* 本ウェビナーは開催済みです。再開催のご要望があれば、お知らせください。
CMCリサーチウェビナー【ライブ配信】
開催日時:2024年6月27日(木)13:30~16:30
受 講 料:44,000円(税込) * 資料付
*メルマガ登録者 39,600円(税込)
*アカデミック価格 26,400円(税込)
パンフレット
※ 当該セミナーは、会場でのセミナーとライブ配信のウェビナー(オンラインセミナー)のハイブリッドです。 → セミナーのご案内
※ 本セミナーは、当日ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
お申し込み前に、下記リンクから視聴環境をご確認ください。
→ https://zoom.us/test
★ アカデミック価格:学校教育法にて規定された国、地方公共団体および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。
★【メルマガ会員特典】2名以上同時申込かつ申込者全員メルマガ会員登録をしていただいた場合、1名あたりの参加費がメルマガ会員価格の半額となります。
★ お申込み後のキャンセルは基本的にお受けしておりません。ご都合により出席できなくなった場合は代理の方がご出席ください。
講 師
室井 髙城 氏 アイシーラボ代表
1968年 福島高専工業化学科 卒業後, 住友金属鉱山㈱ 入社
1969年 エヌ・イーケムキャット㈱ 出向
1982年 Engelhard プロセスのライセンシング カスタム触媒グループリーダー
1998年 化学触媒事業部長
2002年 事業開発部長(燃料電池・ポリオレフィン触媒)
2003年 執行役員 事業開発担当
2005年 執行役員 化学触媒担当
2006年 触媒学会 副会長、早稲田大学 招聘研究員
2007年 エヌ・イーケムキャット 常勤顧問、神奈川大学 非常勤講師
2008年 アイシーラボ設立、BASF ジャパン 主席顧問
2009年 日本ガス合成 執行役員
2014年 NEDO 戦略センター 環境・化学ユニット 客員フェロー
[表 彰]
2005年 触媒学会 功績賞
[著 書]
2003年「工業貴金属触媒」JITE社
2008年「工業触媒の劣化対策と再生、活用ノウハウ」S&T社
2010年「エネルギー触媒技術」監修 S&T社
2013年「新しいプロピレン製造プロセス」監修 S&T出版
2013年「工業触媒の最新動向」シーエムシー出版
2013年「シェールガス・オイル革命の石油化学への影響」S&T出版
2014年「シェールガス革命“第二の衝撃”日刊工業新聞社
2019年「触媒からみる二酸化炭素削減対策 2019」シーエムシー・リサーチ
2020年「触媒からみる二酸化炭素削減対策 2020」シーエムシー・リサーチ
2020年「廃プラスチック問題の現状および解決のための最新技術と展望」共著, シーエムシー・リサーチ
2021年「触媒からみる炭素循環(カーボンリサイクル)技術 2021」シーエムシー・リサーチ
2021年「プラスチックリサイクル-世界の規制と対策・要素技術開発の動向と市場展望」共著, サイエンス&テクノロジー
2022年「カーボンニュートラルを目指す最新の触媒技術」監修, シーエムシー・リサーチ
2022年「カーボンニュートラルのためのグリーン燃料と化学品」シーエムシー・リサーチ
2023年「グリーン燃料とグリーン化学品製造―技術開発動向とコストー」サイエンス&テクノロジー
セミナーの趣旨
ようやく日本でもプラスチックのケミカルリサイクルが具体化してきた。廃プラスチックは燃やさない、埋め立て無いが原則である。PETボトルはボトルtoボトルのリサイクルが進んできたが、ポリエチレンやポリプロピレンは未だリサイクルされていない。欧米では液化してナフサとしてクラッカーでエチレン、プロピレンとしての回収が始まった。又、廃プラを直接接触分解して軽質オレフィンとして回収する技術も開発されている。食品残渣などの夾雑した廃プラを含む都市ゴミはガス化してメタノールやエタノール、更に、SAF(航空燃料)の製造も行われるようになってきた。これらのケミカルリサイクルプロセスには、工業触媒が重要な役割を果たしている。欧米を含むプラスチックのケミカルリサイクル技術の最新動向を紹介すると同時に、今後の日本でのプラスチックリサイクルビジネスの可能性についても言及する。
セミナー対象者
プラスチックのリサイクルに興味を持っている技術者
プラスチックのケミカルリサイクルビジネスに興味のある人
セミナーで得られる知識
1) 世界及び日本の廃プラ対策
2) 廃プラの分別技術
3) 廃プラのケミカルリサイクル技術
4) 都市ゴミの有効利用
プログラム
※ 適宜休憩が入ります。
1.1 海外の廃プラスチックの規制動向
1.2 日本の廃プラスチック規制
2. プラスチックのリサイクル
2.1 廃プラの分別技術 (Tomura, プラニック, etc.)
2.2 プラスチックのダウンサイクル
2.3 プラスチックの水平リサイクル
PEボトルtoボトル(EREMA),
ポリプロピレン(PureCycle),
ポリスチレン(Agilyx)
2.4 プラスチックのケミカルリサイクル
ポリスチレン, MMA, ナイロン, ポリ乳酸
2.5 PETのケミカルリサイクル
ボトルtoボトル, 繊維to繊維
PETの解重合によるケミカルリサイクル
2.6 フィルムの脱インキ
2.7 廃タイヤのリサイクル
3. 廃プラスチックの熱分解試験方法
パイロライザー
4. 廃プラの液化
4.1 廃プラから燃料油の合成
4.2 廃プラ分解油から塩素. 硫黄除去
4.3 廃プラからナフサの製造
4.4 海外化学会社動向
BASF, Dow, Shell, LyondellBasell, インドラマ(タイ), SK(韓国)
4.5 日本のケミカルリサイクル動向
化学会社動向(三菱ケミカル G, 三井化学, 出光興産, 住友化学, etc.)
5. 廃プラから化学品の合成
軽質オレフィン, 芳香族の製造
6. 廃プラのガス化
6.1 廃プラのガス化による合成ガスの製造
6.2 廃プラ合成ガスの精製
6.3 廃プラ合成ガスから水素の製造
6.4 廃プラ合成ガスからアンモニアの合成
6.5 廃プラ合成ガスから燃料の合成
メタン, ガソリン, ディーゼル燃料
6.6 廃プラ合成ガスから化学品の合成
メタノール, エタノール, エチレンの合成
Enerkem, LanzaTech, 積水化学
6.7 廃プラ含有都市ごみから航空燃料の製造
Fulcrum, LanzaJet, Shell
7. 廃プラのケミカルリサイクルビジネスの展望
7.1 都市ごみ焼却との組み合わせ
7.2 廃プラケミカルリサイクルビジネスの展望