化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

 
* 本セミナーは開催済みです。再開催のご要望があれば、お知らせください。

        再開催を希望   

CMCリサーチセミナー

       開催日時:2017年7月12日(水)13:30~16:30 
       会  場:ちよだプラットフォームスクウェア 5F 501会議室  → 会場へのアクセス 
            〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-21
       受 講 料:49,000円(税込) ※ 資料代含
             * メルマガ登録者は 44,000円(税込)
             * アカデミック価格は 35,000円(税込)
            パンフレット
 
 ★ アカデミック価格:学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。
 ★ 2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合2人目は無料です。
 ★ セミナーお申込み後のキャンセルは基本的にお受けしておりません。ご都合により出席できなくなった場合は代理の方がご出席ください。
 

セミナーの趣旨

 人工知能(AI)、ビッグデータ(BD)が注目を集めており、応用分野がますます広がっている。厚生労働省関連では、保健医療分野におけるICT活用推進懇談会から、次世代型保険医療システムへの提言もなされている。
 今回のセミナーでは、「テクノロジー・ロードマップ 2016-2025 【ICT融合新産業編】」(日経BP未来研究所)の監修者、執筆者であり、IT、AI、BD関連分野での経験・知見が豊富でかつ認知機能検査サービスにも携わっておられる(株)ビジネス工房 代表取締役 緒方真一氏に、医療・ヘルスケア分野での、AIおよびBDの活用動向について幅広い観点でお話いただく。
 また、医療・製薬・農業などのライフサイエンス研究領域の画像解析ソフトウェア・システムの研究開発に強みを持つ大学発ベンチャー、エルピクセル株式会社 創業者/代表取締役 島原 佑基氏には、画像診断システムにどのように人工知能が活用できるのかについて、基礎的なお話から、開発中の独自の人工知能を活用した医療画像診断支援システム(Eirl:エイル)の動向までをお話いただく。

セミナー対象者

 人工知能およびビッグデータの技術者・研究者
 人工知能およびビッグデータに関連する技術の技術企画、研究企画など企画部門の方
 人工知能およびビッグデータに関連する技術に関心のある経営企画部門の方

セミナーで得られる知識

 1) 医療・ヘルスケアでの人工知能、ビッグデータの動向、今後の事業展開に向けての課題
 2) ライフサイエンス領域における画像解析の市場動向。人工知能技術の動向。

プログラム

講演1.
医療・ヘルスケア分野での、人工知能およびビッグデータの活用動向
13:30~14:55
(質疑応答含)
講 演: 緒方真一 氏  ㈱ビジネス工房 代表取締役
【セミナー概要】  医療・ヘルスケア分野においても、人工知能とビッグデータの活用が進んでいます。しかし、この分野特有の課題や障害も多くあり、必ずしも期待通りとは言えないようです。国内外、特に海外での医療・ヘルスケア分野での人工知能/ビッグデータの活用動向を整理し、普及に向けての課題や今後の取り組み方について、これまでの関連プロジェクトでの経験に基づいてお話します。
【講師略歴】  IT関連分野での新規事業支援を中心としたコンサルティングに従事。新規事業開発における様々な課題解決を行う実践的なコンサルティングを志向。
 京都大学理学部(数学)卒業後、日本オリベッティ㈱(現NTTデータ ジェトロニクス㈱)、SRIインターナショナル東アジア本部、及び㈱SRIコンサルティングを経て、1999年に㈱ビジネス工房を設立し現在に至る。近年は、機械学習やビッグデータ関連のプロジェクトに数多く参画。人工知能ビジネス創出協会(AIB協会)の会員。
 主要な著書・論文には「テクノロジー・ロードマップ 2016-2025 【ICT融合新作業編】」(執筆・監修、日経BP社)、「日本型リエンジニアリング:実践事例集」(共著/アーバン・プロデュース)、「マクロ・プロジェクトの成功と失敗」(共著/内田老鶴圃)、「戦略マーケッターのデータ活用術」(日経BP社)ほか
【講演プログラム】 1.医療・ヘルスケア分野でのAI/BDの活用領域
2.日本国内での動向
3.海外での動向
4.医療・健康分野での活用における課題
5.AI/BDが医療・健康業界にもたらす変化
【講師から】  医療・ヘルスケアでの人工知能、ビッグデータの活用で、日本は世界に遅れているといわれています。今後の事業展開に向けては幅広い視点が必要で、出来るだけ現場に即したお話をしたいと思います。
 
講演2.
人工知能を活用した医療画像診断支援システムと製薬研究
 
15:05~16:30
(質疑応答含)
講 演: 島原佑基 氏  エルピクセル㈱ 創業者/代表取締役(CEO)
【セミナー概要】  エルピクセルは、ライフサイエンス領域における画像解析・人工知能に強みをもつ東大発ベンチャー企業です。物理・化学・生物(ライフサイエンス)の中で機械化が最も遅れている生物・ライフサイエンス(医療・製薬・農業など)分野で増え続けるデータを解析することで、新しい産業が生まれようとしています。同社の研究開発、製品を例に挙げつつ、医療診断、製薬研究に与えるインパクトをご紹介します。
【講師略歴】  東京大学大学院修士(生命科学)。大学ではMITで行われる合成生物学の大会iGEMに出場(銅賞)。
 研究テーマは人工光合成、のちに細胞小器官の画像解析とシミュレーション。
 グリー㈱に入社し、事業戦略本部、のちに人事戦略部門に従事。他IT企業では海外事業開発部にて欧米・アジアの各社との業務提携契約等を推進。2014年3月に研究室のメンバー3名でエルピクセル㈱創業。
 現在、ライフサイエンス領域における画像解析システムの研究開発をはじめ、研究者教育にも力を入れている。”始動 Next Innovator 2015(経済産業省)”シリコンバレー派遣選抜。”Forbes 30 Under 30 Asia(2017)”Healthcare & Science部門のTopに選ばれ、Forbes Asia (May 2017)の表紙を飾る。
【講演プログラム】
1.会社概要

2.人工知能概要
 何故、急に人工知能がトレンドになったか
  ・人工知能の医療応用について
  ・日本、世界での取り組み
 技術概要
  ・機械学習
  ・ニューラルネット
  ・ディープラーニング

3.人工知能を活用した医療画像診断支援システム
 能動学習を活用した国立がん研究センターとの取り組み
 未破裂脳動脈瘤検知ソフトウェア
 病理画像診断支援ソフトウェア
 医療機器申請への取り組み
 事業化にあたって必要なこと
  ・臨床研究等のとりくみ
  ・各種規制対応

4.人工知能を活用した再生医療への取り組み
 国家プロジェクトの取り組み
 東レエンジニアリング社との提携
 人工知能を活用した製薬研究支援
 画像処理教育の重要性
 システムの重要性
 ライフサイエンス画像解析クラウド”IMACEL”について
 

【講師から】  一般の方にわかりやすく説明いたします。ライフサイエンス、人工知能、画像解析などに知見がなくとも、ご興味がある方は是非御参加ください。