* 本セミナーは開催済みです。再開催のご要望があれば、お知らせください。
CMCリサーチセミナー
開催日時:2018年6月15日(金)13:30~16:30
会 場:ちよだプラットフォームスクウェア 5F 503 → 会場へのアクセス
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-21
受 講 料:48,000円(税込) ※ 資料代含
* メルマガ登録者は 43,000円(税込)
* アカデミック価格は 25,000円(税込)
パンフレット
★ アカデミック価格:学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。
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講 師
向井孝志 氏 ATTACCATO合同会社
2002年~ 国立研究開発法人 産業技術総合研究所(リチウムイオン電池、ナトリウムイオン電池、ニッケル水素電池、水素吸蔵合金などの研究開発に従事)
2011年~ エクセルギー・パワー・システムズ㈱(水素電池、燃料電池、電池モジュールなどの研究開発に従事)
2014年~ ATTACCATO合同会社(特殊環境用蓄電池とバイオロギング用電源などの研究開発に従事)
【研究歴】
リチウムイオン電池、ナトリウムイオン電池、ニッケル水素電池、水素吸蔵合金など
【所属学会】
電気化学会、近畿化学協会、日本無機リン化学会
【書 籍】
1) 向井孝志, 山下直人, 池内勇太,坂本太地:「ポストリチウムに向けた革新的二次電池の材料開発」エヌ・ティー・エス(2018)
2) 向井孝志:「次世代電池用電極材料の高エネルギー密度、高出力化」技術情報協会(2017)
3) 向井孝志, 山下直人, 池内勇太, 坂本太地:Material stage, 17(5), pp.29-33 (2017)
4) 境哲男, 向井孝志: Material stage, 16(12),pp.53-56 (2017)
5) 向井孝志, 坂本太地, 柳田昌宏:「リチウムイオン電池~高容量化・特性改善に向けた部材設計アプローチと評価手法~」情報機構, pp.210-220 (2017)
6) 境哲男, 向井孝志: 「機能紙最前線~次世代機能紙とその垂直連携に向けて~」, pp.97-103, 機能紙研究会(2017)
7) 向井孝志, 山下直人, 池内勇太, 坂本太地, 境哲男, 柳田昌宏:「ゴム・エラストマーと資源・エネルギー」, pp.18-24 ゴムタイムス社(2016)
8) 向井孝志, 坂本太地, 境哲男, 柳田昌宏: WEB Journal, 12,pp.9-13 (2015)
9) 向井孝志, 池内勇太, 坂本太地, 柳田昌宏, 境哲男:工業材料, 63(12) pp.18-23 (2015)
10) 向井孝志, 池内勇太, 境哲男, 柳田昌宏: Energy Device, 3(1), pp.39-43 (2015)
11) 片岡理樹, 向井孝志, 境哲男:「ナトリウムイオン二次電池の開発と二次電池の市場展望」, pp.61-72, シーエムシー出版 (2015)
12) 向井孝志, 坂本太地,山野晃裕, 森下正典, 境哲男:「リチウムイオン電池活物質の開発と電極材料技術」, pp.269-311, サイエンス&テクノロジー, (2014)
セミナーの趣旨
バインダは、活物質や導電助剤、集電体などの電極材料の結合に用いられる。近年、負極ではスチレンブタジエンゴム(SBR)系の水系バインダが用いられるようになってきたが、正極では高電位で二重結合が酸化劣化されやすい問題がある。代表的なバインダであるポリフッ化ビニリデン(PVdF)は、水には溶解しないためスラリー溶媒としてN-メチル-2-ピロリドン(NMP)が必要となる。最近、NMPが与える環境負荷や人体への影響等が懸念され、環境付加の小さい様々な水系バインダが開発されている。
本講演では、各種のバインダを用いた電極特性と、水系スラリーの混練方法について取り上げ、水系バインダを用いた電極の特性と課題、そしてその対策方法について紹介する。
セミナー対象者
・ リチウムイオン電池の研究開発の従事者、管理者、初心者から中堅まで
・ 水系バインダを用いた電極特性について興味がある方
・ 電極スラリーの混合技術について興味がある方。
セミナーで得られる知識
・ 水系バインダの開発動向と課題
・ 水系バインダを用いた電極の特徴とスラリーの混合技術
・ 材料・部材、製造条件などの組み合わせ技術の重要性
・ 次世代材料の特徴と課題、用途展開
プログラム
※ 適宜休憩が入ります。
1. リチウムイオン電池の構成材料と製造工程
2. 正極用バインダの開発
2-1 酸化物系正極と中和技術
2-2 オリビン系正極と耐熱性バインダ
2-3 硫黄系正極と水系バインダ
2-4 水系バインダとスラリー混練技術
3. 負極用バインダの開発
3-1 水系バインダを用いた黒鉛系負極と釘刺し安全性
3-2 合金系負極と各種バインダ
3-3 無機系バインダを用いたシリコン系負極
4. 今後の展望