多相エマルション・ピッカリングエマルション・ SDGsに対応した天然由来原料の化粧品・医薬品・食品・化学品分野での実用化
* 本ウェビナーは開催済みです。再開催のご要望があれば、お知らせください。
CMCリサーチウェビナー【ライブ配信】
開催日時:2021年5月21日(金)10:30~16:30
受 講 料:49,500円(税込) * 資料付
*メルマガ登録者 44,000 円(税込)
*アカデミック価格 26,00 円(税込)
パンフレット
※ 本セミナーは、当日ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
お申し込み前に、下記リンクから視聴環境をご確認ください。
→ https://zoom.us/test
★ アカデミック価格:学校教育法にて規定された国、地方公共団体および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。
★【メルマガ会員特典】2名以上同時申込かつ申込者全員メルマガ会員登録をしていただいた場合、1名あたりの参加費がメルマガ会員価格の半額となります。
★ お申込み後のキャンセルは基本的にお受けしておりません。ご都合により出席できなくなった場合は代理の方がご出席ください。
講 師
野々村 美宗 氏 山形大学大学院理工学研究科バイオ化学工学専攻 教授
【講師経歴】
花王㈱において化粧料・身体洗浄料の商品開発研究に従事したのち、山形大学に赴任。2017年より現職。
著書に『化粧品・医薬部外品・医薬品のための界面化学』『教授にきいた・・・ コスメの科学』(ともにフレグランスジャーナル社)がある。
セミナーの趣旨
本講座では、エマルションを調製する上で最も大切な界面活性剤の選び方や添加剤の効果について講義します。まず、エマルションの特性と界面活性剤の選び方の一般則の基本を概説した上で、クリーミングや合一を防止するための処方例や転相乳化法・液晶乳化法など、商品開発の現場で行われているエマルションの安定化のテクニックについて学びます。次に、油滴の大きさをコントロール可能で安定性に優れた多相エマルションの調製法や固体粒子で安定化されたピッカリングエマルションの相挙動と調製のポイント、SDGs のゴールを達成するためにも注目されている「バイオサーファクタント」「ペプチド」「セルロースナノファイバー」等の天然由来の原料について最新情報を紹介します。最後に、これらの技術が化粧品・食品・医薬品などの分野でどのように利用されつつあるか、実例を紹介します。これらの知識は化粧品や医薬品、食品の商品設計だけでなく、その原料を開発する上でも有用です。次の日に現場に戻ってすぐに役に立つよう、具体的なテクニックをたくさん紹介していきますので、ぜひお越しください。
セミナー対象者
化粧品、医薬品、食品、化学品メーカーの研究者・技術者
セミナーで得られる知識
・エマルションの調製法と安定化技術
・多相エマルション、ピッカリングエマルション、天然由来材料に関する最新情報
・化粧品、医薬品、食品分野における応用例
プログラム
※ 適宜休憩が入ります。
2. 界面活性剤とは
界面活性剤の定義と種類/界面活性剤の機能と応用例
3. どうやってエマルションの保存安定性を高めているの?
クリーミングと合一の防ぎ方/αゲル乳化法/粘土鉱物乳化法/保存安定性の評価法
4. どうやって微細なエマルション滴を調製しているの?
転相乳化法/転相温度乳化法(PIT乳化法)/D相乳化法/液晶乳化法
5. 多相エマルションの作り方
二段階乳化法/転相乳化法/マイクロチャンネル乳化法
6. 多相エマルションの応用
カロリーオフタイプマヨネーズ/皮膚外用剤/医薬品/マイクロリアクター/材料開発
7. 粉体で安定化されたピッカリングエマルションの生成メカニズムと相挙動
エマルション/泡/リキッドマーブル/ドライウオーター/バイコンティニュアス構造
8. どうやって作る?どうすれば安定化できる?
ミキサーの選び方とマイクロデバイスの作り方/安定化のための粉と油の選び方/高分子の添加/液滴のゲル化による安定化
9. ピッカリングエマルションの応用例
食品/化粧品/医薬品/マイクロリアクター
10. SDGsに関連して注目されている天然由来材料
バイオサーファクタント/ペプチド/セルロースナノファイバー
11. 天然由来材料の商品への応用展開