* 本セミナーは開催済みです。再開催のご要望があれば、お知らせください。
CMCリサーチセミナー
開催日時:2017年12月7日(木)13:30~16:30
会 場:ちよだプラットフォームスクウェア 5F 503 → 会場へのアクセス
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-21
受 講 料:48,000円(税込) ※ 資料代含
* メルマガ登録者は 43,000円(税込)
* アカデミック価格は 15,000円(税込)
パンフレット
★ アカデミック価格:学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。
★ 【メルマガ会員特典】2 名以上同時申込で申込者全員メルマガ会員登録をしていただいた場合、2人目以降はメルマガ価格の半額です。
★ セミナーお申込み後のキャンセルは基本的にお受けしておりません。ご都合により出席できなくなった場合は代理の方がご出席ください。
講 師
齋藤継之 氏 東京大学大学院 農学生命科学研究科 准教授)
【講師経歴】
2003年 東京大学農学部卒
2008年 同大学大学院 農学生命科学研究科にて博士号取得。
博士課程時の2005年~2006年、フランスの植物高分子研究所に留学。
同大学工学系研究科の博士研究員を経て、2009年に農学生命科学研究科の助教に着任。
2012年~2013年 スウェー デン王立工科大学にて客員研究員。
2013年より現職。
【所属学会】
木材学会、セルロース学会、繊維学会、紙パルプ技術協会、アメリカ化学会
セミナーの趣旨
セルロースナノファイバー研究がより一層の加速を見せている。演者らは、TEMPO酸化と呼ばれる化学反応を用いて、直径約3ナノメートルのセルロースナノファイバーを孤立分散させることに世界で初めて成功している。本講演では、セルロースナノファイバーの調製法と構造について概説した後、分散性や強度、固有粘度等のナノファイバー1本の基本特性から、フィルムや多孔質等のナノファイバー集積体の物性へと進み、他素材との複合化及び界面制御、現状の課題とその対策案も交えて、セルロースナノファイバー研究の要点を紹介していく。
セミナーで得られる知識
セルロースナノファイバーの調製法、構造、基本特性、表面・配列・集積制御、複合化、応用事例、現状の課題と対策
プログラム
※ 適宜休憩が入ります。
1-1.セルロースの構造
1-2.セルロースミクロフィブリルの特性
1-3.TEMPO酸化によるセルロースの改質、反応条件と改質物の構造
2. ナノセルロースへの展開
2-1.セルロースナノファイバーの調製と分散メカニズム
2-2.分散性、表面電荷、長さの制御
2-3.キチンへの応用、キチンナノファイバーの調製
3. ナノセルロースの基礎物性
3-1.セルロースナノファイバーの強度解析
3-2.セルロースナノファイバーの粘度解析
3-3.セルロースナノファイバーの配列及び集積制御、分散液から各種固体へ(フィルム、エアロゲル、フォーム)
4. ナノセルロースの複合化
4-1.プラスチックとの複合化、界面設計、補強性フィラーとしてのポテンシャル
4-2.無機ナノ粒子との複合化、各種機能性の発現、担体としてのポテンシャル
4-3.その他の複合化事例
5. ナノセルロースの課題と対策
5-1.熱分解
5-2.成形性
5-3.耐水性