化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

§1 信頼性の基礎と寿命を見極めるための加速試験
§2 効率的な信頼性加速試験の進め方と試験結果の活用

 
※ オンライン会議アプリZoomを使ったWEBセミナーです。ご自宅や職場のノートPCで受講できます。

R&D支援センターウェビナーのご案内

       開催日時:2024年6月27日(木)10:00~16:00
       開催場所:【WEB限定セミナー】※ 会社やご自宅でご受講ください。
       参 加 費:55,000円(税込)

持参物

受講にはWindowsPCを推奨しております。
タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。

備 考

・本セミナーは「Zoom」を使ったWEB配信セミナーです。

【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
1)Zoomを使用されたことがない方は、 こちら からミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
2)セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。Zoom WEBセミナーのはじめかたについては こちら をご覧ください。
3)開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。

・セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。
 無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
 
お申し込み受付中

申込方法

 下記のカートへの投入、あるいはFAX用紙にてお申込ください。

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講 師

第1講 M.A信頼性技術オフィス 代表  本山 晃 氏
 ・日本信頼性学会 関西支部顧問
 ・信頼性試験研究会、故障物性研究会
 ・2017-2020年度JAXA社外有識者委員
 ・2012-2015年度大阪大学大学院工学研究科 招聘教員 「電子回路の寿命予測」担当
 ・元 パナソニック(株) 解析センター 主幹
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第2講 三菱電機(株)姫路製作所 品質保証部 購入部品品質保証課  松岡 敏成 氏
 ・日本信頼性学会 評議委員,関西支部役員
 ・信頼性試験研究会主査

習得できる知識

・信頼性用語の理解
・今皆さんが実施している評価試験のサンプルサイズの意味
・市場で故障した時間の分布の意味(指数分布やワイブル分布)
・ワイブル分布の基礎
・加速試験の設定の仕方と加速式の導き方
・加速試験結果から市場使用環境での故障時間の推定の仕方
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・最尤推定法による寿命分布のパラメータ推定
・限界試験の進め方
・限界試験とステップストレス加速寿命試験 

趣 旨

<第1講>
 近年、様々な製品で小型化・省エネ化を求められています。その製品に搭載される部品や部材まで微細加工や超薄型化されています。一方、微細加工や薄膜素材の積層などでパターン間や素材間の電界強度が大きくなるため市場でのトラブル増加が懸念されます。これらのトラブルをなくすために設計段階からFMEA・FMEAや製品の信頼性試験などを用いて不良ゼロを目指した活動がなされていますが、市場トラブルがゼロになっているわけではありません。
 そこで、本セミナーでは高信頼性の製品を設計・評価するために、信頼性の基礎知識から信頼性加速試験の設定の仕方、特に製品の使われる環境での耐用寿命の推定の仕方を詳細に紹介します。

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<第2講>
 加速寿命試験をより効率よく進めるために、先に限界試験を実施して、故障メカニズムを変えることなく故障を顕在化させるストレスの破壊限界を調べる。その破壊限界よりも小さなストレスを定時間印加して、そこで故障がなければ徐々にストレスをステップアップしながら、破壊限界に至るまでの故障発生状況と印加時間の関係を調べる。得られた試験結果から、加速モデルを選択して、印加したストレスにおける市場の寿命を予測する。

プログラム

第1講 信頼性の基礎と寿命を見極めるための加速試験
(本山先生 10:00~12:30)
  
1.信頼性の基礎

 1-1.信頼性用語の解釈
 1-2.市場での故障数の分布
 1-3.市場での故障率や累積故障確率の分布
 1-4.信頼性解析によく用いる故障率、累積故障確率の分布
  
2.信頼性確保のための信頼性試験
 2-1.市場での故障数の分布に対応した信頼性試験
 2-2.初期故障に対応した信頼性試験
 2-3.偶発故障に対応した信頼性試験
 2-4.摩耗故障に対応した信頼性試験
  
3.手持ちサンプル15個で寿命目標をクリアする為の試験時間の設定
 3-1.寿命目標と加速試験条件
 3-2.故障0個の時のロット不良の割合を推定
 3-3.加速試験条件での寿命目標の特性寿命ηを設定
 3-4.目標をクリアする為の試験時間の推定
  
<参考資料>
 1. 電子部品・部位に対するいろいろな加速モデル
 2. ワイブル分布の成り立ちとパラメータMTTFの求め方
 3. 電子部品の故障解析事例(特にコンデンサ)
  
  
第2講 効率的な信頼性加速試験の進め方と試験結果の活用
(松岡先生 13:30~16:00)
  
1.最尤推定法

 1-1.一定ストレスの加速試験結果における寿命分布
 1-2.加速効果を考慮した寿命分布モデル
  
2.限界試験の進め方
 2-1.加速ストレスと試験条件
 2-2.加速モデルの例
   (1) 温度加速
   (2) 湿度加速
   (3) 温度サイクル加速
  
3.ステップストレス試験計画
 3-1.初期設定
 3-2.試験結果の一定ストレスへの換算
 3-3.加速モデルの選択と寿命推定
  

スケジュール

10:00~12:30 第1講
12:30~13:30 昼食休憩
13:30~16:00 第2講