~ MOFを使ったガス貯蔵・分離/高分子の認識と分離 /その他の機能開発の例~
★MOFの一般的な特徴や利用法からMOF関連の産業や分離技術の最先端まで解説します!
こちらは 6月24日(月)実施WEBセミナー のアーカイブ(録画)配信です。【視聴期間:6月25日(火)~7月2日(火)】 期間中何度でもご視聴いただけます。
R&D支援センターウェビナー【アーカイブ配信】のご案内
配信開始日:2024年6月25日(火)
配信終了日:2024年7月2日(火)
参 加 費:49,500円(税込)
備 考
・ こちらは 6/24(月)実施WEBセミナー のアーカイブ(録画)配信です。【視聴期間:6月25日(火)~7月2日(火)】 期間中何度でもご視聴いただけます。
・ 配信開始日までにセミナー資料(PDF形式)、閲覧用URL(※ データの編集は行っておりません)をお送りします。
・ セミナー資料の無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
講 師
東京大学 大学院工学系研究科 准教授 博士(工学)
細野 暢彦 氏
【ご専門】
多孔性材料、金属錯体、高分子化学
受講対象・レベル
・多孔性材料に関する研究開発の初心者
・ナノ材料、高分子材料の研究者、開発者
・様々な物質の分離について検討している方
・電池材料、反応場・触媒等の研究者 など
必要な予備知識
特別な予備知識は必要ありませんが、有機物や錯体化合物に関する一般的な化学の知識と用語を用いて基礎から解説いたします。
習得できる知識
・MOFの一般的な特徴について知ることができる。
・MOFの設計・合成・評価の方法を具体的に知ることができる。
・MOFの利用方法について実際の例をもとに知ることができる。
・MOF関連の産業について知ることができる。
・MOFを利用したナノ材料、高分子材料の合成について知ることができる。
・MOFを利用した分離技術の最先端について知ることができる。
趣 旨
近年、新しい多孔性素材として注目されている金属有機構造体(Metal-Organic Framework:MOF、多孔性金属錯体または多孔性配位高分子とも呼ばれる)について、その背景や特徴、合成法・評価法といった基礎から最新の研究動向も含めて解説します。具体的には、ガス分離・貯蔵技術への利用、高分子化合物の分離材料としての利用、さらにはMOFを使った新しいナノ材料合成や高分子合成への利用に至るまで、幅広い応用例を取り上げます。レゴブロックのように自在に組み上げることができるMOF合成の実際や、利用に関するエッセンス・ノウハウを知りたいとう方、何から始めたらよいか考えている方にわかりやすくご説明します。
プログラム
1.1 多孔性材料について
1.2 Metal-Organic Framework (MOF)
1.3 MOFの特徴
1.4 MOFの一般的な合成法
1.5 配位子の設計
1.6 MOFの構造・物性データベース
1.7 MOFの一般的な物理特性・化学特性
1.8 およその製造価格
1.9 MOFに関する研究開発の世界情勢と企業の取り組みなど
2 MOFを使ったガス貯蔵・分離
2.1 MOFのガス吸着特性
2.2 MOFによるガス貯蔵
2.3 MOFによるガス分離
2.4 「柔軟な」MOFによるガスの分離
2.5 MOFを使ったガス分離技術の実際
3 MOFを使った高分子の認識と分離
3.1 MOFへの高分子の吸着
3.2 高分子の認識と分離
3.3 MOFカラムによる高分子分離例
4 MOFを使ったその他の機能開発の例
4.1 分子センシング
4.2 導電性
4.3 イオン・プロトン伝導性
4.4 バイオ関連化学への応用
4.5 ガス分離膜への応用
4.6 MOFを用いたクロマトグラフィ分離
4.7 MOFのナノ空間を使った反応・合成
4.8 MOFのナノ空間を使った高分子合成・制御
4.9 MOFと高分子の複合による新機能材料