化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

※ オンライン会議アプリZoomを使ったWEBセミナーです。ご自宅や職場のPCで受講できます。

R&D支援センターウェビナー

       開催日時:2024年6月17日(月)10:30~16:30
       開催場所:【WEB限定セミナー】※ 会社やご自宅でご受講ください。
       参 加 費:55,000円(税込)

定 員

 30名

備 考

・本セミナーは「Zoom」を使ったWEB配信セミナーです。

【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
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2)セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。Zoom WEBセミナーのはじめかたについては こちら をご覧ください。
3)開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。

・セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。
 無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。

講 師

 MIYASAKA Lab.(腐食防食コンサルティング)  宮坂 松甫 氏

《専門》
 腐食防食

《略歴》
 1972年 東北大学工学部金属工学科卒業
 1972年 ㈱荏原製作所入社、同中央研究所配属
 (以後、一貫して腐食防食の研究に従事)
 1984年 ㈱荏原総合研究所出向
 2004年 ㈱荏原製作所理事
 2005年 ㈱荏原総合研究所代表取締役専務
 2010年 ㈱荏原製作所風水力機械カンパニー(海外営業および研究開発部門を兼務)
 2017年 ㈱荏原製作所退職、以後現職
 2005〜2009年度 北海道大学客員教授
 2009〜2016年度 早稲田大学各務記念材料技術研究所招聘研究員

《学協会活動・受賞歴》
 (社)腐食防食協会/現 (公社)腐食防食学会:副会長、理事、監事、関東支部長、論文賞、技術賞、協会賞、功績賞、名誉会員

《著書》
 青木 繁, 天谷賢治, 宮坂松甫: 境界要素法による腐食防食問題の解析, 裳華房 (1998)
 宮坂松甫, 異種金属接触腐食の機構、事例と対策技術」, ㈱R&D支援センター (2020)

趣 旨

 様々な機器・構造物では、各部品・部分に要求される機能に応じて材料が選ばれ、複数の異なった材料が組み合わされて使用される場合が多い。これらの機器・構造物が腐食環境に曝されると異種金属接触腐食(ガルバニック腐食)による被害を受けることがある。異種金属接触腐食は、腐食の速度を大幅に加速するので、確実な防止対策が必要である。異種金属接触腐食は、海水、淡水など水溶液環境だけでなく、最近では、大気環境で使用される自動車、航空機などでも、軽量化・マルチマテリアル化を背景に、問題となっている。
 本セミナーでは、異種金属接触腐食について、その機構、事例、および防止対策を、水溶液腐食の基礎に立ち返ってわかりやすく解説する。異種金属接触腐食は、犠牲陽極を用いたカソード防食と表裏一体の関係にあるので、カソード防食についても解説する。また、これらの挙動を、解析的に予測する技術とその適用事例を紹介する。

プログラム

1 異種金属接触腐食とは(概説)
  
2 各環境における問題点と異種金属接触腐食の事例

 2.1 海水環境
 2.2 淡水環境
 2.3 大気環境
  
3 水溶液腐食の基礎
 3.1 腐食反応の式
 3.2 皮膜の保護性と耐食性
 3.3 腐食形態
 3.4 分極曲線と腐食速度
 3.5 環境因子の影響
  
4 異種金属接触腐食の機構と予測
 4.1 異種金属接触腐食の機構
 4.2 カソード防食の利用法
 4.3 異種金属接触腐食の予測の考え方と問題点
  
5 数値解析技術の適用
 5.1 数値解析技術の必要性
 5.2 数値モデル化(支配方程式と境界条件)と境界要素法による解法
 5.3 解析プログラムの開発と検証
 5.4 実機ポンプへの適用例
  
6 異種金属接触腐食の対策技術
 6.1 適切な材料選択
 6.2 カソード/アノード面積比の縮小
 6.3 液間抵抗の低減または絶縁
 6.4 その他の対策
 6.5 異種金属接触腐食対策のまとめ
  
【質疑応答】
  

スケジュール

 10:30~11:50 講義1
 11:50~12:40 昼食
 12:40~13:50 講義2
 13:50~14:00 休憩
 14:00~15:10 講義3
 15:10~15:20 休憩
 15:20~16:30 講義4
※ 進行によって、多少前後する可能性がございます。
※ 質問は随時チャット形式で受け付けます。休憩前と最後に音声でも可能です。