自動車の駆動源変遷と熱マネジメントおよび関連する材料についても解説!
※ 本セミナーはZOOMを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はございません。
R&D支援センターウェビナー
開催日時:2024年6月28日(金)10:30~16:30
開催場所:【WEB限定セミナー】※ 会社やご自宅でご受講ください。
参 加 費:55,000円(税込)
定 員
30名
備 考
資料付き【郵送いたします】
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無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
講 師
元カルソニックカンセイ㈱ 環境技術開発グループ シニアエキスパートエンジニア
原 潤一郎 氏
【略歴】
1981年 日産自動車㈱ 空調関係の開発(変動気流による快適性研究、電気自動車用ヒートポンプエアコン、車室内熱流 れの CFD 解析)
1995年 カルソニックカンセイ㈱ 空調関係およびエンジン冷却関係の開発(CO2冷媒エアコンの開発、電気自動車用 エアコンの開発、統合熱交換器モジュールの開発、縦渦発生型フィン(VG-FIN)搭載の小型 EGR クーラの開発)、シニアエキスパートエンジニア
習得できる知識
・次世代の自動車(電動化車両+自動運転)に必要な熱マネジメント技術
・それに必要な要素・材料技術
趣 旨
欧州での環境問題の高まりから,自動車の駆動源が電動化に大きく移行しようとしています。一方,ロシアによるウクライナ侵攻,それにともなうエネルギー問題,そして米国でのトランプ政権復活の可能性などから,電気自動車への移行は,始まったものの,ふたたび頓挫する可能性が出てきています。このため,次世代自動車の駆動源について,広範に捉えるとともに,その熱マネジメント技術について開発することが求められています。
車両電動化は紆余曲折しそうですが,確実に実現に向かっているのは,自動運転です。完全な自動運転は,当分,難しいものの,高速道路などでの自動運転はすでに実現してきています。自動運転化では,その技術よりも,搭乗者のメリットを最大限にすることが重要です。つまり自動運転のあいだを,いかに快適に過ごすかが差別化ポイントです。本セミナーでは,自動運転の快適性向上に関わる熱マネジメント技術についても解説をおこないます。
プログラム
1-1 方式と現行空調システムとの比較
1-2 低外気温への対応
1-3 テスラ,BYDのヒートポンプサイクル
1-4 ヒートポンプサイクルの優劣比較
1-5 マルチコントロールバルブ(オクトバルブなど)
1-6 デンソーの水流れ切り換え型ヒートポンプ
1-7 急速充電対応
1-8 廃熱利用の可能性は
1-9 ヒートポンプとその課題
1-10 ハイブリッド車用エアコン
1-11 PHEV(プラグインハイブリッド車)用エアコン
2.エアコンシステムの改善
2-1 空調シート
2-2 内部熱交換器
2-3 換気熱回収
2-4 デシカント空調
2-5 CO2冷媒によるエアコン
2-6 空調快適性
2-7 温冷感
2-8 人体温熱快適性からみた最適加熱部位
3.駆動用電池の温度管理
3-1 電池の温度管理と寿命
3-2 事前冷却
3-3 温度管理例
3-4 理想的な温度管理方法
3-5 部材と材料
3-6 今後の電池への対応
3-7 全固体電池の場合
4.自動運転の熱マネジメント
4-1 自動運転化に伴う課題
4-2 自動運転車における差別化技術と求められる技術・材料
5.空調システムの変化による部品,内装材の動向
5-1 ガラス・調光ガラス
5-2 断熱材
5-3 真空断熱材
5-4 フィルムヒーター
5-5 遮熱塗装,事前空調
6.今後の自動車用冷却系と熱交換器
6-1 熱交換器の変遷
6-2 モーター,インバーター系
6-3 水冷インタークーラーの目的
6-4 蓄冷エバポレーターの採用と採用廃止
6-5 水冷コンデンサーの目的
6-6 空調系
7.電動車の駆動モーターとインバーターの冷却
8.新しい冷却方式
8-1 沸騰冷却
8-2 磁気冷凍
9.(古典的な)熱マネジメント
9-1 自動車の排熱一覧と課題
9-2 排熱回収/蓄熱システムおよび蓄熱材料
9-3 ケミカルヒートポンプ
9-4 熱電素子
9-5 熱負荷軽減