化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

 
* 本セミナーは開催済みです。再開催のご要望があれば、お知らせください。

        再開催を希望   

CMCリサーチセミナー

       開催日時:2017年6月20日(火)13:30~16:30 
       会  場:中央大学駿河台記念館 4階 480教室  → 会場へのアクセス 
            〒101-8324 東京都千代田区神田駿河台3-11-5
       受 講 料:42,000円(税込) ※ 資料代含
             * メルマガ登録者は 39,000円(税込)
             * アカデミック価格は 25,000円(税込)
            パンフレット
 
 ★ アカデミック価格:学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。
 ★ 2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合2人目は無料です。
 

講 師

 北原洋明 氏  テック・アンド・ビズ㈱ 代表取締役

【講師経歴】
 1978~1988年;日電アネルバ(現キヤノンアネルバ)にて主に半導体用スパッタ装置のプロセス開発に従事。顧客へのセールス活動、装置納入後のプロセス立ち上げ・プロセスサポートまでカバーする。
 1988~2000年;日本アイ・ビー・エムにて、TFT液晶パネルのプロセス開発および生産技術を担当。この間,第1世代から第3世代の液晶製造ラインの導入・立ち上げおよび次世代ラインの検討に携わる。
 2001~2002年;同社にて、高精細液晶ディスプレイのマーケティングに従事。
 2003~2006年;同社にて、液晶関連のソリューションビジネス、コンサルタント業務に携わる。
 2006年12月より、テック・アンド・ビズ㈱を立ち上げ、アジアをベースとしたFPDおよびグリーンデバイス関連の情報サービス活動、ビジネスマッチング等の活動を行っている。

セミナーの趣旨

 AppleのOLED採用の噂がきっかけで有機EL(OLED)に対する期待が急速に拡大し、業界全体が「OLEDシフト」の様相を呈している。このOLEDが目指すところは「フレキシブル」である。
 その特徴を活かした製品への期待が高まる一方で、技術的課題や製造上の課題などもまだ多い。これまでディスプレイの中心的存在であった液晶(LCD)でも、量子ドット(QD)の採用などで表示性能の進化がまだまだ続いており、ここ1~2年がディスプレイ産業の分岐点になるだろう。
 更には、「ポストOLED」と目されるQLED(Quantum-dot Light Emitting Diode)の開発も着々と進んでいる。そして、ディスプレイの技術と産業を180°方向転換するMicroLEDといった革新的な技術も出てきた。本セミナーでは、「ポストOLED」として注目され始めたQDとMicro-LEDにフォーカスを当てる。
 既存のLCDからOLEDへのシフトの背景や産業動向をベースにして、2020年代に向けた「ポストOLED」へ向かうディスプレイの技術と産業の展望を解説し、今後のディスプレイビジネスの戦略を立てて頂く為の情報とメッセージを提供する。

セミナーで得られる知識

 長期的視野でのディスプレイの技術と産業の動向

プログラム

  ※ 適宜休憩が入ります。

1.イントロ:ポストOLEDへの胎動
 1) Apple OLEDのインパクト:業界全体がOLEDシフトへ
 2) LCDの更なる進化:QDの登場と色域拡大競争
 3) Active Matrixの世界を変えるLED Display
 4) QDとMicro LEDが創る未来のディスプレイ

2.量子ドット(QD)の技術と産業
 1) QDの構造、 特徴をわかりやすく解説する
 2) LCDへの応用で先行するPL Mode
 3) OLED代替のQLEDを印刷法で実現するEL Mode
 4) QD材料メーカ各社の特徴とビジネス戦略
 5) QD普及のカギを握るCd問題
 6) SID、IDW国際会議などでの技術発表内容の詳細

3.Micro LEDの技術と産業
 1) LED Displayの構造と特徴:Active Matrix駆動からの脱却
 2) Small pitch LEDから始まった実用化
 3) Micro LEDへの進化:様々な構造とその特徴
 4) Micro LED開発に携わる企業・研究機関の技術と特徴
 5) Micro LEDの課題と今後の方向
 6) SID、IDW国際会議などでの技術発表内容の詳細

4.ポストOLEDを目指すディスプレイ産業の方向
 1) 中国のLCDとOLEDの巨大投資が引き起こす需給の不均衡
 2) QDとLEDのビジネスチャンス
 3) 部材~セットまでのサプライチェーンの行方
 4) 2020年代のディスプレイ技術と産業 
 
5.まとめ