* 本セミナーは開催済みです。再開催のご要望があれば、お知らせください。
CMCリサーチセミナー
開催日時:2018年5月18日(金)10:30~16:30
会 場:ちよだプラットフォームスクウェア ミーティングルーム 5F 503
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-21 → 会場へのアクセス
受 講 料:50,000円(税込) ※ 昼食代、資料代含
* メルマガ登録者は 45,000円(税込)
* アカデミック価格は 15,000円(税込)
パンフレット
★ アカデミック価格:学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。
★ 【メルマガ会員特典】2 名以上同時申込で申込者全員メルマガ会員登録をしていただいた場合、2人目以降はメルマガ価格の半額です。
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講 師
倉地育夫 氏 ㈱ケンシュー 代表取締役 工学博士
1997年3月 名古屋大学工学部 合成化学科卒業
1979年3月 同大学院工学研究科 応用化学専攻 博士課程前期修了
1983年4月 科学技術庁無機材質研究所留学(1984年10月まで)
1992年9月 学位取得(工学博士;私立中部大学)
1979年4月 ブリヂストンタイヤ入社(現;ブリヂストン)
1984年11月 ブリヂストン研究開発本部復職
1991年9月 ブリヂストン退社
1991年 10月コニカ第四開発センター入社(主任研究員)
1993年4月 福井大学工学部客員教授
1993年11月 コニカ感材技術研究所主幹研究員
1998年6月 同社MG開発センター主幹研究員
2001年8月 同社中央研究所所長付主幹研究員
2005年8月 コニカミノルタビジネステクノロジーズ生産本部
生産技術センターデバイス技術部 第3デバイスグループリーダー
2008年10月 同社生産技術センターデバイス技術部担当部長
2009年4月 同社開発本部化製品開発センター機能部材開発部担当部長
2011年3月 コニカミノルタビジネステクノロジーズ定年退社(57歳)
2011年3月 ケンシュー設立代表取締役社長就任(現在に至る)
【受賞歴】
2000年5月 第32回日本化学工業協会技術特別賞受賞
2004年5月 写真学会ゼラチン賞受賞(その他ブリヂストンの超高純度βSiC半導体技術が日本化学会化学技術賞受賞
【活 動】
高分子学会代議員、高分子同友会開発部会世話人、日本化学会代議員、日本化学会産学交流委員会シンポジウム分科会主査、同委員長、日本化学会春季年会講演賞審査委員長など、共著多数
セミナーの趣旨
高分子の燃焼は急激に進行する酸化反応であり、実火災の科学的研究は困難である。それでも高分子の難燃化に関する形式知の蓄積が行われてきたが、未だ経験知に大きく依存する技術分野である。20 世紀末に多くの難燃化手法が開発され、ほとんどの高分子の難燃化が可能になったが、環境問題や経済性の視点では改良の余地が多く残っている。しかし、技術開発がほとんどやりつくされた印象のためか、ここ数年新技術が登場していない。本講演では高分子の難燃化技術の実務について解説するとともに、ノウハウゆえに類似セミナーで詳細が取り上げられてこなかった樹脂の混練技術について難燃化技術との関係を考察し、既存技術の実務における活用方法から新技術の指針まで示す。
セミナー対象者
製品開発にかかわる技術者全員。専門外でも可。初級から上級技術者まで
セミナーで得られる知識
高分子の難燃化技術に関する形式知と経験知
プロセシング(樹脂の混練技術)に関する経験知
プログラム
※ 適宜休憩が入ります。
1-1 高分子難燃化技術と私
1-2 材料の難燃化技術の歴史
1-3 難燃化技術が引き起こした社会問題
1-4 環境問題と難燃化技術
1-5 特許動向から見た難燃化技術
1-6 臭素系難燃剤
1-7 リン系難燃剤
2. 高分子の難燃化技術のツボを事例で解説
2-1 溶融型の事例
2-2 炭化促進型の事例
2-2-1 ホスファゼン変性軟質ポリウレタン
① 反応型難燃剤
② 難燃性評価技術
2-2-2 ホウ酸エステル変性軟質ポリウレタン
① 無機高分子生成による難燃化技術
② 難燃性解析技術
2-2-3 フェノール樹脂の一次構造と難燃性に与える影響
① 高分子の熱分解と難燃性
② 燃焼性に影響する高分子の一次構造
③ プロセシングの影響
3. プロセシングと難燃化技術
3-1 プロセシングと高分子の難燃性、パーコレーション転移
3-2 混練技術と高分子の難燃性
3-2-1 二軸混練機
3-2-2 混練ライン
3-2-3 カオス混合
4. まとめ
4.1 難燃性高分子の配合設計
4.2 その他の高分子難燃化技術
4.3 その他の高分子難燃性評価技術