化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

 
* 本ウェビナーは開催済みです。再開催のご要望があれば、お知らせください。

        再開催を希望   

CMCリサーチウェビナー【ライブ配信】

       開催日時:2021年10月20日(水)13:00~16:30 
       受 講 料:49,500円(税込)  * 資料付
          *メルマガ登録者 44,000円(税込)
          *アカデミック価格 26,400円(税込)
         パンフレット

※ 本セミナーは、当日ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
 お申し込み前に、下記リンクから視聴環境をご確認ください。
   → https://zoom.us/test
 ★ アカデミック価格:学校教育法にて規定された国、地方公共団体および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。
 ★【メルマガ会員特典】2名以上同時申込かつ申込者全員メルマガ会員登録をしていただいた場合、1名あたりの参加費がメルマガ会員価格の半額となります。
 ★ お申込み後のキャンセルは基本的にお受けしておりません。ご都合により出席できなくなった場合は代理の方がご出席ください。

講 師

河合 晃 氏
長岡技術科学大学大学院 電気電子情報工学専攻
電子デバイス・フォトニクス工学 講座 教授
兼 アドヒージョン㈱(研究成果活用企業(大学ベンチャー))代表取締役・博士(工学)

【講師経歴】
 三菱電機㈱ ULSI研究所にて10年間勤務し、開発・試作・量産移管・歩留り・工場管理の業務に従事し、半導体デバイスの高精度な表面処理技術開発に従事した。その後、長岡技術科学大学にて勤務し、機能性薄膜、表面界面制御、ナノデバイスなどの先端分野の研究を実施している。
 各種論文査読委員、NEDO技術委員、国および公的プロジェクト審査員などを歴任。
 大学ベンチャー企業として、アドヒージョン㈱ 代表取締役 兼務。

【活 動】
 著書33件、受賞多数、原著論文166報、国際学会124件、特許多数、講演会200回以上、日本接着学会評議員、電気学会、応用物理学会会員、産学連携・技術コンサルティング実績100社以上

セミナーの趣旨

 シランカップリング処理は、多くの製造分野産業で製品表面の代表的な疎水化処理技術および分散技術として用いられています。本講座では、シランカップリング剤の基礎について概説し、産業応用として付着、密着、濡れ、気泡、液滴、コーティング、微粒子分散の制御法について多くの実験データに基づき説明します。また、処理装置の構成ノウハウ、表面エネルギーなどの様々な評価法について丁寧に説明します。また、実際のトラブル解析および技術相談にも応じます。

セミナー対象者

 シランカップリング剤の利用及び評価に従事する技術者
 これからシランカップリング剤の導入を予定している方
 表面界面の制御技術に関心のある方

セミナーで得られる知識

 ・シランカップリング処理の評価手法の習得
 ・表面処理(濡れ、塗布、乾燥、プロセス、装置など)の基礎原理の修得
 ・表面エネルギーによる表面特性評価法の習得
 ・プライマー処理装置の設計手法の習得
 ・コーティング方法の最適化手法の習得
 ・トラブル対策における幅広い適用能力

プログラム

      ※ 適宜休憩が入ります。

【基本編】シランカップリング処理の基礎
1.シランカップリング処理を最適化する
 ・カップリング反応(加水分解と脱水縮合)
 ・加水分解触媒とpH(シラノールの安定性)
 ・QCMによる反応モニタリング(単分子層反応のその場解析)
 ・疎水性と超撥水との違い(純水接触角により90度を超える)
 ・付着性と密着性との違い(互いに逆の特性を示す)
 ・処理温度(沸点近くに最適温度が存在する)
 ・処理時間(短時間で処理効果がある)
 ・飽和蒸気処理(単分子処理に効果がある)
 ・AFM相互作用引力(吸着力が低下する)
 ・表面摩擦、摩耗、潤滑性(機械的特性の改質)
  
2.効果的な処理装置を構成する
 ・気化方式(バブリング、減圧方式の比較)
 ・脱水ベーク(吸着水の除去)
 ・コンダクタンス(処理系統の流量設計)
 ・装置設計例(大型パネル処理用)
  
3.濡れ ・付着性の基礎とシランカップリング処理
 ・表面エネルギー(エネルギーで濡れ評価する)
 ・濡れエネルギーWa(疎水化と親水化の評価方法)
 ・拡張係数S、円モデル(界面のシーリング性)
  
【実用編】実際の現場でのシランカップリング処理のノウハウ!!
1.塗膜の付着性をコントロールする
 ・レジストパターン剥離(液中の剥離防止)
 ・ポッピング現象(局所剥離が増加する)
  
2.溶液中での界面密着性をコントロールする
 ・液中剥離の抑制効果(シーリング性を促進させる)
  
3.微粒子の分散性をコントロールする
 ・粘性塗膜内の分散性(アンダーフィル剤)
  
4.塗膜のコート性をコントロールする
 ・粘性指状変形VF(ギャップ内のピンホール解決法)
 ・凹凸パターン(ピンニング効果)
  
5.液滴と気泡の付着性をコントロールする
 ・液滴成長制御(表面の曇りのメカニズム)
 ・ナノバブルの付着性制御(疎水性表面ほどバブルが付着する)
  
6.表面を高品位にコントロールする
 ・プラズマ処理とのハイブリッド処理(親水制御)
 ・アルカリ処理とのハイブリッド処理(WBL制御)
 ・ナノインプリント(モールドの離形処理)
  
7.質疑応答
 ・技術相談、日頃のトラブル相談に応じます
  

 

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