* 本ウェビナーは開催済みです。再開催のご要望があれば、お知らせください。
CMCリサーチウェビナー【ライブ配信】
開催日時:2020年11月16日(月)13:30~16:30
受 講 料:45,000円 + 税 * 資料付
*メルマガ登録者 36,000 円 + 税 20%OFF
*アカデミック価格 24,000 円 + 税
パンフレット
※ 本セミナーは、当日ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
お申し込み前に、下記リンクから視聴環境をご確認ください。
→ https://zoom.us/test
★ アカデミック価格:学校教育法にて規定された国、地方公共団体および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。
★【メルマガ会員特典】通常の特典(2名目無料,3名目以降半額)は適用外となりますが,定価の20%引きでご参加いただけます。
★ お申込み後のキャンセルは基本的にお受けしておりません。ご都合により出席できなくなった場合は代理の方がご出席ください。
講 師
笠原 堅 氏 博士(薬学)
【講師経歴】
2007年 東京大学大学院 薬学系研究科 博士後期課程修了
2007年 ㈱ちとせ研究所(当時ネオ・モルガ ン研究所) 入社
2016年 ㈱フローラインデックス(ちとせグループ) 設立
2017年 (一社)日本マイクロバイオームコンソーシアム(JMBC)に参画(ちとせ研究所として)
2017年 JMBC 研究開発部 会長 就任
2018年 JMBC 副運営委員長 就任(研究開発部会長と兼務)
2018年 ㈱ちとせ研究所 バイオ生産マネジメント本部長 就任
【研究開発活動】
NEDO 「Connected Industries 推進のための協調領域データ共有・AI システム開発促進事業」に採択 (2019-2021年)
【執筆活動】
『バイオとデジタルの融合 人の制御を超えたバイオ生産マネジメントにおけるAIの活用』(バイオサイエンス&インダストリー 2019年3月号)
『人と共生するAI革命, 第9章第2節 AIを活用したバイオ生産マネジメントシステムの開発』(人と共生するAI革命~活用事例からみる生活・産業・社会の未来展望~エヌ・ティー・エスより出版)
庄野 暢晃 氏 博士(理学)
【講師経歴】
2009年 大阪大学 理学部 物理学科卒業
2016年 名古屋大学大学院 生命理学専攻 博士後期課程修了
2016年 国立研究開発法人 理化学研究所 生体機能触媒研究室 ポスドク
2018年 ㈱ちとせ研究所 入社
大学院から生物学を専攻し、染色体に関する研究を行う。その後、エネルギーと生命の関係に興味を持ち理研のポスドク時代は萌芽的分野である微生物電気化学を研究。ちとせ研究所では微生物培養を行いながら電位センサなどのセンシングデバイスの研究開発を行っている。
原田 大士朗 氏 博士(工学)
【講師経歴】
2014年 「はらぺーにょ生物統計解析サービス」開業
2018年 近畿大学大学院 生物理工学研究科 博士後期課程修了
2018年 公益財団法人 かずさDNA研究所 先端技術開発部 特任研究員
2020年 ㈱ちとせ研究所 入社
大学院では植物細胞工学を専攻し、光合成能力向上遺伝子の探索を主題に研究を行う。学生時代に個人事業主として「はらぺーにょ生物統計解析サービス」を開業し、生物統計解析代行、統計コンサルティング業に従事。博士号(工学)を取得後、かずさDNA研究所にて統合DBプロジェクトとして、植物ゲノムポータルデータベース PlantGARDEN(https://plantgarden.jp)開発運営に従事。ちとせ研究所では、多層的データベースの開発運用から一気通貫した機械学習パイプラインの研究開発を行っている。
菊地 亮太 氏 博士(工学)(ちとせ研究所×京都大学)
【講師経歴】
2017年 東北大学工学研究科 航空宇宙工学専攻 博士後期課程修了
2017年 ㈱富士通研究所 人工知能研究所 研究員
2018年 DoerResearch 創業
2019年 宇宙航空研究開発機構 航空技術部門 招へい研究員
2020年 京都大学産官学連携本部 循環型バイオ事業開発研究部門 特定助教
大学院では航空宇宙工学を専攻し、揺れない航空機を作るために乱気流の予測、計測、制御などデータサイエンスを駆使した研究開発を行った。
その後も、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の研究員も併任し、揺れない航空機を実現するために研究開発を継続している。航空分野だけではなく実際のビジネスの現場でのデータサイエンスの活用に興味があり、富士通研究所で機械学習の応用研究に従事し、その中で、日本酒を醸造するAIの開発を行った。それをきっかけにバイオとデータサイエンスの異分野融合分野の研究に興味を持ち、現在もバイオプロセスの最適制御の研究開発に従事している。
現在は、京都大学 産官学連携本部の特定助教に着任し、産官学連携の新しい形を模索し、ビジネス・社会・アカデミックのよりよい協力体制を築くために研究者の立場から活動している。
セミナーの趣旨
化石資源に頼らない経済圏を実現するために各国からバイオエコノミー戦略が打ち出されており、日本でも2019年6月に「バイオ戦略2019」が決定された。しかし、その根幹を担うバイオ生産技術は、世界的に見ても現在頭打ち状態にある。その大きな要因として、経験豊富な技術者であっても、生物を扱う複雑な生産システムをこれまで以上に緻密に制御しようとすると従来のセンサでは情報量が足りないことと仮に大量のデータを得ても処理しきれないことが挙げられる。このような状況に対し、近年急速に発展しているAI技術の活用と人ではなくAIを前提とした多次元データを取得するセンサの実装によって、バイオ生産において人知を超えたバイオ生産マネジメントの実現が見えてきた。
AI技術を活用したバイオ生産システムは、既存産業のバイオ化と、全く新しい価値創造のドライバーとなりうる。そのようなバイオ生産システムを活用した事業のあるべき姿とそこに必要となる人材の育成について提案したい。
セミナー対象者
バイオ戦略2019の『市場領域⑦バイオ生産システム(バイオファウンドリ)<工業・食料生産関連(生物機能を利用した生産)』を活用した事業構築に関心のある方 バイオ生産におけるセンシングデバイスおよび時系列データとAI技術を活用した新しい制御技術実装および、そこで必要なデータサイエンティスト育成に関心のある方
セミナーで得られる知識
世界/日本のバイオエコノミー戦略の潮流とバイ オ生産の位置付け、バイオ生産システムを活用した事業のあるべき姿、バイオ生産現場で必要となるデータ収集・管理システムと AI 技術
プログラム
※ 適宜休憩が入ります。
1. 背景~世界のバイオ戦略におけるバイオ生産システムと事業像 (笠原 堅) |
13:30-13:50 |
1-1 世界のバイオエコノミー戦略 1-2 日本のバイオ戦略2020におけるバイオ生産 1-3 バイオ生産分野の競争領域・協調領域 1-4 競争領域である「生物で何を作るか」の世界動向 1-5 協調領域としてのバイオ生産基盤のケイパビリティ |
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2. AIの活用を前提とした多次元データを取得するセンシングデバイス (庄野 暢晃) |
13:50-14:40 |
2-1コンボリューショナルデータとは? これまでのセンサとこれからのセンサの在り方 2-2 生物培養のコンボリューショナルデータを取得するセンサ 2-3 マルチチャンネル電位センサの開発 2-4 ユースケースの紹介 2-5 今後の展開 |
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3. バイオxデジタルxデバイスを学ぶ教育基盤構想について (菊地 亮太) |
14:45-15:05 |
3-1 バイオ分野における教育基盤の構想 3-2 機能構成の紹介 3-3 ユースケースの紹介 3-4 今後の展開 |
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4. 時事刻々と複雑に変化するバイオ生産をマネジメントするAI制御 (菊地 亮太) |
15:05-15:35 |
4-1 機械学習や制御技術のこれまでと現在、将来に向けて 4-2 バイオ生産におけるデータサイエンス活用の現状 4-3 制御システムの構成 4-4 制御結果の実例紹介 4-5 まとめ |
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5. バイオ生産AIシステムの性能を最大化するデータストアアーキテクチャ (原田 大士朗) |
15:40-16:10 |
5-1 今、データストアに求められていること 5-2 従来型データストアの問題点 5-3 複層型データストアの利点 5-4 ユースケースの紹介とアーキテクチャの最適化 5-5 今後の展開 |
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6. バイオ生産現場でAI技術を活用すること (笠原 堅) |
16:10-16:30 |
6-1 総括 6-2 質問 |