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☆バイオフィルムや微生物付着にお困りの方必見です!
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こちらは 6/19実施WEBセミナー のアーカイブ(録画)配信です。【視聴期間:6月21日(金)~6月27日(木)】 期間中何度でもご視聴いただけます。

R&D支援センターウェビナー【アーカイブ配信】

       配信開始日:2024年6月21日(金)
       配信終了日:2024年6月27日(木)
       参 加 費:49,500円(税込)

備 考

こちらは 6/19実施WEBセミナー のアーカイブ(録画)配信です。【視聴期間:6月21日(金)~6月27日(木)】 期間中何度でもご視聴いただけます。
・ セミナー資料と視聴用URLをメールでお送りします。
セミナー資料の無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。

講 師

静岡大学 学術院 工学領域 化学バイオ工学系列 准教授
田代 陽介 氏

<ご専門>
生物工学、環境微生物学

<ご略歴>
2008年 日本学術振興会特別研究員(筑波大学)
2009年 筑波大学大学院生命環境科学研究科博士課程修了 博士(農学)
2010年 北海道大学大学院工学研究院 博士研究員
2011年 日本学術振興会特別研究員(北海道大学、ケンブリッジ大学)
2013年 静岡大学大学院工学研究科 助教
2018年 静岡大学学術院工学領域 講師
2019-2023年 (兼)科学技術振興機構さきがけ
2023-2025年 (兼)英国オックスフォード大学生化学科 Academic Visitor
2024年 静岡大学学術院工学領域 准教授

趣 旨

 環境中において多くの微生物は固体表面に付着して、集団構造であるバイオフィルムを形成しています。水処理・食品分野でバイオフィルムは有効活用されている一方、細菌感染や虫歯、金属腐食、膜の目詰まりなどの弊害を及ぼしています。一旦細菌がバイオフィルムを作り出すとその除去が非常に困難であることから、その除去法ならびに形成制御法が今日求められています。本講演ではバイオフィルムの基礎的知見から最近の研究動向、さらにはその評価や除去の方法までを紹介します。バイオフィルムや微生物付着にお困りの方や、バイオフィルム研究を始めようと考えている方は、是非ご参加ください。

プログラム

1. バイオフィルムの基礎
 1-1バイオフィルムの歴史
    微生物の発見とバイオフィルム
 1-2バイオフィルムの特性
    バイオフィルムの種類
    浮遊細菌とバイオフィルム細菌の違い
 1-3バイオフィルムの構成成分
    タンパク質
    DNA
    多糖
    膜小胞
 1-4バイオフィルムの形成機構
    固体表面への付着
    バイオフィルムの発達
 1-5バイオフィルムにおける情報伝達機構
    クォラムセンシング
    遺伝子伝播
1-6バイオフィルム内における細菌の薬剤耐性
    薬剤耐性遺伝子の発現
    代謝の休止
  
2. 身の回りのバイオフィルム
2-1バイオフィルムの人体への影響
    日和見感染菌
    口腔細菌
 2-2食品とバイオフィルム
    食品発酵
    食品に付着する病原菌
    食品を腐敗させる細菌
 2-3水処理とバイオフィルム
    廃水処理
    膜分離活性汚泥法
    微生物保持担体
 2-4バイオフィルムによる金属腐食
    金属腐食を引き起こす細菌
 2-5生活環境におけるバイオフィルム
    浴室のバイオフィルム細菌
  
3. バイオフィルムの除去と形成防止・対策
 3-1物理学的方法
    物理的殺菌法
    物質表面特性
 3-2化学的方法
    消毒薬
    バイオフィルム阻害剤
 3-3生物学的方法
    酵素
    ファージ
  
4. バイオフィルムの評価・解析と研究アプローチ
 4-1バイオフィルムの菌種同定法
    群集構造解析
    アンプリコン解析
    質量分析
 4-2バイオフィルムの構成成分分析法
    細胞外マトリクスの分離
 4-3バイオフィルムの形成・除去の評価
    バイオフィルム形成装置
   定量法
   染色法
  観察方法