~ ボッシュ製DC-DCコンバータを例に ~
* 本セミナーは開催済みです。再開催のご要望があれば、お知らせください。
CMCリサーチセミナー
開催日時:2017年4月21日(金)12:30~17:00
会 場:ちよだプラットフォームスクウェア 503会議室 → 会場へのアクセス
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-21
参 加 費:49,000円(税込) ※ 資料代含
* メルマガ登録者は 44,000円(税込)
* アカデミック価格は 35,000円(税込)
パンフレット
★ アカデミック価格:学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。
★ 2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合2人目は無料です。
講 師
山本真義 氏 / 島根大学大学院 総合理工学研究科 准教授・博士(工学)
【講師経歴】
2003年 山口大学大学院理工学研究科博士後期課程修了。
同年4月 サンケン電気㈱入社。
2006年4月 島根大学総合理工学部電子制御システム工学科講師
2011年4月 島根大学総合理工学部電子制御システム工学科准教授
2016年12月 名古屋大学未来材料・システム研究所未来エレクトロニクス集積研究センター客員准教授(兼任)
現在に至る。博士(工学)。
現在の研究は,ハイブリッドカー用電源(昇圧コンバータ,降圧コンバータ,三相インバータとそれらのディジタル制御化,IC化),電気自動車用充電システム,トンネル用LED照明システム,スイッチング電源におけるノイズ解析,非接触給電システム,新デバイス駆動回路等。
パワーエレクトロニクス学会,電気学会,IEEE会員。
【活動内容】
日本の大学研究室としては珍しく、共同研究企業は40社を超え、海外の完成車メーカーとも強いコネクションを持つ。産学連携活動を強力に推進しており、企業との共同特許出願数も多数。共同研究だけでなく、各企業の戦略コンサルタントも請け負い、技術顧問としての活動も幅広い。
セミナーの趣旨
今回は車載用48V電源システムにおけるDC-DCコンバータの最前線について紹介する。現在の車載用DC-DCコンバータにおける技術潮流を捉える視点からはじまり、具体的な回路手法、制御手法、並びに使用する半導体の選定方法等についても具体的な事例をベースに言及する。また、ボッシュ製DC-DCコンバータ(48V/12V)の分解解説を行い、使用されているパワー半導体、ドライブIC、各部材、受動素子について紹介する。その後、本DC-DCコンバータにおける予想される将来像についても掲示し、今後の技術課題を抽出、解説していく。また、最新の日産e-Powerやスズキのストロングハイブリッドシステムについても言及する。
セミナー対象者
電源設計者、車載用DC-DCコンバータ従事者
セミナーで得られる知識
最新のボッシュ製DC-DCコンバータの内部事情
プログラム
※ 適宜休憩が入ります。
1.1 従来車両と48V電源システム搭載車との違い
1.2 ストロングハイブリッド車と48V電源システム搭載車との違い
1.3 プラグインハイブリッド車と48V電源システム搭載車との違い
1.4 日産e-Powerと48V電源システム搭載車との違い
2 車載用48V電源システムの限界
2.1 48V電源システム車はいつまで販売可能か
2.2 48V 電源システム車はどの車種に適用可能か
2.3 スズキは48V電源システムではなくストロング化させたのは何故か
2.4 アウディとルノーの48V電源システムへの視点の違い
3 車載用DC-DCコンバータ最前線
3.1 車載用DC-DCコンバータの分類
3.2 燃料電池車用DC-DCコンバータ
3.3 ミライ(トヨタ)に搭載されたDC-DCコンバータ
3.4 クラリティ(ホンダ)に搭載されたDC-DCコンバータ
3.5 4代目プリウス(トヨタ)に搭載されたDC-DCコンバータ
4 48V電源システム車用DC-DCコンバータ
4.1 ボッシュ製DC-DCコンバータ概略
4.2 Continental 製DC-DCコンバータ概略
4.3 Hella製DC-DCコンバータ概略
5 ボッシュ製DC-DCコンバータの分解解説
5.1 DC-DCコンバータの内部構造
5.2 DC-DCコンバータに使用されるパワー半導体
5.3 DC-DCコンバータに使用されるキャパシタ
5.4 DC-DCコンバータに使用されるインダクタ
5.5 DC-DCコンバータに使用される制御手法
6 次世代パワー半導体の車載用DC-DCコンバータへの応用
6.1 熱対策技術
6.2 ノイズ対策技術
6.3 センサ技術
6.4 総括