* 本セミナーは開催済みです。再開催のご要望があれば、お知らせください。
CMCリサーチセミナー
開催日時:2016年12月2日(金)13:30~16:30
会 場:ちよだプラットフォームスクウェア 503会議室 → 会場へのアクセス
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-21
参 加 費:42,000円(税込) ※ 資料代含
* メルマガ登録者は 39,000円(税込)
* アカデミック価格は 25,000円(税込)
パンフレット
★ アカデミック価格:学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。
★ 2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合2人目は無料です。
講 師
鈴木敏幸 氏
ニッコールグループ㈱コスモステクニカルセンター執行役員、東京理科大学 客員教授
【講師経歴】
1976年 日本大学大学院 理工学研究科 修士課程修了。
1976~2009年 花王㈱にて長年化粧品の研究開発を担当。化粧品の開発を長年担当、2002年より同社パーソナルヘルスケア研究所長。2009~2011年エスエス製薬㈱取締役を経て、2011年4月より現職。
【活 動】
主な受賞:国際化粧品技術者会(IFSCCパリ大会)最優秀論文賞『液晶乳化』(1982年)、日本化学工業協会技術賞『合成セラミドの開発と化粧品への応用』(1992)、米国化粧品技術者会(SCC)最優秀論文賞『LiquidCrystalMake-upRemover』(1993年)、日本化学会化学技術賞『合成セラミドを主成分とする生体脂質類似皮膚化粧料の開発』(1993年)、国際化粧品技術者会(IFSCC横浜大会)優秀論文賞『細胞間脂質のマルチラメラエマルション』(1993年)など
著書:『エマルションの科学と実用乳化系の特性コントロール技術』(情報機構)
共著:『乳化技術と乳化剤の開発』(シーエムシー出版)『機能性乳化剤・乳化技術の進歩と応用展開』(シーエムシー出版)、『最新・界面活性剤応用技術』(シーエムシー出版)、『ゲルテクノロジー』(サイエンスフォーラム社)、『エマルションの新しい高安定化手法』(技術情報協会)、界面活性剤の機能創製・素材開発・応用技術(技術教育出版社)、『化粧品開発のための美容理論、処方/製剤、機能評価の実際』(技術教育出版社)ほか
セミナーの趣旨
化粧品の訴求と機能は、生活社会環境の変化と科学技術の進歩に対応して進化している。明確なコンセプトの設定と、それを保証する機能の発現、使用時の実感が不可欠である。本セミナーでは化粧品、トイレタリー製品の技術動向を概説したのち、処方技術をささえる「乳化・分散」「界面活性剤・液晶・ゲル」の基礎を解説する。さらに長年の実務経験から選んだ、「スキンケア、ベースメーク、クレンジング」におけるユニークな機能発現の具体例と処方技術を紹介する。
セミナー対象者
化粧品、トイレタリーおよび関連素材開発企業の技術者、商品開発部門担当者、製造門の技術者(初級~中級)
セミナーで得られる知識
1 化粧品、トイレタリー関連技術・訴求・素材の変遷と動向
2 乳化、分散、界面活性剤、ゲル、液晶の基礎知識と応用技術
3 処方の組み方と機能賦与の方法
4 実用場面でのトラブル例と対処法
プログラム
※ 適宜休憩が入ります。
1.1 生活社会環境の変化と市場動向、消費者の意識は?
1.2 科学技術の変化と訴求、素材、技術の変遷と動向は?
2 処方を支えるソフトマターと乳化・分散の基礎
2.1 化粧品に用いられるさまざまな製剤(スフとマター)
2.2 ここをおさえれば界面活性剤が理解できる
2.3 両親媒性分子がつくる会合体:ミセル、液晶、ベシクル/リポソーム
2.4 エマルションの基礎:生成と安定化、ナノエマルションとマイクロエマルション
2.5 化粧品エマルションの処方構成とその読み方
3 フォーミュレーション技術と最適条件の見極め方
3.1 相図の読み方と使い方:界面活性剤の性能を知る、最適乳化・可溶化条件を選ぶ
3.2 ナノエマルションと高内相ゲルエマルション:液晶、D相マイクロエマルションの応用
3.3 注目のαゲル製剤:液晶との違い、安定化の方法
4 機能性化粧品の処方技術
4.1 皮膚、毛髪を守るための乳化・分散技術
4.1.1 皮膚、毛髪の構造とスキンケア/ヘアケアの基本
4.1.2 生体類縁脂質(セラミドやリン脂質)を用いたマルチラメラ型エマルション
4.2 メークアップ、UV化粧品における皮膚親和技術
4.2.1 ベースメーク、UV化粧品における使い心地と持続性の両立
4.2.2 うるおい、ツヤ持続口紅における分散技術
4.3 生活環境、メイクトレンドから生まれたクレンジング料
4.3.1 自己乳化型液晶ジェルと両連続(bicontinuous)マイクロエマルション