* 本セミナーは開催済みです。再開催のご要望があれば、お知らせください。
CMCリサーチセミナー
開催日時:2017年6月2日(金)13:30~16:30
会 場:ちよだプラットフォームスクウェア 503会議室 → 会場へのアクセス
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-21
受 講 料:42,000円(税込) ※ 資料代含
* メルマガ登録者は 39,000円(税込)
* アカデミック価格は 35,000円(税込)
パンフレット
★ アカデミック価格:学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。
★ 2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合2人目は無料です。
講 師
八木 宏 氏 HyChemTechno技術士事務所 所長
【講師経歴】
1970年4月 千代田化工建設に入社。プロセス設計用ソフトウエアの開発に数年従事し、その後、国家プロジェクトである石炭液化、シェールオイルなどの開発R&Dプロジェクトに参画。エチレン、LNGを中心とする石油化学、天然ガスのプロセス設計業務などにも従事。
1977~1979年 マサチューセッツ工科大学ビジティングエンジニア、ASPENプロジェクトに参加。
2001年4月 日本鋼管(現、JFEホールディング)に移籍。ジメチルエーテルプロセス開発にエンジニアリングマネジャーとして従事。
2007年7月 フランス・トタル社東京事務所に移籍。科学技術本部技術顧問として産学連携、パリへの日本技術発信業務などに従事。
2013年1月に独立し、HyChemTechno技術士事務所開設。化学工学、プロセス関係のコンサルティング業務を実施、現在に至る。
【活 動】
技術士(化学部門/総合監理部門)、APEC/IPEA Professional Engineer、分離技術会フェロー(元会長)、化学工学会(前継続委員長)早稲田大学、神奈川工科大学非常勤講師
セミナーの趣旨
米国での水平掘削技術の開発および水圧破砕技術による網目状経路の掘削技術の開発により、多量に廉価なシェールガス・オイルがエネルギー市場に登場してきた。石油化学の原料となる天然ガス価格の低下は世界の石油化学産業に影響が出始め、米国では原料価格の低下で石油化学の新規の大型装置の建設ラッシュが見られる。一方、日本の石油化学産業でもシェールガス・オイルを視野に入れたグローバル戦略を加速的に進めることで、日本らしい石化コンビナートの再構築が求められている。幸いにも我が国には、独自プロセスの開発がされてきており、シェール革命に対してどのように組み込まれ、我が国の実力を発揮できるか注目されている。
セミナー参加対象者
米国でのシェールガスおよびオイル操業の現状を知りたい方、わが国への影響を懸念されている方など
セミナーで得られる知識
シェールガス・オイル操業の現状と化学品への展開、わが国石油化学産業への影響など
プログラム
※ 適宜休憩が入ります。
1.1 シェールガス、オイル賦存状況
1.2 シェールガス、オイルの掘削技術(水平掘削と水圧破砕技術)
1.3 世界のシェールガスの技術的回収可能資源量
1.4 米国内のシェールガス生産状況および予測
1.5 米国のシェールガスプレイヤー
1.6 シェールガス井の生産プロファイル
1.7 シェールガス掘削に伴う環境汚染の可能性
1.8 ウエットガス田の出現
1.9 シェールガス、オイル生産の見通し
2.シェールガスからのコンデンセイトの回収
2.1 シェールガス組成と精製
2.2 コンデンセイト回収プロセス
3.回収エタン利用によるエチレン製造
3.1 エタン熱分解エチレンプロセス
3.2 米国におけるエチレン生産能力製造計画
3.3 エチレンを出発物質とする化学物資
3.4 米国でのエチレン利用状況と将来予測
4.回収プロパン利用によるプロピレン製造
4.1 プロピレン脱水素プロセス
4.2 米国におけるプロピレン生産能力製造計画
4.3 プロピレンを出発物質とする化学物質
4.4 米国でのプロピレン利用状況と将来予測
5.我が国のエチレンからのプロピレン、ブタンジエン変換技術
5.1 エチレンの2量化によるブテンの製造
5.2 エチレンとブテンからのプロピレンの製造
5.3 エチレンからプロピレンへの直接製造
5.4 ブテンの脱水素によるブタジエンの製造
6.まとめ
6.1 我が国の石油化学産業のビジネスチャンス
6.2 技術立国としての日本