典】2名以上同時申込かつ申込者全員メルマガ会員登録をしていただいた場合、1名あたりの参加費がメルマガ会員価格の半額となります。
 ★ お申込み後のキャンセルは基本的にお受けしておりません。ご都合により出席できなくなった場合は代理の方がご出席ください。

講 師

 西 一朗 氏  TPEテクノロジー㈱ 代表取締役

【講師経歴】
 2006年6月 TPE テクノロジー㈱ 設立。主な業務は国内、韓国、中国、タイ、インド企業のプラスチック技術コンサルタント。

【活 動】
 自動車、住宅インテリア表皮材メーカーにて塩化ビニル樹脂に代わる新素材の導入。

セミナーの趣旨

 樹脂(プラスチック)は熱可塑性と熱硬化性に分けられている。エラストマーの場合も熱可塑性エラストマーと非熱可塑性エラストマー(タイヤ等のゴムを含む)に分けられている。自動車の室内は砂漠では120℃を超える高温になり、紫外線が強く照射され、熱帯では高温・多湿の環境下に曝される。また寒冷地では-35℃でもガラス状に硬化せず、エアバッグがインパネをスムースに開裂して出てくる必要がある。車室内は鉄道や住宅より狭いため、揮発性有機化合物(VOCs:Volatile organic compounds)の影響を受けやすい。また乳幼児が眠って皮膚が表皮材に長時間接触しても赤く腫れないようにアレルゲン物質への対応も必要である。本セミナーでは過酷な環境下で用いられている自動車用エラストマーを中心に解説を進める。

セミナーで得られる知識

 エラストマーの知識とトレンド、自動車用エラストマーの現状と未来、医療用エラストマーの現状と未来、紫外線や紫外線電子線を用いた架橋システム

プログラム

      ※ 適宜休憩が入ります。

1. はじめに
 1.1 展示会情報をもとに自動車の未来を考える
 1.2 人や環境への配慮
  塩素・臭素等のハロゲンフリー,VOC(ボラタルオーガニックコンパウンズ)・SVOC(セミボラタルオーガニックコンパウンズ)の低減,臭いの低減,軽量化,アニマルフリー化(VEGAN)の状況を解説
  
2. エラストマーの種類
 2.1 塩化ビニル系
 2.2 オレフィン系
 2.3 ウレタン系
 2.4 スチレン系
 2.5 エステル系
  
3. 自動車用エラストマー
 3.1 自動車メーカー(OEM),部品メーカー(Tier1)の動向
 3.2 内装表皮材メーカー(Tier2)の動向
 3.3 インパネ・ドアトリム用エラストマー全体像
  インモールドグレイニング(IMG)用TPO,PUスプレー,パウダースラッシュ成形(SPM)等
 3.4 インストルメントパネル・ドアトリム詳細
  3.4.1 オレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO:Thermoplastic polyolefin)の増加
   3.4.1.1 工程概要:配合 (安定剤処方等),フィルム成形(押出成形,カレンダー成形),表面活性化処理(コロナ,プラズマ)、表面処理(表面処理剤と処理機の選定,水性化)
   3.4.1.2 TPOへの電子線架橋技術
   3.4.1.3 電子線架橋ポリプロピロピレン発泡体製造技術
   3.4.1.4 電子線架橋エラストマー発泡体によるスコアレス化(エアバッグ開裂用溝加工無し)
  3.4.2 ハンドラップ用イミテーションレザー
 3.5 座席表皮(シートカバー)用エラストマー
  3.5.1 本革:クロムの使用,臭い,重い,動物保護団体の圧力。しかし化石由来炭素不使用(カーボンニュートラル)のため増加傾向
  3.5.2 塩ビレザー:カレンダー法,キャスティング法
  3.5.3 ウレタン/塩ビ ハイブリッドレザー
  3.5.4 ウレタンレザー
   3.5.4.1 合成皮革 (スキン層有り)
    3.5.4.1.1 溶剤タイプコーティング法:下層ハイソリッドタイプによる溶剤低減
    3.5.4.1.2 水性タイプコーティング法:発泡層の形成方法
    3.5.4.1.3 ホットメルトコーティング法:発泡層の形成方法
   3.5.4.2 人工皮革 (スキン層無し:スェード):環境に優しいマイクロファイバー
   3.5.4.3 熱可塑性ポリウレタン(TPU:Thermoplastic polyurethane)レザー
  3.5.5 新規レザーの動向:ポリエステルレザー,シリコーンレザー
 3.6 座席用ウレタンフォーム代替え:ポリエステルエラストマークッション体、ウレタンエラストマー発泡ビーズ
 3.7 未来感とエラストマー:モーフィングスイッチ(Morphing switch)対応エラストマー:ステルススイッチ(Stealth switch)やステルスボタン(Stealth button)とも言う。スライドリングマテリアル(SLM)や熱可逆架橋ゴム
 3.8 タイヤ用ゴム代替えエラストマー
 3.9 ヘッドランプレンズ用シリコーンエラストマー
 3.10 グラスランチャンネル・ウェザーストリップ用エラストマー
 3.11 外装用エラストマー:バンバー等
  
4. 住宅用エラストマー
 4.1 床材:塩化ビニルが主流
 4.2 窓枠及びシーリング材
  
5. 医療用エラストマー
 中国・ヨーロッパではスチレン系・シリコーン系エラストマーの増加
  
6. これから
 CASE(Connected・Autonomous・Shared&Service・Electric)やMaaS(マース:Mobility as a Service)の普及とエラストマー:抗菌・抗ウイルス性の付与方法等
  
【質疑応答】
  

 

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