* 本セミナーは開催済みです。再開催のご要望があれば、お知らせください。
CMCリサーチセミナー
開催日時:2019年9月4日(水)13:30~16:30
会 場:ちよだプラットフォームスクウェア B1F → 会場へのアクセス
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-21
受 講 料:48,000円(税込) ※ 資料付
* メルマガ登録者は 43,000円(税込)
* アカデミック価格は 25,000円(税込)
パンフレット
★ アカデミック価格:学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。
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講 師
鳩野 敦生 氏 University Kuala Lumpur(元富士重工業㈱)
【講師経歴】
1982年 電気通信大学電気通信学部 物理工学科卒業
1984年 電気通信大学電気通信学研究科 物理工学専攻 修了
2001年 工学博士(電気通信大学、博乙第66号)
[職 歴]
1984年~2002年 ㈱日立製作所
2003年~2004年 三井物産㈱(嘱託)
2005年~2013年 富士重工業㈱
2014年~現在 University Kuala Lumpur 日本人講師
[研究歴]
MIT方式(共鳴方式)wireless給電の電磁界理論による理論解析
電磁界理論によるLi-ion電池内部探査技術の開発
干渉除去装置などの確率過程論を応用したディジタル信号処理(直交関数展開、部分空間法)
[所属学会]
自動車技術会 wireless給電システム部門委員会(2011年9月~)
[著 書]
『車載用LIBの急速充電性能・耐久性と市場』 CMCリサーチ(共著)
『EVに最適なバッテリーマネージメント技術と市場』CMCリサーチ(共著)
『リチウムイオン二次電池』 情報機構(共著)
セミナーの趣旨
従来の電池管理では、電池をブラックボックスと見なすことができた。しかしながら、HEV/EVのLi-ion電池では、エネルギ密度が飛躍的に高いので、従来のように、電池をブラックボックスと見なすことができず、電池の内部状態に応じた電池管理が必要となる。このためには、電気系技術者、電池系技術者、センサ系技術者の協力が欠かせないが、3者の協業をスムーズに進めることは、難しい。そこで、本セミナーでは、それぞれの観点からの技術的課題を明確化し、3者の協業を容易にする。
セミナー対象者
・新規にHEV/EVのLi-ion電池管理の開発に携わる電気系の技術者
・Li-ion電池の性能評価担当者
・Li-ion電池に対するセンサ開発担当者
・HEV/EVへの応用に興味のある電池系技術者
セミナーで得られる知識
① Li-ion電池では、なぜ、電池管理が技術的に難しいのか、その理由。
② Li-ion電池における容量劣化の主要メカニズム
③ Li-ion電池の容量劣化に関するKPI (Key Performance Indicator)と加速度試験
④ 電池管理の上から、Li-ion電池に望まれるセンサ技術
プログラム
※ 適宜休憩が入ります。
1.1 SOHとSOHの定義
1.2 自技会によるロードマップ
1.3 電池評価方法のあるべき姿
1.4 ミクロな視点とマクロな視点との関連性
2. Li-ion電池の特徴(Power and Energy Characteristics)
2.1 SOC-OCV特性
2.2 SOC-OCV特性のミクロ的要因
3. SOC評価の現状と課題
3.1 SOC推定方法と技術的課題
3.2 クーロンカウント法によるSOC推定
3.3カルマンフィルタによるSOC推定
4. SOH(容量劣化)に対する提言
4.1 従来の電気化学インピーダンス計測の問題点
4.2 アレーニウス型加速度試験の問題点
4.3 積層型劣化物質の検出方法/1kH信号によるSOH(容量劣化)のセンシング
4.4 熱力学ポテンシャルの変化によるSOH(容量劣化)推定法
5. 金属Liの析出(デンドライト型)への対応
5.1 金属Liの析出と安全性との関係
5.2 デンドライト型の金属Liの検出の原理
5.3 デンドライト型の金属Li検出センサの提案
6. おわりに
6.1 今後開発が望まれる項目
6.2 界面の温度計測技術
6.3 界面の加熱技術